私、ダイビングが趣味なので、実は紅海に今年も行く予定でした。出発日は6月29日。行き帰り共に、成田→イスタンブール、イスタンブール→カイロ、カイロ→シャルムエルシェイクという行程でした。
しかーし。29日当日、起きてすぐ文字通り飛び込んできた情報が「イスタンブールの空港で自爆テロ、死傷者多数」というニュース。「まじっすか」が最初のリアクション。当然その日の成田発は欠航に。30・31日はターキッシュとエジプトエアー、エクスペディアとの連絡で忙殺されました。結果、色々あって今回は断念しましたが。
実は元々は28日の便でイスタンブールへ向かうつもりでした。29日に切り替えたのは、いつもあるはずの移動時間の短い便どうしても見つからず、初めて追加料金を払って移動時間の短い便にしたのですが、それが29日しかなかったからでした。しかも最後の1枠でした。
追加料金高いなと思いつつ、移動時間が短いにこしたことはないので(それでも片道21時間ほどですが)、最後の1枠ということもあり、衝動的に29日にしたのでした。もし当初の予定通りだったら、テロの行われた正にその時間帯に、その場所に居合わせるところでした。アタテリュク空港は2度使ったことがあるので、どのあたりで爆破テロがあったかはよくわかります。すぐ近くにいた可能性は高かったと言えます。
危なかったなぁと。「運が悪ければ死んでいた」の具体性というかリアリティが今回は本当に高かったと後から気がつきました。今回は何故か「行かせようとしない」流れ的なものが渡航前・便の変更を試みたときなどにあり、虫の知らせ的なものが強かったのかな、なんて思っています。
まぁ、死んだ可能性はそこまで高くないとしても、怪我の可能性、便の変更、ホテルの手配などエジプト人、トルコ人と現地で色々交渉しなきゃいけなかった可能性を考えると、離陸直前の事故で本当についていたと思います。事故直後の空港に居合わせたエジプト在住の方のブログによると、大混乱は想像以上のものだったようです。
何事も紙一重だなと感じました。まぁホテル代は返ってきませんでしたが、飛行機代は交渉して全額返金になりました。無事が一番の成果でしょうか。そんなことがありました。