「3度目の」築地最後の初セリ。
すしざんまい、「7連覇」逃す!
論文は英作文の勉強に似ているところがあります。英作文は単語・熟語・文法などが知識としてあることが前提ですが、それだけでいきなり英作文が書けるようになるわけではありません。
ある程度「例文の暗記」が次のステップとしてあります。定型表現をある程度知らなければ問題が解けません。いわゆる論証なり論文問題集の復習は、この「定型表現の習得」に該当します。入門段階が終わりさえすれば、0からいきなり書けるようになるわけではありません。一定の表現を「真似ること」が必要です。そこから先は個人差が出てくるのは事実ですが、前提として踏まなければいけないステップです。そういう意味では、論文初期段階は復習がとても大切になってきます。
5月の短答まで4カ月半。まだ論文メインの勉強だとは思いますが、そろそろ少しずつ短答対策にも着手した方が良いと思います。
特に条文は「何回も繰り返して読むこと」が知識定着への一番の近道です。毎日短時間でもいいのでぱらぱらっと目に触れる機会を増やしていきましょう。
予備試験の場合は、民法、会社法、刑訴法あたりが難儀な科目になります。早めに着手して悪いことはないです。
本試験組の人は、やはり民法です。短答の負担が大きくないのでまだ焦る必要はありませんが、油断だけはしないようにしてください。毎年一定数の受験生が予想外にできなくて直前期にパニックになります。
あと、定期的に時間をはかって年度別に過去問題を解きましょう。何点取れているかで自分の力を確認しましょう。8割取れているかどうか。民法など得点源にすべき科目は8割程度で喜んでいる場合じゃありません。商法や刑訴で凹む可能性を考慮していますか?過信は禁物です。
年末に開催した4期説明会においてお話しした大きなテーマが「早期短答合格の重要性」です。
論文試験が天王山なので、普段の勉強は「論文対策」になりがちですし、これ自体は誤りではありません。しかし、基礎固めが十分でない状態で論文対策をしてもまるで効果がありません(ここ大事)。
例えていえば、短答は料理の材料・道具を揃えているかを確認する試験で、論文はその材料等を使って実際に料理をする試験です。当たり前のことですが、材料が足らなくては美味しい料理はいつまで経ってもできません。幾ら時間をかけようともです。この点をしっかり理解して欲しいと思います。
もちろん早めに論文対策に着手すべきですが、早すぎるのもいけません。まずは基礎固めをしっかりやりましょう。その達成目安が「短答合格」です。
新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
早いもので独立して4年目です。よりよいものを提供できるよう頑張ります。
「2018年は合格した年」と言えるよう、新年早々飛ばしていきましょう!
戌年!