心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

さりげない豊かさ

2007-08-10 | 季節もの


日本列島は連日猛暑。もう立秋というのに、まさに炎炎赫々。
改めまして、猛暑、炎暑、酷暑、残暑お見舞い申し上げます。

先日、高知に行かれていた知人からメールを頂きました。
「夜はそばを四万十川が流れ、田んぼ、山があるせいか涼しいので
眠れることが救いです。昨日は静寂の中からホトトギスの声が聞こえ、
こんな世界もあるんだとすっかり浸っています。」と。

読みながらその情景が浮かび、しばし涼を感じました。
ことばからも温度、湿度を感じることができるんですね。

今日の「炎天見舞」は、色といい、ことばといい、暑苦しい~。
暑い時は、本当は涼しいイメージのものがいいですよね。
でも今日はあえて・・

暑い時には涼しそうなものを、寒い時には暖かいイメージのものを。
そこには、相手に対する思いやりがあるように思います。

最近では、暑中見舞いのはがきもメールで済ませる方も多いのでは。。
年に一度の年賀状でも大変なのに・・と。
でも暑い時に涼しさを、そしてお元気にお過ごしですか?の気持ちを
たった50円でお届けできるはがきは、肩の力を抜いた「和」の心、
さりげなさを豊かさとする日本人の心だと思います。

是非今年は、決まりきった「暑中お見舞い申し上げます」と活字で
送るのではなく、はがきにたった一文字、思い切って筆で書いてみませんか?
下手だから・・なんて気にしないで、自由な心で楽しみながら。
その楽しい気持ちは、必ず文字に現れます。

たとえば・・「涼」「風」「雲」「空」「遊」「楽」などなど。
正しい筆の持ち方や、上手く書こうという気持ちは、まずは横ちょに
置いておいて、えいや~ってな感じで。
大事なことは、その文字の意味をイメージすること。

たとえば「雲」。
どんな雲を思い描いたか、その雲を思いながら書いてみてください。
1枚で終わりにしないで、2枚、3枚・・10枚と書く間に、コツがわかってきて
どんどん楽しくなるはずです

自転車に初めて乗れた瞬間のような、快感がありますよ~。






























コメント (2)
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