心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

恩慈恵和

2007-08-15 | 漢詩


今週はお盆。そして今日は終戦記念日。 (K様所蔵)

生まれる時代や国によって人生は、無常にも違った運命を与えるものです。
子供の頃、広島に住んでいて、何度か原爆記念館にも足を運びました。
まだ幼稚園生だったので、怖い写真や展示物がたくさんあるところという
印象しかなかったように記憶しています。

大人になって初めて、父や親戚から当時の広島の話を聞く機会がありました。
その時の自分より幼い父が体験したひとつひとつは、今を生きる私には、
想像を遥かに越える体験だったのだと思います。

戦後62年。まさに激動、激変の時代。
世の中のさまざまな不条理や、苦しさや耐え難い悲しみを乗り越えてきた
方々を思うと、ちっぽけな自分にため息をつくこともあります。
そして何もできない自分がもどかしく、絶望的になったりすることもあります。

恩慈恵和(おんじけいわ)とは、この世にある草木、生き物、森羅万象を
大切に思う気持ちと同じように、人を愛し慈しみはぐくむこと。

自分には何もできないから・・なんて思って何もしないのではなく、
恩慈恵和な心で、とりあえず目の前にある出来事や自分や友達を大事にすると
何かが変わり、何かが始まるかもしれません。

楽しい、うれしい、ご機嫌!という気持ちは伝染して、まわりを幸せにします。
まずは自分を楽しんで、喜んで、褒めてあげましょっ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする