和紙に書いて、市販の照明器具のパーツを組み立てて作ったもの。
「山」という文字を遊んでみました。裏には「林」の文字。(K様所蔵)
書というと展覧会場で観るものと思っていたり、何が書いてあるか
よくわからないし、部屋に飾るには、色味もなくてピンとこない・・
という方も多いと思います。
でも書も表具や題材を選べば、洋間にもマッチする作品にもなるんです。
子供教室では、まずは墨や筆に慣れてもらいたくて、100円ショップでも
売っている部品を使って時計や、籠に和紙を張って張子にしたものに文字を
書いたり、うちわ、レターセット、Tシャツやカレンダーなどなど季節ごとに
使えるものを作ったりしています。
書の道も奥は深く、終わりなき、果てのない道。
毎日の半紙のお稽古は、自分は本当に進歩しているのか不安になったり、
学べば学ぶほどに自信がなくなったり、地味で根気と集中力のいる作業です。
なので、たまにはこんなお遊びをしてみると、書の楽しみ方が変わるかも。
今日はすっかり秋の気配。
自分で作った照明で、秋の夜長を楽しむのもいいもんですよん。
自画自賛、日本人の美徳に反するかもしれませんが、意外といいもんです。