心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

大渓洗耳遺墨展へ~

2009-04-04 | 書展・展覧会情報
                   東京新社賞受賞されていた中村研衆氏



昨日の書展巡りのつづき。。

現日女流書展会場を出て、セントラル美術館で明日まで開催中の大渓洗耳遺墨展、
日本教育書道藝術院書作展へ。

日本教育書道藝術院の創設者の 大渓洗耳氏 は、その風貌は豪胆で豪快、
作品は度肝を抜くような大作と茶室の一輪の花のようなたおやかさ、粘りと流線、
気迫と軽妙、饒舌と呟き・・と両極の面を感じ、隠れたお人柄も感じる 

平成3年の個展の折、ちょうど会場にいらした大渓先生にお目にかかり、
まだ書を始めて間もない私は、不躾にもあれこれ質問すると大きなお声でお話下さった。

いつかこんな書が書きたいと思いつつ、でも真似ではだめなんだし・・と思うと
この恋心は永遠に片思いで終わるわけで 

あの頃も今も、やっぱり好き 
太っ腹で粘りっこくて無骨で 



             第4回書作展の図録より 


今回の作品展には、横軸ものの大作や屏風作品、焼き物、小品などが展示。
会場では書作についてのビデオも上映されてました~。

写真はご遠慮・・とあったので残念ながら画像もなく、図録もちとお高くて躊躇しちゃった
明日まで開催中なので、お近くの方はぜひ~。

そして同時開催中の、大渓氏の書風を継承されている日本教育書道藝術院の作品展は、
これまた大作ばかり。
会場に所狭しと陳列されていて、圧巻。



 

この会独特の流れるような書風は、一字一字にも味がって、
どこか紆余曲折しながらも淡々と生きる姿を連想する。
そしてこの粘っこさが、ドラマチックを演出しているのかな・・と、ふと  


ということで、今日はここまで。

明日は船本芳雲氏主宰の書燈社展、精霊文社書展をご紹介しま~す。
どちらも横浜関内駅下車、横浜市民ギャラリーで6日まで開催中なので、
お時間ありましたら、この週末にでもお出かけくださいませ~。

ではでは皆様、お花見日和のよい週末を~ 



コメント
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