心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

蘭秀会展 満塁ホームラン2本!

2009-04-10 | 蘭秀会書展

                       「淡淡淡淡」 沙於里



蘭秀会展始まりました~ 


昨日は朝9時に集合、会場設営チーム、生け花チームに分かれて作業開始。
制限時間は2時間。



                     ↑生け花チーム


毎年、皆さんも枝物をご持参下さったりと、会場は花の香りで溢れる。
作品のそばで、そっと引き立ててくれて。 感謝です。

私は会場チームとして表具屋のT額装さんと陳列作業。
今年は横作品が多く、飾りきれるかなぁ・・と不安になる 

年々個性の強い作品に、隣合わせになる作品同士が攻め合わないように
組み合わせるのにかなり悩まされ、きゃ~時間がなくなる~と走り回り 



 
お世話になっている書道用品のK堂のHさんもお手伝い下さり。。
今年も山梨から朝6時発でお越し下さったHさん・・ありがとうございました~ 

T額装さんの助言を頂きながら、なんとか無事予定時刻に作業完了。 
皆様・・お疲れ様でした♪
改めて会場を眺めると、いやはやなかなか存在感のある展覧会になりました 

昨年よりも更に古典的な行草から、現代的な作品までバラエティに富んだ、
個性溢れる・・というより個性みなぎる作品が並びます。

陳列作業中から何名かお客様がお越し下さり、こんな楽しい書展は初めてです!と
お声をかけて下さり~ 

ほんと・・お越し頂けたら、なんだか元気になると思います 
身びいきかもしれませぬが、今年はそれぞれに思いも深く、それだけに作品に力があると。


夕方には、12/26 と 3/27 のブログでご紹介させて頂いた清水路石先生が、
遠路、またお忙しい中お越し下さり感激、恐縮の至り・・です。
清水先生、本当にありがとうございました 


そして先生におこがましくも・・

沙於里  「あの・・率直な感想をお聞かせ下さい」 
清水先生 「いろんな作風があって楽しいですね」
沙於里  「ありがとうございます」

清水先生 「ところでなぞかけって知ってますか?」
沙於里  「・・・?」
清水先生 「蘭秀会とかけて・・」
沙於里  「・・・?」
清水先生 「満塁ホームラン2本と説く」
沙於里  「・・あ・・その心は・・?」
清水先生 「かならずや8点(発展)します」

突然のお言葉に、思わず歓声をあげてしまいましたたたた・・・
ありがとうございます 



               ↑ダンディな清水先生と母 


作品は1階ロビーにある山頭火の句   by沙於里

今年の2月に12年間共に暮らしたインコが亡くなり、そのインコのきーちゃんを偲んで
何か作品にしたいなぁと思っていたとき、たまたま大好きな山頭火のこの句を見つけて。

「鳥とほく とほく雲に入るゆくへ見おくる」

このツッパリ棒付きパネルは、父の手作り。
展覧会の細かい準備から、荷物運び、設営もいつも当たり前のように3/4世紀程の年の父に
お任せしているけど、感謝してます。 ありがとね、ちち 

家族だからたまにはお互い憎まれ口も叩きながらも、
こうして一緒にできるってしあわせだなぁってつくづく・・・
日々感謝。

そして私の作品の反対側には、皆さんの「それぞれの開」と題して、「開」の小色紙作品が。
顔のような開あり、まじめな開あり・・です。


 

夕方には、私も一応所属している会の先輩Uさん、Oさん、林さん もお越し下さり、
喋り過ぎてまだあごが痛いです。。ありがとうございました~


あ。それと。
最初の写真の「淡淡淡淡」。

今までは深く考えず漢詩の字面のいいものとか、いいなぁって思う漢詩を
ただ書いていたんだけど、最近拝見した現日女流展や書燈社の栃木先生の作品に刺激を受けて
自分の今思うこと、感じることを書きたいなぁって思って。

で、ふとことばに出たのが、淡々と・・で。
淡々といたいなぁという願いを込めて。
でも暗く地味にではなくて、淡く微笑みを持って・・と思ったので、桃色のマットをお願いして。

総勢60点近く、まだまだ拙い作品ではありますが、ぜひお立ち寄り頂ければ幸いです。
私は明日はお昼過ぎ~、土日は朝から会場におりますので、お声をかけてくださいませ~。

作品の写真はたくさんあるので、明日以降またご紹介しま~す。
長文、おつきあい下さりありがとうございました~。
今日も楽しんできま~す。







コメント (2)
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