心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

お薦めの本 『小坂奇石文集』

2011-11-04 | 木簡

                    臨書 木簡千字文 

 

 

今日は仕事をお休みして、作品制作に励むつもりが全然はかどらず 

なんとなく落ちつかないので、臨書に励み。

久々に師のお手本を参考に。 

 

自分なりの臨書だと、どうも漫然としてしまうけど、

やはり師のお手本は全然違うなぁ・・と、しばし眺めつつ 

 

いつもよりは、力強く書けたか、いや・・線の息が短いし、力んでるだけか。。

 

 

 

ところで、先日鎌倉円覚寺での「沙音・佐藤文子書作展」にお邪魔した時、

桃太郎さんと共通のご友人とおっしゃっていた川さんとおっしゃる方に、

「あなた、これを読んでご覧なさい」と、手に持っていらした1冊の本を頂いて。

 

沙音さんの故郷でもある徳島出身の書家、小坂奇石の日々の言葉を集めた

『小坂奇石文集 【上】』ことのは文庫 という本。

 

 

書への真摯な思い、そして書を学ぶ者への切々なる願いがしんしんと伝わってくる。

心を正して読んでいくと、眼から鱗、いかに自分が生半可であるかを痛感。。。

 

 

『書の美はまことに多様である。(中略)結局、書は線と形であり、

 それを支えるものが気品である。』

 

 

その「気品」は、日々の好奇心や向上心が育ててくれるのでは・・と思う。

ただやみくもに、形を真似る臨書をしていても、何も残らないってことかいね。

 

ところでこの本、まだ全部を読めてはいませぬが、大変お薦めです。

でも、本屋さんでは売ってないそうでして。。

  徳島にある徳島県立 文学書道館 というところでしか手に入らないとか。

 

検索してみたら、もうすんばらしいところでした。

機会があれば、是非行ってみたいです!

 

HPはこちら→ 徳島県立 文学書道館 (ブックマークに入れておきます)

館長は瀬戸内寂聴さんのようです。

 

さて。これからエンジンかけなおして、書作に向かいます 

 

 

コメント (2)
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