愈々再来週、4月18日(木)から、母とやっている書道教室の展覧会が始まります。
今年で20回目を迎えることになり、色んなことがあったなぁと、感慨深いです。
先週まで苦戦していた作品制作は、時間切れで表具屋さんにお渡ししたので、
あとはもう、まな板の上の鯉・・

今の自分がどんな風な表情で仕上がってくるのか、不安ながらも楽しみです。
お近くにお越しの機会がありましたら、お立ち寄り頂けるとうれしいです

会場にいらして頂けましたら、どうぞお気軽にお声をかけてやってください。
私は18・20・21日は会場におります。
書TENでお世話になっている、越智先生のブログ「忘己利他」でもご紹介下さいました

なんだか恐縮しています。
ところで、先日、墨磨り機ってどんなの~?って、みのりさんからのリクエストにお応えしまして

こんな感じです。もう20年位?前の、父の企画・製作品で~す。

端渓の丸硯を使用、墨は4丁まで取り付けられますが、2丁で磨っています。
点滴のようなチューブがついていて、少しづつ水を差しつつ磨るというのが売りでしたが、
使わずじまいです


正確にはわかりませぬが、和墨だと1時間で100cc位磨れるのかなぁ・・
好みの濃さもあるので、なんとも言えませぬが。ちなみに私はかなり濃い目です。
大きい作品を作る時は銅壺に移して、冷蔵庫で保管してます。
やっぱり磨った墨と墨液の色は全然違って、磨った墨は筆運びが心地よく書き易く。
そして黒の色の奥深さは、白を際立たせながらでしゃばらず、主張し過ぎず。
なんというか、磨った墨は品がよろしく感じるのでして。
今まで前衛(抽象)作品や教室では、墨液を使うことも多かったのですが、
最近は半紙くらいのお稽古は手で磨って、その時間も改めて書を学ぶ心の時間として大事にしています。
今更ながら、ですが、心を無にして墨を磨るという行為から、
余計なモノが少しづつ削ぎ落とされていくような心地よさを感じています
