心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

母の書

2013-04-16 | 蘭秀会書展
                                (半紙)


母と私、同じ「書」を学んでいますが、師は違うのです。
母の師は、日展参与でいらした(故)中平南谿先生。

母は気づいているのかどうかわかりませんが、私から見たら、
母の書は中平先生の雰囲気が漂っていて。

こんなことを言うのはどうかと思うけれど、中平先生の書は、阿波踊りを連想するのでして 
地に軸足をしっかり沈め、からだは安定感を保ちつつ、
手は軽快で切れ味よく、自由自在に踊っているような。

検索したらこちらに→ブルーの「書自由也」ブログに中平先生の作品があったのでご紹介。
(勝手にリンク・・すみません

品格を漂わせつつ、飄々とした風情は、とても真似できる世界ではないけれど、
最後の「光」の文字の左払いと終筆は、中平先生の癖字で、母のそれもまさにいつもこのポーズ。

久々に中平先生の書を拝見して、なんだか嬉しくなりました。

母には母の世界があり、私には私の追い求める世界があって、
お互いが刺激し合えることに感謝をしつつ、これからもよきライバルとして
また、よき理解者として一緒に書を愉しみたいと思っています 

あさって18日から始まる蘭秀会書展では、中平先生の作品も展示させて頂きます。
今年の作品は、扁額の「白首相対」。

お立ち寄り頂ければ幸いです。


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