「中学生のとき以来の羽黒山、初めての加茂水族館 #4」のつづきです。
R7沿いのファミレスで遅い昼食を摂り、お腹が落ち着いた
ところで、加茂水族館
を目指して出発
でも、既に15:30になろうかという時刻で、加茂水族館の閉館
は何時なんだろう? と調べると、閉館時間は17:00(夏休み期間以外)で、最終入館は16:30だそうですから、それほど余裕
はない
けれど、楽しめないわけではなさそうです。
そして、ナビと道路沿いの案内表示を頼りに、いかにも漁港然とした街を抜けて、15:45頃に、加茂水族館に到着
平日の夕方近くだというのに、駐車場には多くのクルマ
が駐まっているのに驚き
つつ、入館。
まず圧倒されたのは、
白酒、じゃなくて
、「シロザケ」の幼魚。
「シロザケ」って、普通のサケ(鮭)とどう違うの? と思いましたが、こちらのサイトによると、
サケという標準和名は他のサケ科魚類と混同されることもあるため、本種を「シロザケ」と呼ぶ場合もある。
だそうで、フツーの鮭が「シロザケ」とな
館内で(私が)見た説明板には、
川でふ化した後、海に降った状況を再現し、成長の様子を観察している。3~4年海で成長した後、産まれた川に戻り、産卵をすると一生を終える。
庄内地方では「さげ」「いお」などと呼ばれている。
とだけあって、「シロザケ=いわゆるサケ」であることは書かれていませんでした。
「常識中の常識」という扱いなんでしょうかね?
ちなみに、先日、秋田まるごと市場から「おにぎり用塩鮭」(いわゆる「ぼだっこ」)を買ってきて、焼いて食べたのですが、めちゃくちゃ塩辛くて、おにぎりの具材としてはともかく、おかずとして一切れ食べるのは、味覚的にも健康的にも不適切
でした。
昨年9月の見聞録の最中ですが、私の実家の年越し&正月といえば、酢だこが欠かせませんでした。
スーパーで売られている酢だこを見ると、その太さに驚いたり
もしますが、加茂水族館のミズダコも大きかった
手前の女の子の腕よりもずっと太い足をしてますもの
さて、加茂水族館といえばクラゲ、クラゲといえば加茂水族館です
Wikipediaから引用すれば、
クラゲの展示種類は50種類以上で、2008年(平成20年)にはクラゲの繁殖等を授賞理由に古賀賞を受賞し、2012年(平成24年)には種類数でギネス世界記録に認定された。
というくらいですから
で、お馴染みのミズクラゲ。
水族館でミズクラゲを観ると、宇宙空間を漂う宇宙人みたいで、気ままにフクフク動いていて、飼ってみたいなぁと思うんだよねぇ
ストレスが溜まっている人には最善の癒しになる生き物じゃないかと思います。
この大きさで留まっていれば十分にかわいいのに と思ったのは、
一時期、大量発生して、獲物を傷つけられたとか、漁網を破られたとか、漁師さん
たちに目の敵
にされたエチゼンクラゲ。
TVニュースで見ると、大量で、巨大で、そしてグロテスク
だったものなぁ…
でも、しばらく大量発生のニュースを目にしていない気がするのですが、エチゼンクラゲの身に何がおこったのでしょうか?
ま、また大量発生されても困るけど…
解説コーナーを通りかかると、おおっと、大盛況
これが平日の、閉館まで1時間を切った状態ですから、学校のお休み期間はとんでもないこと
になっていそうです
さて、クラゲの展示に戻って、今度は「光る」系。
まずは、その名前から生息場所や形状まで伝わる「シンカイウリクラゲ」。
このクラゲは、自ら光っているのではなくて、長辺方向に8列並ぶ櫛状の櫛板(櫛板列)が光を反射しているだけなのだそうけれど、光が流れるようで、ほんと、キレイ
私としてはほぼ初めてスマホで動画を撮ったのですが、このgoo blogでは動画をアップできないそうですので、Twitterの見出し映像に使ってみましょうか…
お次はダースベーダーを連想する「キタカブトクラゲ」。
このクラゲも櫛板(しつばん)が光を反射するタイプのようです。
一方、「オワンクラゲ」は自ら発光するタイプ。
上の方に載せたWikipediaからの引用に、
2008年(平成20年)にはクラゲの繁殖等を授賞理由に古賀賞を受賞し、
というのがありましたけど、この2008年という年は、加茂水族館にとって、古賀賞受賞だけでなくとてつもないエポックメイキングな年だったようです。
またまたWikipediaから引用しますと、
下村脩が2008年(平成20年)ノーベル化学賞を受賞すると、その授賞理由となった緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein; GFP)がオワンクラゲ由来であることも報道された。このことでオワンクラゲを飼育しているが注目され、同館の入館者数が通常の1.5〜2倍にまで増加した。
同館で飼育されているオワンクラゲは、自然界から採取した成体は発光するものの、人工繁殖で世代交代させると発光しなくなっていた。そのことを聞いた下村が2008年(平成20年)10月24日に直接同館に電話をし、「セレンテラジンを餌に混ぜれば、2週間で光る」とアドバイスをした。そして、下村の紹介で、三重大学大学院生物資源学研究科の教授・寺西克倫からセレンテラジンを譲り受け、発光実験に取り組んだ。
という次第。
加茂水族館に掲示されていた「入館者数推移」を見ると、
この「ノーベル賞効果」は、その後の「ギネス効果」と共に、加茂水族館の集客に大きく貢献しているようです。
と、ここで、昼食のため、ひと休み。
「#6」につづきます。