新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

博物館と美術館に初もうで (前編)

2020-01-13 20:55:06 | 美術館・博物館・アート

今年も既に1月13日だというのに、ようやく、

に行ってきました。

さらにその後、初めての大倉集古館ハシゴし、私がかつて勤務していた虎ノ門界隈から、今年1月3日から稼働し始めたばかりの銀座線・渋谷駅を見物がてら帰宅しました。

ルートはこんな具合です。

自宅⇒徒歩最寄り駅埼京線赤羽駅上野東京ライン上野駅⇒徒歩東京国立博物館(トーハク)⇒徒歩東京メトロ・上野駅日比谷線神谷町駅⇒徒歩大倉集古館⇒徒歩虎ノ門駅銀座線渋谷駅埼京線最寄り駅⇒徒歩⇒自宅

   

きょうは祝日かつ好天ということで、上野は大変な人出でした。
そして、トーハクも、特別展の端境期だというのに、かなり賑わっていました。
もっとも、「特別展の端境期」とはいえ、私も観た(記事)「高御座と御帳台」が公開中で、私がトーハクに着いた10:45は、「高御座と御帳台」を観るには、約50分待ちの状態でした。(帰るとき=12:00頃60分待ち)

まずは、お正月のトーハク恒例の、本館・大階段踊り場の「いけばな」から。

今年の「いけばな」は、真生流家元の山根由美さんの作品でした。

「いけばな」も、これまたお正月のトーハク恒例長谷川等伯「松林図屏風」も、今回の展示は本日が最終日

着物(晴れ着)をはじめとして、ほんと華やかな展示が多くて、ほんとお正月
とりわけ、こちら

国宝「新古今和歌集(元永本)下帖」(12世紀)は、美しいし、だし、ステキでございました。ほとんど読めないけれど…

   

トーハク「博物館に初もうで」では、その年の干支絡みの展示を楽しめるのですが、今年の「子」ねぇ~~
「子=鼠」メインになった美術品って、そうそうないみたいで、さすがのトーハクも、その苦労が察せられる展示でした。
「十二支の一つ」的な扱いの作品や、「鼠(色)地」の作品(着物や陶磁器)が多かったですから…

例えばこちら、鼠色平絹地着物なんて、地味ぃ~~そのもの

なんですが、よくよく近づいて見ると、、、

ほわぁ~ 出たぁ~ 小紋だぁ~

定番の組み合わせといってもよい「竹に雀(の文字)点描(染めているんだけど)されています

一見、無地で、地味質素なんだけど、なんと凝った 小袖なんでしょう

同じコーナーに展示されていた、これまた地味鼠色地振袖

こちらは、説明板「目からウロコ」でした。
曰く、

振袖は成人前の女性が着用しますが、江戸時代には女性ばかりではなく15~16歳までの元服前の少年も着用しました。地味な地色に、源氏香模様や四季折々の草花をしっとりと友禅染にに、丸紋の家紋が入った振袖は少年の着用でしょうか。

私が大好き鈴木春信浮世絵には、「女と若衆」が描かれた作品がいくつもあって、観るたびに、2人の女性が描かれているんじゃないの? と思っていたのですが、15~16歳までの元服前の少年も着用しました」ということを知って、かなり合点がいきました

   

こうして結構満足した私は、竹の台広場(噴水広場)で開催されていた「せとうちグルメフェス」で、雑踏の中、尾道ラーメンを食べた後(こちらはさほど満足せず)、次なる目的地大倉集古館に向かったのですが、そのお話はトーハクのミュージアムショップで購入した「掘り出し物」と併せて「後編」で…。

つづき:2020/01/14 博物館と美術館に初もうで (後編)

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