新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

2020年最初の関西旅行 4日目(最終日)ダイジェスト

2020-01-28 21:32:38 | 旅行記

心配した首都圏降雪は大事に至らず、私は17:20頃無事に自宅帰着しました。

つきましては、3日目につづき、きょう、4日目(=最終日)旅行記ダイジェストです。

きょうの行程は、

ホテル⇒徒歩京都駅前市バス博物館三十三間堂京都国立博物館(京博)⇒徒歩養源院蓮華王院南大門後白河天皇法住寺陵博物館三十三間堂前市バス京都駅前京都駅前地下街(&) ⇒京都駅東海道新幹線東京駅上野東京ライン赤羽駅埼京線最寄り駅⇒徒歩自宅

というもので、きょうの観光は、バス停「博物館三十三間堂前」界隈のワンポイントでした。

状況によっては、高校の修学旅行以来新京極界隈とか、まだ行ったことのない錦市場にも行ってみたいと思っていたのですが、思いのほか京博じっくりと見物したことと、まったく思いつきで拝観した養源院思いがけない美術作品その他と巡り逢えて、結局、京都市内での移動は、京都駅前⇔博物館三十三間堂往復だけになってしまいました。

   

まず、京博では、

「京博のお正月」と銘打ち、平常展に加えて、「子(ね)づくし-干支を愛でる-」「京都御所障壁画 紫宸殿」「神像と獅子・狛犬」3つ特集展示が行われておりまして、獅子・狛犬好きの私にとっては、めちゃくちゃ盛り上がれる展示でした。

「ん? 獅子・狛犬絡みって、『神像と獅子・狛犬』だけじゃないの?」とお考えのアナタ、それは甘い

「京都御所障壁画 紫宸殿」で展示されていた寛政4(1792)年製賢聖障子(けんじょうのしょうじ/そうじ)(by 住吉廣行)は 、賢臣32人に加えて「獅子・狛犬」も描かれているのですよ

その「賢聖障子」、平安時代以降、御所紫宸殿で、高御座の後方に立てられているという由緒ある「絵」なんですが、現在の京都御所の紫宸殿にあるのは、この「寛政の賢聖障子」をベースとした「昭和の模写」なんだとか。

一方、「神像と獅子・狛犬」の展示でほげぇ~ となったのは、地元・八坂神社獅子・狛犬(重文)でした。
鎌倉時代(13世紀)の作品、湛慶の作品と目されるのだとかで、玉眼の生々しさと迫力が、「私がお守りするという獅子・狛犬意思を伝えるようで、素晴らしいものでした

「子(ね)づくし-干支を愛でる-」のことほかは、旅行記本編で触れることにいたしまして、京博前庭に移動して一服

前庭ではウメが咲き、クール芳香を放っていました。

   

さて、次はどこに行こうか と考える中で、超久しぶりに、京博の向かいにある蓮華王院(三十三間堂)を拝観しようと思い立ちました。
そして、七条通を渡り、三十三間堂の入口まで行ったところで、そういえば、元々は方広寺南大門として建てられたと聞く、蓮華王院南大門を観たことがなかったことに気づき、三十三間堂拝観入口通り過ぎて南へ…。

と、こんな説明板が目に止まりました。

桃山御殿 血天井
 俵屋宗達
  杉戸絵(白象・唐獅子)
  襖絵(松図)

と、かなりインパクトのある言葉たちではありませんか
もう一枚の説明板によると、

養源院
元天台宗(現在は浄土真宗遣迎院派)の寺院で、豊臣秀吉の側室淀殿が父の浅井長政の菩提を弔うため、文禄3年(1594)成伯法印(長政の従弟)を開山として建立された。ほどなく焼失したが、元和7年(1621)淀殿の妹で徳川秀忠夫人お江(崇源院)が血天井等伏見城の遺構を用いて再建された。(中略)
客殿(本堂)・護摩堂・鐘楼堂・中門は国の重要文化財。客殿は重厚な玄関と上段の間を備えた豪壮な方丈建築であり、堂内を飾る障壁画のうち俵屋宗達筆の「松図」襖絵「唐獅子・白象・浪に麒麟図」杉戸絵は国の重要文化財に指定されている優品である。

ですって

京都「豊臣」象徴する方広寺の参道に面した場所に、淀殿が建立し、豊臣家滅亡後に、淀殿の妹・お江が再建、それも、関ヶ原の戦い直前に石田三成勢の攻撃で落ちた伏見城遺構を用いて建てたというのは尋常じゃありません
加えて、あろうか、俵屋宗達の障壁画

これは見逃すわけにはいきません

ということで、一見、二条城二の丸御殿に似た風情の養源院を拝観しました。

懇切丁寧な解説を聞きながら、俵屋宗達の障壁画や(拝見して、あぁ、あの絵だ となりました)伏見城自刃した徳川勢の武将血の跡が残る天井を拝見して、行き当たりばったりの観光の醍醐味を味わいました。

このあと、蓮華王院南大門(デカい)と、

それに連なる太閤塀(丸瓦には豊臣家「五七桐紋」)を見学したあと

これまた「奇遇だった後白河天皇法住寺陵(養源院のお隣)を見学すると、

時刻は既に12:30過ぎ
指定席をとっている帰りの新幹線の発車時刻まで1時間半くらいしか残っていません

昼食を摂る時間を考えれば、今回の京都観光ここで打ち止めだろう…と、七条通りにある三十三間堂博物館前バス停に向かいました。

そして、ちょうど良いタイミングでやって来た(実際はちょっと走った) バスに乗って京都駅に戻り、地下街で昼食をいただきました。

そして、最近の京都からの帰りにはパターン化している551蓬莱豚まんを買い、東海道新幹線に乗車。

数日前から報道機関アラームを鳴らし続けていた首都圏の雪は大したことはなく、私が乗った新幹線定刻に東京駅に到着し、私は在来線を乗り継いで、無事に自宅に帰着できたのでありました

めでたしめでたし…。

ということで、旅行記ダイジェストです。

旅行記本編:2020/01/29 2020年最初の関西旅行記 #1
旅行記本編(4日目)2020/02/13 2020年最初の関西旅行記 #4-1 

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