「博物館と美術館に初もうで」シリーズの番外編は、一昨日、東京国立博物館(記事)と大倉集古館(記事)をハシゴした後のお話です。
大倉集古館を出て霊南坂を下ると、左側にはアメリカ大使館の白い塀が連なり、かつてはホテルオークラ東京・本館の宴会フロア用車寄せのあった右側は、庭というか公園みたいになっています。そして、大倉コレクションらしい五輪塔やら五重塔が点々と置かれています。
せっかくなので、この庭の中を通って降りて行くことにしました。
それにしても、昔は政治家の資金集めパーティーや業界団体のパーティー
で何度もやって来たホテルオークラ東京の面影がまったくありません
知らない人が見れば超高級ホテルとは判らない中層の建物は風情があったものですが、土地効率を考えれば、高層ビル
を建てて、一部のフロアをオフィス用に貸し出す方が経営的には良いのでしょうけれど…
ちなみに、ホテルオークラ東京の「顔」だったといってもよいロビーは、昔の風情のままに復活しているようです(オークラ東京のHPのトップページはロビーの写真)。
さて、この庭(公開緑地)、ほんとに良い雰囲気です。
都心のほぼ真ん中だというのが嘘みたい…。
自然たっぷりそうに見えるのですが、
汐見坂まで降りてみますと、この庭の下は宴会フロア用の駐車場でした。
いやぁ~、ホントに変わった…
変わったといえば、虎の門病院も建て替えられているし…と、かつて私の職場だったビルに近づくと、、、おわぁ~~
これがマッカーサー道路かぁ~
2014年3月末に開通してからもう6年になろうかというところで、初めてやって来ました
私がこの界隈をウロウロしていた頃は片側1車線の「生活道路」みたいだったのに、今や完全に幹線道路です。(その割に、休日のせいか、交通量は少ない)
あの当時は、この道路の予定区画とおぼしき地域だけが、バリカンをかけたように低層の建物
が帯状に連なっていたっけなぁ~
と思い出したりして。
でも、この地点から虎ノ門駅
までの風景は、まったく変わっていませんでした。
せいぜい虎ノ門交差点から「TOTO」の看板がなくなったことくらいでしょうか?
当時は、桜田通りを挟んで、TOTO虎ノ門ビルの「TOTO」の看板と、文科省に掲げられた「toto」の垂れ幕が向かい合っていて面白がったものでしたなぁ~
さて、私は虎ノ門駅から銀座線に乗って帰宅の途についたわけですが、ここでルートを検討
しました。
私の虎ノ門勤務の頃の帰宅ルートは、
虎ノ門駅⇒銀座線
⇒赤坂見附駅⇒丸ノ内線
⇒新宿駅⇒埼京線
虎ノ門駅⇒銀座線
⇒渋谷駅⇒埼京線
の2つを使い分けていました。
地下鉄(東京メトロ)は通勤定期券があまり割安じゃなかった
ので回数券
を使用、JR
の通勤定期券は最寄り駅から新宿までも渋谷までも同額
だったので最寄り駅~渋谷駅の通勤定期券を使っておりました。
で、は乗り換えが1回で済む利点はあるものの、渋谷駅の埼京線ホームが遠くて
かなり歩かなければならないという弱点を抱えていまして、
を使うことが多かった記憶があります。
ですが、一昨日はのルートを採用。
その理由は、もちろん、今年1月3日に営業開始したばかりの渋谷駅の新プラットフォーム
を使ってみたかったから
そして、
あらあら、オシャレじゃございませんか
日本最古の地下鉄路線だけに、基本的に古い構造の駅だらけの銀座線の駅とは思えません
ただ、
というのが、偽らざる私の第一印象でした
それにしても新しい銀座線渋谷駅、これまで乗車ホームと降車ホームが別れ、メチャクチャ狭かった (1列に3~4人しか並べなかった記憶が…)のとは大違いです。
ところが、先に進んでいくと、改札口手前では、従来の降車ホームを通らなければならないのですな
最終的には広々としたコンコースが作られるのでしょうけれど、当分の間は、朝夕のラッシュ時は従来以上に大変そう
です
大変だったのは、JR渋谷駅の中央改札口を入ってから埼京線ホームまでも同様で、いや、私が通勤に使っていた頃は動く歩道もあったのですが、現在は動く歩道はなくなっただけでなく。仮囲いに囲まれて圧迫感があるし、足元も悪いなか、ひたすら歩く
しかありません。
(現在、JR東日本が実施中の「機動戦士ガンダムスタンプラリー」、渋谷駅のスタンプがあるのは埼京線ホームの更に南の新南口だそうで、これは参加者
に試練
ですな
)
こちらも今年春を目標に、山手線ホームと並ぶ位置まで北に350m移動するらしいです(JR東日本のリリース)。
ホントに「仮設」だとしても埼京線ホームの移設が今年春に完了するのかねぇ
楽しみにしておきます。
私が社会人になりたての頃は、勤務先の寮に住んでいまして、井の頭線⇒渋谷駅⇒銀座線
⇒銀座駅…のルートで通勤しておりまして、銀座線渋谷駅とは古い付き合いです。
当時から「バリアフル」だった渋谷駅は、(下の写真はこちらの記事に載せた「田中圭介+昭和女子大環境デザイン学科 田村研究室による『渋谷駅(2013) 構内模型』」)
激変の真っ最中で、まだまだ不満
を抱く利用者
が多いようですが、どうかバリアフリーで、使いやすい駅になりますように