5カ月半の沈黙を破って、「Misia Candle Night Reiwa 遠征記 河口湖-3」のつづきです。
あまりに間が空きましたので、まずは「河口湖-3」のダイジェストを…
Misia Candle Night Reiwaの河口湖ステラシアター公演(19/07/14-15)に遠征してきた私の2日目は、長泉のホテルを時間ギリギリにチェックアウトし、天候が冴えない
なか、どこを見物して(時間をつぶして) 15:00頃
に河口湖に到着すれば良いのだろうかと考えながら、とりあえずクルマ
を西に走らせ、沼津市内でR246からR1に入り、更に西へ…。
そして、「原」という地名標識を目にして、たしか歌川広重の名前を冠した美術館があったはず
と気づいた私は、R1から横道に入ってクルマを停め、スマホとクルマのナビで検索
。清水の手前、由比宿跡に「静岡市東海道広重美術館」があることが判り、それを目的地
にセットして、更に西にクルマを走らせたのでありました。
そして、到着しました、「静岡市東海道広重美術館」
「静岡市東海道広重美術館」は「由比本陣公園」に中にありまして、この門は由比本陣公園の入口です。
門を入ると、芝生が広がっていて、高札が立っていました。
高札を転記しますと、
本陣とは、江戸幕府の政策により参勤交代を義務付けられた大名等の身分の高い人物とその家来が休伯するための施設です。また、その管理をする役職のことを本陣職と呼び、苗字の使用や帯刀を許された地元の名士に世襲で受け継がれ、由比本陣においては由比家がその職を勤めました。
かつての由比本陣には、現在と同じ敷地の中に大名等の宿泊に使用された母屋や明治天皇がご小休された離れ館、徳川家康公お手植えの松といった由緒ある史跡がありました。
現在の本陣内では、表門や木塀、馬の水呑み場等のほか、記念館「御幸亭」において、先の離れ館の内部を再現しています。
とな。
でも、今回は、東海道広重美術館だけ拝見することにしまして、いざ入館
この日、東海道広重美術館では「浮世絵に見る意匠(デザイン)の世界」が開催中でした。(右に載せたフライヤー
は、地に古来の文様が何種類もあしらわれていて、かなりイケています
)
この企画展は、
浮世絵版画の背景や人物の衣装には、直線や曲線で構成される幾何学模様や連続模様、身近な植物や伝説上の動物を題材にしたものなど、多種多様なモチーフがデザインされています。本展では浮世絵版画の中に見ることができる、様々な意匠(デザイン)をご紹介いたします。
というもの。
考えてみれば、浮世絵版画を観るとき、背景の地紋とか人物の衣装に注目したことなんてなかったよなぁ~ なんて思いながら、懇切丁寧な説明
を読みつつ浮世絵版画を観る
と、これまで半分も浮世絵版画を楽しんでいなかったんじゃなかろうかと反省
してしまいました。
改めて、衣装の柄に注目してみると、女性の着物を例にすれば、歌麿の引き出しの多さには驚嘆します。
彼の場合、お遊びにかかった費用は、必要経費として認めてあげてもいいんじゃないかと思ったりもして…。
とにかく、へぇ~ ほぉ~
の連発
だったんですが、残念
だったのは、図録
がなかった
こと。
もしこの企画展の図録があれば、「江戸時代の意匠」の参考書
として重宝
しただろうにな…
東海道広重美術館を観終わり、駐車場に向かって旧東海道を歩いて行くと、
魚屋さんの店頭に、見慣れない名詞を発見
「イルカのすまし」ですと?
イルカって、あのイルカ?
この時は確認のしようもなく、あとで調べてみると、
「イルカのすまし」とは、イルカの背びれをスライスして塩ゆでしたものらしく、蒲原・由比地区のソウルフード的な存在みたい…。
こちらのサイトで写真を見たところ、わがふるさとのソウルフード、くじらかやきに使う塩クジラを薄くカットした感じ。
こうして、12:30頃、クルマ
に戻り、河口湖に向けて出発
つづきは「河口湖-5」で。
つづき:2020/01/24 「Misia Candle Night Reiwa 遠征記 河口湖-5 (完結編)」