新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

連休突入前夜に観劇

2015-04-28 23:59:08 | 演芸・演劇

きょうは火曜日なのに、なんだか金曜日のような、ちょっとフワフワした感覚の一日でした。
それはそうです。明日から7日間ゴールデンウィークが始まるんですから

しかも、ちぃとだけ早引けして観劇する予定もありましたし

そんなわけで、定時ちょいと前に、「良いお休みを~なんて言いながら職場を後にした私が向かったのは、下北沢本多劇場でした(定時前に会社を出発したのに、開演直前に到着するんだから…)。

観てきたのは、加藤健一事務所「バカのカベ~フランス風」

「バカのカベ~フランス風~」のチケット

共演に風間杜夫、声の出演に平田満、と来れば、「つかこうへい」という金看板が頭をよぎりますが、周りをカトケンの芝居では常連の方々で固めて、盤石の体制のコメディでありました。

 ストーリー(原作:フランシス・ヴェベール)は、

パリのお洒落なマンションに暮らすピエール(風間杜夫)には、変わった趣味があった。
週に一度、これぞ!と思う「バカ」をディナーパーティーに連れて来て、笑い者にして楽しむというのだ。
今夜のゲストは、フランソワ(加藤健一)という国税庁勤めの変わり者。
ところがパーティーの前にギックリ腰で動けなくなってしまったピエール。
そこへやってきたフランソワは、ピエールを助けようとするが、やることなすこと全てが裏目に出てしまう。
さらに色男のメノー(声:平田満)が電話の向こうから乱入!
事態はとんでもない方向に!!

というものなんですが、タイトルの「バカ」「愚かな」「知力が足りない」というのではなく、「奇人・変人」の類と言った方が適切かもしれません。

実際、この週の「火曜日」(「バカ」を呼んで楽しむディナーは毎週火曜日に開催するという設定)の「バカ」に選ばれたフランソワは、国税庁に勤める会計士ですから、「愚かな」「知力が足りない」というバカではありません。
でも、かなぁ~り鬱陶しいし、状況をグチャグチャにしてくれる「困ったちゃんでもあります。
こんな役柄、カトケンがもっとも得意とする役柄かもしれません。
そして、キャスト一堂そろって、しっかりと笑わせてくれます。

が、これまで観たカトケンのコメディの中では、テンポがちょっとトロいかも…
なんとなく間延びした感じが何カ所かあったんですよねぇ~

そもそもが、「週に一度、これぞ!と思う『バカ』をディナーパーティーに連れて来て、笑い者にして楽しむ」という悪趣味な設定ですから、腹の底から笑うには、ちょっとカベが高い気がしました。

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