『できるかなV3』、12月に読了。西原理恵子著。角川文庫。2008年3月刊。
本編愁眉の脱税編が凄まじい。また、ホステス編は、いつもながら笑える。
いつも最後の辺に描かれる自伝的な高知時代のマンガにホロっと。
解説は宮崎学氏。「・・・「鴨ちゃん」のことについて・・・/・・・言うまでもなく西原の夫である。鴨ちゃんこと鴨志田穣君は、2007年春に40歳を少し超えた若さで急逝した。/・・・そんな鴨ちゃんを一番理解していたのが西原だった。しかし、それは大変な苦労だっただろう。/鴨ちゃんの通夜で、私は何とか励まそうと、「おい、落ち込んでいるか」と声をかけた。西原は、反発するようにこちらを見て「アタリマエよ」と答えた。この反発心がある限り、西原はサイバラ的に生き続けられると確信した。/鴨ちゃんの冥福を祈りたい」。
T文庫にて。