[↑ 大川原化工機の訴訟 検察・警察の捜査「違法」/東京地裁 都と国に賠償命令 (朝日新聞、2023年12月28日(木))]
// (2025年01月09日[木])
今日もしつこく大川原化工機でっち上げ事件。あまりに酷すぎる。完全にでっち上げられた事件によって、病気でお一人が亡くなっているというのに…。《不起訴処分について、大川原化工機社側代理人の高田剛弁護士は「犯罪の成否について裁判所の判断を仰ぐ機会が奪われることは不当。警察犯罪が繰り返されないようにするためには、裁判所の判断は不可欠だ」とコメントした》(東京新聞)。
警視総監賞・警察庁長官賞まで出しておきながらの完全なるでっち上げ事件なのに、東京地検は《警視庁公安部元捜査員の男性3人を嫌疑不十分で不起訴》!? 一体、検察はどうなっているのか? 《地検は「罪を認定することに疑義があり、事情を総合考慮した」と説明したが、詳しい理由を明らかにしていない》ってどういうこと?
東京新聞の記事【大川原事件、元公安部3人不起訴 うその捜査報告書作成容疑】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/378028)によると、《「大川原化工機」の社長ら幹部が外為法違反罪などの起訴を取り消された事件で、東京地検は8日、虚偽の文書を作成したなどとして告発され、虚偽有印公文書作成・同行使容疑などで書類送検された警視庁公安部元捜査員の男性3人を嫌疑不十分で不起訴にした。同庁などによると、3人は当時警部と警部補、巡査部長で、警部は既に退職した。巡査部長の書類送検容疑は2019年5月、同社の「噴霧乾燥装置」に関する温度実験で、うその捜査報告書を作成した疑い。退職した警部と警部補は20年3月、同社元取締役島田順司さんの言い分を聞き取る弁解録取書を裁断した上、過失で破棄したとする虚偽の報告書を同庁に出すなどした疑い。》
完全なるでっち上げ事件なのに、東京地検は腐りきっている。
東京新聞の記事【大川原事件、元公安部3人不起訴 東京地検「故意の認定困難」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/378028)によると、《巡査部長の書類送検容疑は2019年5月、同社の「噴霧乾燥装置」に関する温度実験で、うその捜査報告書を作成した疑い。退職した警部と警部補は20年3月、同社元取締役島田順司さんの言い分を聞き取る弁解録取書を裁断した上、過失で破棄したとする虚偽の報告書を同庁に出すなどした疑いで書類送検されていた。大川原化工機側が24年に告発した。告発状によると、島田さんは警部補に弁解録取書の一部修正を求めたが、警部補は指摘の通りに直さず、署名後に気付いた島田さんから抗議を受け、その後破棄した》。
アンケート破棄など、デタラメ続き…完全なるでっち上げ事件なのに、東京地検は《警視庁公安部元捜査員の男性3人を嫌疑不十分で不起訴》にして、デタラメの上塗り。
TBSテレビの記事【【速報】「大川原化工機」冤罪事件で警視庁公安部捜査員ら3人を不起訴 東京地検 虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検】(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1654934?display=1)によると、《機械メーカー「大川原化工機」をめぐる冤罪事件で東京地検はさきほど、取り調べで作成した調書をわざと破棄したなどとして書類送検されていた警視庁公安部の捜査員だった3人をいずれも不起訴にしました。…この事件をめぐって、「大川原化工機」側が捜査を担当していた公安部の捜査員だった3人を刑事告発し、警視庁捜査2課が去年11月、この3人を公用文書毀棄と虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検していました》。
そりゃぁ、高田剛弁護士も怒るでしょうよ。
東京新聞の記事【大川原化工機代理人「警察犯罪を裁く機会が奪われた」 虚偽の文書作成疑い、警視庁公安部の3人が不起訴に】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/378123)によると、《不起訴処分について、大川原化工機社側代理人の高田剛弁護士は「犯罪の成否について裁判所の判断を仰ぐ機会が奪われることは不当。警察犯罪が繰り返されないようにするためには、裁判所の判断は不可欠だ」とコメントした》。
一方、国賠訴訟控訴審が昨年末に東京高裁で結審。
昨年末の記事。来春2025年5月28日、完全なるでっち上げ事件、大川原化工機国賠の控訴審での判断は? 《元警視庁公安部捜査員…1人は「(立件は)日本の安全を考えたものではなく…」》、つまり、《逮捕の時期は、安倍政権が「経済安保」を推進していた時期だった》(長周新聞)。公安部という《組織》を暴走させた元凶を辿っていくと、またしても、アベ様なのだ。
アサヒコムの記事【大川原化工機国賠、控訴審が結審 遺族「判決で正義示して」 来年5月判決】(https://www.asahi.com/articles/DA3S16114484.html?iref=pc_ss_date_article)によると、《生物兵器の製造に転用できる機器を無許可で輸出したとして逮捕・起訴され、その後に起訴が取り消された「大川原化工機」(横浜市)の社長らが、東京都と国に賠償を求めた訴訟の控訴審が25日、東京高裁で結審した。判決は来年5月28日に指定された》。
東京新聞の記事【大川原訴訟控訴審、5月判決 社長ら、捜査の違法性主張】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/375816)によると、《弁論で社長側は「逮捕した警視庁公安部の法令解釈は合理性を欠き、求めた訂正を行わないまま供述調書を作成するなど違法行為があった」と主張。都側は「不当な捜査が行われた事実はない」と反論した》、《10月には元警視庁公安部捜査員3人への証人尋問が行われ、うち1人は「(立件は)日本の安全を考えたものではなく、決定権を持つ人の欲だと思う」と述べていた。昨年12月の一審東京地裁判決は、社長ら3人の逮捕は根拠を欠き、東京地検の起訴も違法だとして、都と国に約1億6千万円の賠償を命じた》。
『●《警察と検察が事件を捏造して、無辜の人たちを犯罪者に仕立て上げる。
…大川原化工機の例は、この国がすでに“新しい戦前化”している…》』
『●大川原化工機捏造事件国賠…《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」と答えた》』
『●大川原化工機でっち上げ事件の国賠…《13年前の「正義の検事」が“冤罪”
事件で謝罪拒む》、実は郵便不正事件当時も《問題検事》だった模様』
『●大川原化工機でっち上げ事件国賠訴訟…当然の勝訴判決ではあるが、《勾留
後に亡くなった1人》の命は戻らないし、あまりに《大きな不利益》…』
『●大川原化工機捏造事件国賠、謝罪や責任を問うこともなく《国と東京都
が控訴》…大川原正明社長「あきれた」「やっぱりか」「まだやるのか」』
『●大川原化工機でっち上げ事件:青木理さん《見込み捜査と強い政治性を特徴
とする警備公安警察のゆがみが如実にあらわれた例として、大きな批判…》』
『●大川原化工機捏造事件国賠、国と都が控訴…《今回の事件は、日本の警
察、検察、裁判所がいかなるものかを浮き彫りにしている》(長周新聞)』
『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》』
《◆デスクメモ …恣意的な捜査がえん罪を引き起こした最近の
大川原化工機事件を頭に浮かべつつ、そう強く思う》。
『●東京地裁・男沢聡子裁判長殿、一体どういうことですか? 大川原化工機冤
罪事件「起訴取り消しによる名誉回復すら見届けられず亡くなった」のに…』
『●ニッポンの《刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…人質司法》
…《法曹三者が「冤罪を学び、冤罪から学ぶ」こと》が重要だが…』
《◆無罪主張するほど保釈されない「人質司法」問題》
『●人質司法…《保釈請求…東京地裁も却下。否認を貫く相嶋さんに妻が「うそを
ついて自白して、拘置所から出よう」と頼んだが、首を縦に振らなかった》』
『●大川原化工機でっち上げ事件《勾留後に亡くなった1人》…《無罪主張
するほど保釈されない「人質司法」》の問題点が最悪の形で顕在化』
(福島みずほさん)《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に
進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下
されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。
誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった
裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて
8回の保釈却下なのか。》
『●《恣意的な捜査がえん罪を引き起こした》大川原化工機でっち上げ事件…
《取調官は「知ったこっちゃないですよ。組織の方針に従うだけですよ」》』
『●大川原化工機でっち上げ事件の国家賠償訴訟・東京高裁控訴審…《原告側
は事件そのものを「捏造」》《社長らは「真相を明らかにする」》と』
『●大川原化工機でっち上げ事件…《完全なる虚偽報告…都側は「捜査員が
同僚に雑談として見せるだけのつもりで書いた」と反論》(東京新聞)』
『●大川原化工機でっち上げ事件…《「うそをつかれたり、脅されたり。悪意に
満ちてましたよ」…島田順司さん…警視庁公安部の取り調べに対する憤り…》』
『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
…マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?』
「最近でも、公安警察は大川原化工機でっち上げ事件を起こした
ではないか、検察はその片棒を担いだではないか ―――
(元木昌彦さん)《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」
と答えた》 ――――。この「女性検事」は塚部貴子検事で、
村木厚子さん冤罪・証拠捏造事件(郵便不正事件)の際には、
《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だった
のです…でも、いまや、大川原化工機でっち上げ事件では
コノ有様。現畝本直美検事総長を彷彿とさせる」
『●大川原化工機事件、《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と
診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》』
『●大川原化工機でっち上げ事件の《捜査の問題点を検証するアンケートを
捜査員に実施していた》にもかかわらず、《回答は廃棄》されて隠蔽された…』
『●大川原化工機でっち上げ事件の《捜査の問題点を検証するアンケートを
捜査員に実施していた》にもかかわらず、《回答は廃棄》されて隠蔽された…』
『●大川原化工機でっち上げ事件、アンケート回答を隠蔽廃棄…《強い要望…事実
関係の確認が進んでいたこと》が廃棄せねばならない理由となるだろうか?』
『●大川原化工機でっち上げ事件…《警視庁人事1課が2023年、匿名で公益
通報をした警視庁の警察官に対し、身分を明かすよう執拗に迫っていた》』
『●大川原化工機でっち上げ事件、例のアンケートの廃棄問題…折角の「未来志向
型の検証」アンケートへの《回答は廃棄》、その理由は隠蔽以外見当たらない』
『●NHK《警視庁公安部内の会議内容が録音された音声記録…独自の法令解釈で事件化
を押し進める幹部らと、そこに戸惑い抗う部下たちの生々しい肉声が記録》』
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【https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1654934?display=1】
【速報】「大川原化工機」冤罪事件で警視庁公安部捜査員ら3人を不起訴 東京地検 虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検|TBS NEWS DIG
TBSテレビ 2025年1月8日(水) 13:44
機械メーカー「大川原化工機」をめぐる冤罪事件で東京地検はさきほど、取り調べで作成した調書をわざと破棄したなどとして書類送検されていた警視庁公安部の捜査員だった3人をいずれも不起訴にしました。
神奈川県横浜市の機械メーカー「大川原化工機」の社長らは2020年、不正輸出の疑いで警視庁公安部に逮捕されたものの、その後、起訴が取り消されています。
この事件をめぐって、「大川原化工機」側が捜査を担当していた公安部の捜査員だった3人を刑事告発し、警視庁捜査2課が去年11月、この3人を公用文書毀棄と虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検していました。
起訴が取り消された「大川原化工機」の社長らが国と都に賠償を求めた訴訟では、1審の東京地裁があわせておよそ1億6000万円の支払いを命じていて、捜査員が元役員の調書を作成した際、元役員に指摘された誤りを修正したように装って元役員に署名させていたことを「違法」と認定しています。
この訴訟は「大川原化工機」側と国と都側の双方が控訴していて、東京高裁は5月28日に判決を言い渡す予定です。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/378123】
大川原化工機代理人「警察犯罪を裁く機会が奪われた」 虚偽の文書作成疑い、警視庁公安部の3人が不起訴に
2025年1月8日 18時42分
噴霧乾燥機を不正輸出したとの外為法違反容疑で「大川原化工機」(横浜市)の社長ら3人が逮捕され、後に起訴が取り消された事件を巡り、虚偽の文書を作成したなどとして告発され、虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで書類送検された当時の警視庁公安部の捜査員3人について、東京地検は8日、不起訴(嫌疑不十分)とした。
◆東京地検は「罪を認定することに疑義がある」
(東京地検)
地検は「罪を認定することに疑義があり、事情を総合考慮した」と説明したが、詳しい理由を明らかにしていない。告発した大川原化工機社側は検察審査会に審査を申し立てる方針。
警視庁捜査2課は大川原化工機社側の告発を受け、2024年11月、捜査を担当した警部、警部補、巡査部長の男性3人を書類送検。書類送検容疑は、逮捕された同社役員(当時)への取り調べで作成した弁解録取書を故意に破棄するなどしたほか、噴霧乾燥機の温度実験をした際、立件に不利なデータを外して捜査報告書を作成したとされた。
不起訴処分について、大川原化工機社側代理人の高田剛弁護士は「犯罪の成否について裁判所の判断を仰ぐ機会が奪われることは不当。警察犯罪が繰り返されないようにするためには、裁判所の判断は不可欠だ」とコメントした。
警視庁は「地検の処分については答える立場にないが、引き続き適正な業務遂行に努めてまいります」としている。
大川原化工機が東京都と国に損害賠償を求めた訴訟では、東京地裁が2023年12月の判決で、必要な捜査が尽くされず逮捕や起訴は違法と認定。都と国に計約1億6000万円の賠償を命じた。同社側と都、国側の双方が控訴し、東京高裁は今年5月28日に判決を言い渡す。
【関連記事】大川原化工機冤罪事件、当時の公安捜査員3人を書類送検 不利なデータを外して捜査報告書を作成した疑い
【関連記事】悪意に満ちたウソ・脅し、変更された供述調書… 大川原化工機冤罪事件が浮き彫りにした取り調べの問題点
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/375816】
大川原訴訟控訴審、5月判決 社長ら、捜査の違法性主張
2024年12月25日 11時41分 (共同通信)
(東京高裁に向かう大川原化工機の
大川原正明社長(左端)ら=25日午前)
生物兵器製造に転用可能な装置を無許可輸出したとする外為法違反罪の起訴が取り消された大川原化工機(横浜市)の大川原正明社長(75)らが、東京都と国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審口頭弁論が25日、東京高裁であり結審した。太田晃詳裁判長は判決期日を来年5月28日に指定した。
弁論で社長側は「逮捕した警視庁公安部の法令解釈は合理性を欠き、求めた訂正を行わないまま供述調書を作成するなど違法行為があった」と主張。都側は「不当な捜査が行われた事実はない」と反論した。
問題となった装置は霧状の液体を熱風で瞬時に粉末化する「噴霧乾燥装置」。輸出規制対象の「滅菌または殺菌できるもの」に当たるかどうかが判然としていなかった。
10月には元警視庁公安部捜査員3人への証人尋問が行われ、うち1人は「(立件は)日本の安全を考えたものではなく、決定権を持つ人の欲だと思う」と述べていた。
昨年12月の一審東京地裁判決は、社長ら3人の逮捕は根拠を欠き、東京地検の起訴も違法だとして、都と国に約1億6千万円の賠償を命じた。
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