東京新聞の社説【徳洲会とカネ 猪瀬知事 説明に誠意を】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013112302000138.html)。
元「ト」知事や現「ト」知事に「誠意」を求めてもねぇ・・・・・・
『●「国民の6割が脱原発を望んでいるというのに自民党が大勝した理由」』
『●東京電力原発人災対策へのお金を「ケチ」ったあげくに、
致命的欠陥対策にドブ金か?』
『●「都政は変わるべき、でも、彼に投票」? 矛盾を感じるな~』
『●絶望を禁じ得ない』
五輪招致「おもてなし」だけでなく、どうやら都知事選にも「うらがあった」ようです。五輪招致の「うらあり」で世界に恥をさらし、その上、「責任者のスキャンダルまで重なって」は恥の上塗り。
「原発事故に責任者のスキャンダルまで重なっては、世界に見損なわれ」ては大変!!、なので、小沢一郎氏の大「事件」の時ように、マスコミと幻の「検察審査会」に大騒ぎ・バカ騒ぎしてもらい、(大読売のラジオ宣伝のように)「汚名は返上」してもらいましょう。
『●書籍紹介『20人の識者がみた 「小沢事件」 の真実
捜査権力とメディアの共犯関係を問う』』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013112302000138.html】
【社説】
徳洲会とカネ 猪瀬知事 説明に誠意を
2013年11月23日
史上最多の四百三十三万票の信任が揺らぐ。猪瀬直樹東京都知事が自らの選挙戦の前に、医療法人徳洲会グループから五千万円を受け取っていた。疑念を晴らさねば、首都の信用が失墜する。
徳洲会グループは、昨年十二月の衆院選に絡んだ公職選挙法違反事件の渦中にある。徳田毅衆院議員の選挙運動員に違法な報酬を支払った疑いで、捜査当局は毅氏の姉ら六人を逮捕している。
そんな徳洲会からの巨額資金の提供が明るみに出たのだ。首都の顔なのに、カネにまつわる疑惑を招くとは失態では済まされない。「政治家としての意識が弱かった」と反省の弁を述べたが、国際的にも恥ずかしい。
猪瀬氏の釈明を聞くと、ますます謎が膨れ上がる。衆院選と同日の知事選を控えた時期に、徳洲会の徳田虎雄前理事長にあいさつに出向くと、資金提供による応援という話が持ち上がったという。
選挙戦に充てる目的で借用したのかと問えば、猪瀬氏はそれは違うと否定する。選挙運動は意外にカネがかからず、私的な預金の範囲内で賄えたというのだ。
ならば、なぜわざわざ選挙前に大金を借りたのか。なぜ不要なカネを妻名義の貸金庫に長期にわたり保管していたのか。なぜ捜査当局が強制捜査に動いてから返したのか。そもそも、なぜ医療法人の前理事長のもとを訪ねたのか。
やましいことがないというのなら、繰り返し誠実に説明をするべきだ。一連の行為は不自然きわまりない。それが大方の庶民の論理と感覚だ。
公職選挙法や政治資金規正法に触れる可能性も指摘されている。
きのうの時点で、猪瀬氏が都選挙管理委員会に出した選挙運動費用収支報告書にも、猪瀬氏が代表の資金管理団体などの二〇一二年の政治資金収支報告書にも、徳洲会とのカネのやりとりを示す記載はなかった。
あくまで「個人的な借金」として押し通せば、法の網には引っ掛かるまい。よもや首都のトップがそんな戦術を展開しているとは疑いたくはない。捜査当局による真相解明が急がれる。
猪瀬氏は企業人や官僚、政治家の出身ではない。庶民と共に歩んだ作家活動が人生の土台になっているはずだ。清廉潔白こそが身上とわかっているだろう。
東京は二〇二〇年五輪・パラリンピックの開催都市だ。原発事故に責任者のスキャンダルまで重なっては、世界に見損なわれる。
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