東京新聞の御悔み記事【【おくやみ】山田昭男氏死去 未来工業を創業】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2014073102000164.html)。
「年末年始の長期休暇だけではない。全員が正社員。残業もない。
営業ノルマも禁止。定年は七十歳で育児休暇は三年」
「社員がやりがいを持って幸福に働ける環境を築いてきた経営者の
言葉には、小さな企業が生き抜いてゆく知恵が詰まっている」
「ムチがなくても社員は働く。それを知らないのは無知」
「優しくすれば、社員もここを守りたいと働いてくれる」
・・・・・・アベ様や小泉純一郎氏・竹中平蔵氏の目指す社会とは対極の数少ない会社・未来工業の創業者の御一人・山田昭男さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。
『●働くとは何か? 生業とは?』
『●「報われない国」の労働環境の「質」の劣化』
「人を大事にする経営で知られる岐阜県の未来工業(電気・ガス設備
資材)は、全員が正社員で定年も七十歳。昭和四十年の創業以来、
赤字はなく、社員約八百人の平均年収は六百二十万円(四十三歳)。
好業績は社員の提案に基づく商品開発力にあるという。かつてと違い、
大手企業からヒット商品が生まれないのも人件費削減に躍起な経営と
無縁ではあるまい。/ところが安倍政権は「世界一企業が活動しやすい国」を
掲げ、解雇しやすい正社員といわれる「限定正社員」など雇用流動化に
力を入れる。派遣労働についても規制緩和を一段と進める方針である」
『●「資本主義の狂気」 『週刊金曜日』
(12月13日、972号)についてのつぶやき』
『●「報われない国」のこんな労働環境質の悪い中での希望の光』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/obituaries/CK2014073102000164.html】
【おくやみ】
山田昭男氏死去 未来工業を創業
2014年7月31日
残業も営業ノルマも禁止するユニークな経営で知られる電設資材メーカー、未来工業(岐阜県輪之内町)の創業者で元社長の山田昭男(やまだあきお)相談役が三十日午前、多臓器不全のため死去。八十二歳だった。中国・上海生まれ。葬儀・告別式は近親者で行い、後日同社主催のお別れの会を開く。喪主は長男で社長の雅裕(まさひろ)氏。
劇団仲間四人で一九六五(昭和四十)年に未来工業を設立して社長に就任。残業禁止のほか、年間百四十日の休日数といった型破りな経営で社員のやる気を引き出すことに力を入れた。電気工事に使う資材も大手メーカーにはないアイデアを盛り込んで製造した。
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