Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●凍土壁で「完全にブロック」どころか、放射性汚染水を「水増し」する「かき氷作戦」とは呆れる

2014年08月02日 00時00分05秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【成否は「かき氷作戦」次第…福島原発オソマツ凍土計画】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152269)。

 「もはや潔く断念した方がいいのではないか。東京電力が福島原発の汚染水対策の「切り札」と位置付ける凍土壁の実現性に、また新たな「障害」だ」・・・・・・東電はケチり原子力「ムラ寄生」委員会は相変わらずの無責任、アベ様は無策。凍土壁は出だしから躓き、「かき氷作戦」とは呆れる。しかも、「大量の氷が溶ければ、汚染水は増える。それも100トン以上になる可能性」があり、汚染水を「水増し」する始末。アベ様達の云う「コントロールされた状態」「完全にブロック」の実情はこんな姿である。

   『●東京電力原発人災対策へのお金を「ケチ」ったあげくに、
                        致命的欠陥対策にドブ金か?
    「(nikkan-gendaiの記事『馬淵澄夫氏が指摘 安倍政権の汚染水
     
』)・・・・・・なぜなら、安倍政権がやろうと
     している抜本対策の目玉、「凍土方式」は、原発事故直後に却下された
     不適切工法なのである。・・・・・・結局、地下遮水壁のプランは、馬淵が
     その後、首相補佐官を外されたこともあって、立ち消えになっていく。
     大甘の東電は海側にだけ遮水壁を造ることにして、お茶を濁し、
     これが目下の惨状を招いたのだ。当時から遮水壁建設に取り組んで
     いれば、今頃、汚染水であわてることはなかった・・・・・・無責任東電
     泥縄安倍政権に任せていても、どうにもならない」

 

 ところで、最近、全く話題にならない4号炉問題・「「UFOキャッチャー」作戦」・・・・・・ 4号機の核燃料プール内の膨大な未使用・使用済み核燃料の取出しは、いま、どうなっているのだろう、非常に心配。

   『●原発人災は続いている: 小出裕章さん、日本は「お終いです」
   『●東京電力原発人災4号炉問題・・・・・・
        「「UFOキャッチャー」作戦」、想像しただけでゾッとする
   『●「宙吊り」下の「広島原爆が撒き散らしたセシウム137の
                    14000発分」を「UFOキャッチャー」・・・


==============================================================================
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152269

成否は「かき氷作戦」次第…福島原発オソマツ凍土計画
2014年8月1日

   (集中廃棄物処理施設に放射能汚染水が貯まる(東京電力提供))

 もはや潔く断念した方がいいのではないか。東京電力が福島原発の汚染水対策の「切り札」と位置付ける凍土壁の実現性に、また新たな「障害」だ。凍土壁に先行して進めている、地下トレンチ(トンネル)内の高濃度汚染水を取り除くための作業が難航し、やり方を変更せざるを得ない事態となったのだ。

 凍土壁は1~4号機の周囲1・5キロに1550本の凍結管を埋設。冷却剤を循環させて地下30メートルまで凍らせ、地下水の流入を防ぐ計画で、6月から工事が始まった。東電はこれに先立ち、4月から、タービン建屋と地下トレンチの接合部の凍結作業を開始。建屋からトレンチに水が流れるのを防いだ上で、トレンチ内にたまった1万トン以上の高濃度汚染水を抜き取ることにしていた。


■凍らない接合部

 ところが、3カ月経っても接合部が凍らないため、東電は30日、トレンチに1日15トンの氷を2週間程度継続投入する――と発表。汚染水の温度を下げ、接合部を凍りやすくさせると説明した。抜かなければならない水に、わざわざ氷を追加するというのである。

 当然、大量の氷が溶ければ、汚染水は増える。それも100トン以上になる可能性があるという。トレンチの凍結計画が頓挫すれば、凍土壁もパーになる。なりふり構ってはいられないのだろう。だが、汚染水を「減らす」作業で「増やして」どうするのか。急場しのぎとはいえ、「かき氷で冷やせ」とはお笑いだろう。

 元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。

   「やはり地下水の流量、速さなどが(東電が)想定している以上なのだ
    と思います。だから、なかなか冷やせない。まずは地下水の詳しい状況を
    きちんと把握するべきです。ボーリング箇所を増やし、基礎調査を実施する。
    必要なことをやらずに先を急ぐだけでは、何をやっても焼け石に水です」

 凍土壁に投じられる国の予算は今のところ320億円だが、こんな「場当たり作戦」が出てくるようでは、この先もカネがいくら必要になるのか分からない。一刻も早く別の解決策を考えた方がいい。
==============================================================================
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする