asahi.comの記事【沖縄知事選、辺野古移設が最大争点 仲井真氏が出馬表明】(http://www.asahi.com/articles/ASG8763BFG87TPOB006.html?iref=comtop_list_pol_n05)と、
東京新聞の記事【沖縄県知事選 辺野古問い直す機会に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080802000142.html)。
「沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事(74)が7日、11月の知事選に立候補すると正式に表明した。記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「現実的」と繰り返し、移設推進の姿勢を鮮明にした。移設反対の立場を取る翁長(おなが)雄志(たけし)那覇市長(63)の立候補も確実視されており、選挙戦では辺野古移設が最大の争点」・・・・・・。
2011年11月沖縄県知事選後、「再選された知事は、直後に、「県外」堅持とししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」としてい」ました。結局予想通り、国外移設どころか、辺野古埋め立て承認へと突っ走りました、仲井真弘多知事は。そして、「あり得ない水増しやごまかし」で、2014年正月を前に、仲井真知事は「いい正月を迎え」れると仰っていました。哀しい知事です。その誤りを繰り返してはいけません。丸腰の市民に掃海母艦を派遣するようなアベ様、「子どもにスラップ(SLAPP、SLAPP)」するよな野蛮な国に、「国民の審判」をキッチリと。
『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に』
『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
~そうさせた「本土」の重い責任~』
『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」』
『●「辺野古の海を守ろう」:
アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに』
『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」』
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【http://www.asahi.com/articles/ASG8763BFG87TPOB006.html?iref=comtop_list_pol_n05】
沖縄知事選、辺野古移設が最大争点 仲井真氏が出馬表明
2014年8月7日20時12分
(沖縄県知事選への立候補を表明する仲井真弘多知事
=7日午後0時14分、那覇市、泗水康信撮影)
沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事(74)が7日、11月の知事選に立候補すると正式に表明した。記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「現実的」と繰り返し、移設推進の姿勢を鮮明にした。移設反対の立場を取る翁長(おなが)雄志(たけし)那覇市長(63)の立候補も確実視されており、選挙戦では辺野古移設が最大の争点となる。
「辺野古案も、決して遅いとか非現実的とかではなくなりつつある。普天間の危険性除去へ現実的なスピードで動き始めた。反対とか何とかで元に戻しても、混乱するだけじゃないか」。仲井真氏は那覇市での会見で、持論を述べた。
4年前の知事選で「県外移設」を掲げて再選した後、辺野古移設を「現実的でない」と批判した仲井真氏。昨年末に辺野古埋め立てを承認した後も、県外移設を求める立場は変わっていないと主張してきた。
仲井真氏を支える自民党県連は元々、知事選での訴えでは辺野古移設に触れず経済振興に絞る方針だった。だが7月、仲井真氏は周囲に「(辺野古の埋め立てを)承認したのは私ですから」と語り、推進の姿勢を打ち出す考えを示した。
当初、仲井真氏の立候補に難色を示した自民党本部も仲井真氏を支持する方針だ。石破茂幹事長は7日、「県連から要請があれば、いろんな角度から検討して判断したい。知事の思いを成就する態勢で臨まなければならない」と語った。
一方、自民党県連幹事長も務めた保守系の翁長氏は、経済政策などでは仲井真氏と大差はなく、辺野古移設への賛否で違いを示したい考えだ。このため仲井真氏が辺野古問題に触れない戦略をとることを警戒してきた。仲井真氏が辺野古移設推進を明確に打ち出したことで、翁長氏を支持する野党県議は「知事選は辺野古移設を巡る事実上の県民投票になる」と語る。
このほか、前衆院議員の下地幹郎氏(52)も立候補の意向を表明している。辺野古移設について県民投票で賛否を問うとしている。
知事選の結果次第では移設計画に影響しかねない。だが、菅義偉官房長官は7日の記者会見で移設について「粛々と埋め立てを進めていくだけだ」と述べ、選挙結果にかかわらず計画を進める考えを強調した。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080802000142.html】
【社説】
沖縄県知事選 辺野古問い直す機会に
2014年8月8日
十一月の沖縄県知事選で最大の争点は米軍普天間飛行場の「県内移設」問題だ。政府は本体工事の着工に向けた準備を加速しているが、知事選を、県内移設の是非を問い直す機会にせねばならない。
県知事選は十月三十日告示、十一月十六日投開票の日程だ。
三選を目指して、きのう立候補表明した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(74)は記者会見で、普天間飛行場(宜野湾市)に代わる新しい米軍施設を名護市辺野古に建設する「県内移設」について「政府案も非現実的でなくなりつつある」と、推進する立場を強調した。
仲井真氏は四年前の前回知事選で「県外移設」を掲げて再選を果たした。その後も、県民の反対が強い県内移設は「事実上不可能」と繰り返し表明していたが、昨年十二月、政府が申請した辺野古沿岸部の海面埋め立てを承認した。
政府は周辺海域の立ち入り禁止区域を拡大したり、資材搬入を始めるなど、年内の本体工事着工に向けた準備を着々と進めている。
しかし、そもそも知事の埋め立て承認は選挙公約違反であり、県民との約束に反する。
承認後に行われた名護市長選挙でも、辺野古移設に反対する稲嶺進市長が再選された。民主主義の手続きに反する辺野古移設の強行は、到底、認められない。
知事選には辺野古移設反対の翁長雄志(おながたけし)那覇市長(63)も立候補の意向を固め、下地幹郎(しもじみきお)元郵政民営化担当相(52)も立候補を表明した。
翁長氏は元自民党県連幹事長で前回知事選では仲井真陣営の選対本部長を務めた。知事の埋め立て承認に反対して対決姿勢に転じたという。保守分裂選挙の構図だ。
自民党系の一部の那覇市議に加え、社民、共産両党などが翁長氏を支援する。県経済界にも推す動きがあり、政府が強行しようとしている県内移設への危機感の高まりと広がりをうかがわせる。
知事選は、辺野古移設を承認した仲井真氏に、県民が下す初めての審判だ。政府もその結果を重く受け止めるべきであろう。
自民党は仲井真氏を支援する方向だが、情勢は厳しいとの見方もある。知事選の結果が出る前に、辺野古移設を既成事実化しようとして準備を加速しているのなら、不誠実極まりない。
政府は少なくとも知事選が終わるまで、着工に向けた準備作業を中止すべきではないか。それが、過重な米軍基地負担を強いられている沖縄県民に対する、せめてもの誠意というものだ。
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