東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014080602000114.html)。
「「人間はもう死んでいるのに気が付かないでノコノコ歩いていっている」「人間は原爆を発明し、神でなければしてはならないことをしてしまった」・・・・・・核の存在から逃れられぬのにノコノコ歩く人類全体に記憶の太鼓と笛で目を覚まさせるのが、原爆の地獄を知る日本人の役割だろうが、最近ではその日本人が過去の記憶、教訓を忘れていないか。集団的自衛権に限らない▼誤った戦争をした。負けた。原爆などで大勢が死んだ。もう戦争は嫌だと誓った。こんな単純な物語を忘れるどころか、「侵略ではない」「やるんならやってやろうか」の物語にねじ曲げたいにおいも残念だが存在する」・・・・・・戦後60年余り、すぐに忘れる国、考えようとしない国ですね。
憲法違反を犯しつつ壊憲する愚かな「原理原則の無い国」です、「死の商人」に堕した国。3.11からわずか数年、原発を再稼働し、原発輸出したいそうです。9割方の人が「もう原発は嫌だと誓った」はずなのに。自公議員や翼賛野党議員、原子力「ムラ寄生」委員会などなど、「こんな単純な物語を忘れるどころか、「原発人災で死者はいない」「そりゃ風評被害」「核兵器やるんならやってやろうか」の物語にねじ曲げたいにおいも残念だが存在する」。それが主流派のごとく振る舞うこの国が哀しい。
『●「積極的平和主義」を愛する公明党の愚:
「軍隊は人を守らない」し、「戦争で得たものは憲法だけ」だ』
『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・』
『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定・・・
「やめろと言わないのは“許した”のと同意」』
『●憲法違反を犯しつつ壊憲する愚な・・・・・・「原理原則の無い国」「悪魔の島」』
『●「積極的平和主義」という愚:
『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』』
『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014080602000114.html】
【コラム】
筆洗
2014年8月6日
「人間はもう死んでいるのに気が付かないでノコノコ歩いていっている」「人間は原爆を発明し、神でなければしてはならないことをしてしまった」▼二〇一一年の東日本大震災以降、別役実さんの「象」(初演一九六二年)など原爆をテーマにした演劇の再演が増えている気がする▼原発事故と原爆の影が一直線につながるのか。冒頭に引いたのは昨年再演された三好十郎の「冒した者」(初演五二年)。また、八月六日午前八時十五分がめぐってきた。せりふを借りれば、「気が付かないでノコノコ歩いて」六十九年▼核の存在から逃れられぬのにノコノコ歩く人類全体に記憶の太鼓と笛で目を覚まさせるのが、原爆の地獄を知る日本人の役割だろうが、最近ではその日本人が過去の記憶、教訓を忘れていないか。集団的自衛権に限らない▼誤った戦争をした。負けた。原爆などで大勢が死んだ。もう戦争は嫌だと誓った。こんな単純な物語を忘れるどころか、「侵略ではない」「やるんならやってやろうか」の物語にねじ曲げたいにおいも残念だが存在する▼「話をいじっちゃいけんて! 前の世代が語ってくれた話をあとの世代にそっくりそのまま伝える、これがうちらのやり方なんじゃけえ」。原爆で生き残った女性の苦悩を描いた、「父と暮せば」(井上ひさしさん)。広島弁の「いじっちゃいけんて」をかみしめる。
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