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●「植民地意識丸出し」(安慶田光男副知事)な番犬様に尻尾をフル「言葉の偽装に長け」た政権(琉球新報)

2016年12月17日 00時00分33秒 | Weblog


東京新聞の新開浩記者の記事【オスプレイ2機事故 「安全」主張は崩壊】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016121590070509.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016121502000139.html)。

 《◆沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ」…名護市沖の浅瀬に不時着し大破した事故》。
 《▼ミサゴは英語では、あの「オスプレイ」である。米軍の新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着して、大破した。自在に空を飛ぶミサゴの名とはほど遠い翼のもげた無残な機体が横たわる。現場が市街地でなかったことに胸をなでおろすが、「もしも」を想像すれば鼓動も早まる》。


 まずは、既に多くの指摘があるが、《不時着》って、そりゃぁ~ないでしょ。東京新聞、お前もか! そういうのは《不時着》でなく、《墜落》です。ただし、東京新聞の社説では…【オスプレイ事故 家の上に落ちていたら】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016121502000143.html)、《沖縄県名護市沖で米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイが不時着した。起こるべくして起きた事故だ。米側は同機の飛行を一時停止すると表明したが、同機の国内配備そのものを見直すべきだ。… 米側は「コントロールを失った状況でなく自発的に着水した」と墜落の可能性を否定するが、その言葉を県民が信用できるだろうか。国内の事故でありながら、日米地位協定を盾にして現場の捜査権は日本の警察にはなく米側にあるからだ。日本側は事故の原因究明や情報提供を、米側にお願いしているだけである》。

 一方、日刊ゲンダイはさすが。【沖縄だけじゃない オスプレイ墜落の恐怖は全国に拡大する】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195787)、《米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸機オスプレイが13日夜、沖縄本島東方の海岸付近に墜落。機体はバラバラに壊れ、海中に沈んだ。これがもし市街地だったらと思うと、背筋が寒くなる》。
 リテラの記事【「オスプレイ墜落」報道で在京キー局が沖縄のテレビ局にも「墜落」を「不時着」に言い換えるよう圧力!】(http://lite-ra.com/2016/12/post-2774.html)では、《あらためて安倍政権がいかに沖縄県民の命を危険に晒しているかを露呈…。…政府の発表はどうにか矮小化させようと必死。… だが、もっと呆れたのは、報道のほうだ》。琉球朝日放送は、テレビ朝日から圧力があったそうだ。報道の自殺行為。

 沖縄の新聞は当然、「美しい国」の「言葉の偽装」を指摘。琉球新報のコラム『<金口木舌>水没しても「着水」』(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-411945.html)、《相手に配慮した婉(えん)(きょく)表現は日本人の美徳とされる ▼しかし、「墜落」を「不時着」や「着水」と言い換えるのはどうだろう…▼この政権は言葉の偽装に長けている》。


 さて、《沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ」》…言葉を失う。沖縄に牙むく番犬様。情けないことに、番犬様にシッポを振ることしかできないアベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、稲田朋美防衛相、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相ら。そんなに「空飛ぶ棺桶」が安全ならば、国会や首相官邸の上空で訓練すればいい
 番犬様は、お引き取りを。琉球新報【<社説>オスプレイ墜落 海兵隊撤退しかない 訓練場返還式典は中止せよ】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-411946.html)には、《この危険で不気味な灰色の機体が飛ぶ限り、どこに落ちてもおかしくない。県民の命と尊厳を守り、犠牲者を出さないためになすべきことが一層鮮明になった》。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016121590070509.html

オスプレイ2機事故 「安全」主張は崩壊
2016年12月15日 07時05分

◆沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ

 米軍新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着し大破した事故を受け、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は十四日、沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)のキャンプ瑞慶覧(ずけらん)で記者会見し、空中給油訓練中のオスプレイのプロペラが給油機の給油ホースに当たり損壊し、事故原因となった可能性があると明らかにした。ホースは切断されたという。

 ニコルソン氏は「沖縄の人々に謝罪する」と表明。早期謝罪には、二十二日の米軍北部訓練場(東村など)の部分返還など重要日程を控え、早期沈静化を図る狙いもあるとみられる。

 ニコルソン氏は別のオスプレイが十三日夜、普天間飛行場で胴体着陸したことも明らかにした。日本政府によると、米軍は「機体脚部に故障が生じた」と説明した。

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は、二十二日予定の返還式典は県民感情に反するとして政府に中止を求めた上で、上京して十五日に首相官邸と外務、防衛両省に直接抗議すると述べた。オスプレイは北部訓練場の未返還区域で運用予定。

 ニコルソン氏によると、普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)所属のオスプレイは十三日夜、トラブルを起こした。パイロットが浅瀬を目指し、集落を避けて不時着させた。乗組員五人のうち、二人が負傷。一人は骨折したが近く退院、もう一人は一週間程度入院する見込み。

 ニコルソン氏は会見直前、抗議に訪れた安慶田(あげだ)光男副知事に「パイロットは県民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」などと述べ、直接の謝罪はなかったという。安慶田氏は「植民地意識丸出しだ」と強く反発している。


◆日本は17機 18年度導入

 開発段階から事故が相次ぎ、安全性に懸念がもたれていた米軍の新型輸送機オスプレイが、日本国内で初の重大事故を起こした。別のオスプレイが胴体着陸していたことも明らかになった。日本政府は海外でのオスプレイ事故を把握しながら、安全性を強調してきたが、日本で二件も続けて事故が起きたことで主張は崩壊したといえる

 オスプレイは二〇一二年以降、海外で少なくても五件の事故が報告されている。昨年五月には米・ハワイで海兵隊のオスプレイが訓練中に着陸に失敗して炎上し、搭乗していた隊員二人が死亡した。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は事故後の記者会見で「今までの飛行時間などの指数でオスプレイは安全だと思っている」と述べ、安全性を強調した。陸上自衛隊は一八年度からオスプレイを十七機順次導入する予定。 (新開浩

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016121502000139.html

【コラム】
筆洗
2016年12月15日

 その鳥には、お鮨(すし)を作るという不思議な言い伝えがあるという。無論、鳥が江戸前の鮨を握れるはずもない。こんな話である。この鳥は空から海に飛び込んで、魚を捕る。その場では食べず、岩場などに隠しておく。これがやがて発酵し、その結果「なれ鮨」の一種ができあがるというのである▼器用な鳥は猛きん類のミサゴ。「みさご寿司(ずし)」という屋号のお店は全国的にもよく聞くが、伝説と関係があるか。もっとも実際のミサゴにそんな習性はないそうで、あくまで伝説である▼ミサゴは英語では、あのオスプレイである。米軍の新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着して、大破した。自在に空を飛ぶミサゴの名とはほど遠い翼のもげた無残な機体が横たわる。現場が市街地でなかったことに胸をなでおろすが、「もしも」を想像すれば鼓動も早まる▼開発段階から事故が相次ぎ、危険性が指摘され続けてきた政府は安全と胸を張ってきたが、実際に日本でもその機による事故が起きたのである▼原因究明はもちろんだが、配備の見直しまで含め、考えなければなるまい。「たかが一機」ではなく「一機のみか」の疑いの目が必要である▼その鳥が運んだ批判や疑問を隠し放置してはならぬそれは発酵ではなく腐敗する。できあがるのは、政治不信」「国家不信という口にできぬしろものである。
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