[※ パソナの学商・竹中平蔵氏による一人PDCAサイクル(https://twitter.com/yohei_tsushima/status/1009649260697038848)↑]
週刊朝日のコラム【室井佑月「竹中平蔵・パソナグループ会長」】(https://dot.asahi.com/wa/2018090500009.html)。
《竹中平蔵さんて、ワルだよね。マスコミは大学教授とか、元経済財政担当相という肩書で、この人の意見を有り難がって使うけど、使うなら同時にこの人のワルさも伝えなきゃダメなんじゃないの。…自分でルールを作り、自分が儲けたわけな》。
うんざりだなぁ。散々、トリクルダウンエフェクトによるお零れというデマを喧伝しておきながら、「Dr.トリクルダウン竹中平蔵センセイ、今さら、そりゃぁ~ないでしょ!」な掌返し。なのになのに、まだ大手を振ってアベ様の諮問機関などに潜り込んでいる。どんだけ厚顔なのか?
「自分が関わったところで自分が利益を得るという構図」、それは偶然??、…な訳がないです。
しかも、《竹中氏は一体、どういう立場で諮問会議に参加しているのか。学者なのか、企業の代表者なのか》? つまり、東洋大の『学商』ですね。東洋大の利益相反の点検は、一体どうなってんでしょうね。
《基盤的経費をなぜ国からもらわなければいけないのか》、《東大の土地を貸しビルやショッピングセンターにして、その上がりで研究すればどうか》…だそうです。最高学府を破壊したいらしい。そんなこたぁ、Dr.トリクルダウンセンセも《国家戦略特区諮問会議民間議員として…大学教授の肩書》で係わったらしい加計学園問題を解決してから、言ってくれ。まさか、アレを加計学園が《自分で稼ぐ努力》なんて言わないでしょうね?
『●トリクルダウンエフェクト: 如何に市民のことなど考えず、
大企業・お金持ちにしか目が行っていないか!』
『●「トリクルダウン理論」:
「貧しい者」ではなく「アベ様の自民党」に「お零れ」が!』
『●格差社会を拡大する「トリクルダウン理論」:
「したたり落ちているのは、若い世代の悔し涙なのか」?』
『●アベ様の「ドアホノミクス」(©浜矩子さん)で
空しき「雨乞い」をしても・・・・・・』
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(2/4)』
『●格差社会を助長するトンデモな「ト」理論=トリクルダウン理論』
『●Dr.トリクルダウン竹中平蔵センセイ、今さら、そりゃぁ~ないでしょ!』
『●散々煽ったトリクルダウンエフェクトを自ら否定、
あの竹中平蔵氏によるドアホノミクスの「中間総括」』
『●「残業代ゼロ法案」: お零れが滴り落ちてくるどころか
対象が下へ下へと『トリクルダウン』』
「東京新聞【先行の米国 労働環境悪化 「残業代ゼロ法案」】…。
《長時間労働を助長…ホワイトカラーエグゼンプション(WE)を導入する
米国では、長時間労働と対象拡大が問題化》。
「小さく産んで大きく育てる」…保坂展人さんは、そう言います。つまり、
「大丈夫、大丈夫、高所得者だけですよ」と小さく産んで、
「対象が年収800万円、600万円、400万円と次第に下げられていく」
方向へと大きく育てていくつもり。お零れが滴り落ちてくるどころか、
対象が下へ下へと『トリクルダウン』。そして、保坂さんは、さらに、
(負の方向に、少子化問題に対する)「残業代ゼロは決定打となる」と予測。
翼賛野党も含めて自公政権は、「弱者に厳しく、強者に優しい」
ドアホノミクスは「一番大切なものをないがしろにしているのです」」
『●竹中平蔵氏のパソナによる「自分が関わったところで
自分が利益を得るという構図」に乗っかって大丈夫か?』
『●必然的に「私腹を肥やしてきた」学商・竹中平蔵氏…
大学は、利益相反の調査はしなかったのかな?』
「リテラの記事【加計だけじゃない、国家戦略特区は安倍首相の
お友達優遇の巣窟だった! 竹中平蔵が役員の会社、
成田の医学部新設も】…日刊ゲンダイの記事【利権の巣窟
国家戦略特区の闇を暴く/「ミスター特区」竹中平蔵氏が
諮問会議議員の利益相反】…リテラの記事【「高プロ法案」
強行採決を許していいのか!/“高プロの旗振り役”竹中平蔵が
グロテスクな本音全開!「残業代は補助金」「高プロ対象はもっと
拡大しないと」】」
《安倍応援団たちや新自由主義者たちはこの犬も食わないような
話のすり替えに丸乗りし、「結局、文科省は既得権益にしがみついて
いるだけ」「足を引っ張るから規制改革は進まない」などと安倍首相に加勢
…安倍首相が民間議員に選んだお友だちである竹中氏もやりたい放題…
もうひとつ安倍首相には“アベ友特区”疑惑が浮上…国際医療福祉大学も
…加計そっくりの医学部開設認可の経緯》。
《それを、わずか4人の閣僚と、5人の民間議員がトップダウンで決めて
しまうのだ。実に問題の多い制度なのだが、“ミスター特区”ともいえる
存在が、東洋大教授の竹中平蔵氏である》。
《実際、その高プロ創設の「本音」は、この男がすでに暴露している。経団連と
ともに高プロ創設の旗振り役となってきた、竹中平蔵だ。竹中は21日付の
東京新聞の記事でインタビューに応じ、「時間に縛られない働き方を
認めるのは自然なこと」などとデタラメな高プロの必要性を強調する一方で、
平然と、こんなことを述べているのだ。「時間内に仕事を終えられない、
生産性の低い人に残業代という補助金を出すのも一般論としておかしい」》
『●「会社の奴隷」をどんどん育てよう…与党自公や
学商竹中平蔵センセを応援するマゾな支持者・信者の皆さん』
「「特区ビジネス」でも、「私腹を肥やしてきた」学商の利益相反。
学商=竹中平蔵氏…「自分が関わったところで自分が利益を
得るという構図」…それは、偶然ではない。
《コネや肩書を利用した非・自由競争》、ヤラセ。《竹中氏は一体、
どういう立場で諮問会議に参加しているのか。学者なのか、
企業の代表者なのか》? つまり、『学商』。大学は利益相反の
チェックしていないの?、あるいは、チェックしなかったの??
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【https://dot.asahi.com/wa/2018090500009.html】
室井佑月「竹中平蔵・パソナグループ会長」
連載「しがみつく女」
室井佑月 2018.9.6 07:00 週刊朝日 #室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
作家の室井佑月氏が、元経済財政担当相の竹中平蔵氏を批判する。
【この記事のイラストはこちら】
(c)小田原ドラゴン
(https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018090500009_2)
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竹中平蔵さんて、ワルだよね。マスコミは大学教授とか、元経済財政担当相という肩書で、この人の意見を有り難がって使うけど、使うなら同時にこの人のワルさも伝えなきゃダメなんじゃないの。
この人、小泉政権の時代から、この国のご意見番みたいになった。ほんでもって、規制緩和を進めていった。
多様な雇用形態を実現すべきと主張して、安く使える派遣や非正規を増やしていった。残業代ゼロの高プロを熱く推したのも、この人だった。
そして、自分はちゃっかり大手人材派遣会社の取締役会長に収まった。
自分でルールを作り、自分が儲けたわけな。
大手企業の経営者しか読まない業界紙ならともかく、普通に生きているあたしらが知識や情報を得るためにとっている新聞で、なぜこの人がたびたび偉そうに語るんだろ。
もしかして弱腰なマスコミは、彼を批判するのじゃなく、彼の発言を載せることによって、「わかって! この人、悪い人」ってあたしたちに伝えてるのかもしれない。
だったら、肩書を人材派遣会社の取締役会長にすべきだよ。そっちのほうが、わかりやすいから。
ま、そんなことどうでもいい。
8月23日付の毎日新聞朝刊にこの人の、「大学自ら稼ぐ努力足りぬ」という見出しのインタビュー記事が載っていた。
すっかり忘れておったが、大学改革という国立大学の運営費交付金削減をいいだしたのも、この人だったのね。
彼は堂々と、
「(大学は)マネジメントがほとんど働いていない。(中略)基盤的経費を
なぜ国からもらわなければいけないのか。自分で稼ぐ努力をしているのか」
と語っておった。
大学は学びの場なのに、金を稼げだって。国の金を当てにするなって。
この人の話は、なんでも金、金、金だ。稼ぎが上なら勝ちってか。なんでそんな輩に、上から目線で語られねばならんのか?
東大の民営化を主張していることについて問われると、
「大学にお金がないというが、寄付をもらえばいい。(中略)東大の土地を
貸しビルやショッピングセンターにして、その上がりで研究すればどうか」
だって! この人がいう大学のマネジメントって、大学の土地をショッピングセンターにすることなんか。いやぁ、びっくりだ、ここまで下品だと。
てかさ、この国ってどうなってるの? 子供の貧困対策に、政府が民間からの寄付を募ったり。
ワルに流れる金が多すぎて、本来、使用すべきところに金がまわってないんじゃない?
余談ですがこの人、加計学園についても絡んでるんだよね。国家戦略特区諮問会議民間議員として。大学教授の肩書で。
※週刊朝日 2018年9月14日号
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