[↑ ※「地震列島の原発安全性に警告」(週刊金曜日 1457号、2024年01月26日号)]
(2024年02月05日[月])
石川県志賀町の稲岡健太郎町長「北陸電力は再稼働を目指すとのことだが、首長として以前のように安全性をアピールすることは難しい」と。(東京新聞)《昨年末、前町長が逮捕された贈収賄事件に伴う町長選で初当選。その約1週間後、未曽有の震災が起きた。町長選では「化石燃料に頼り、電気代も高騰している現状では、すぐにでも原発を再稼働すべきだ」と主張したが、一転、慎重な姿勢に態度を変えた》そうだ。当時30代半ばだった町長も含めて、3.11東京電力福島第一核発電所人災で、皆そう思ったはずなのに、あの教訓は一体どこにいってしまったのか? 今回の「警告」をまたしても無視すれば、果たして再びの「幸運」に恵まれて、日本全土が高濃度の核汚染から免れることなどあり得るだろうか…。志賀原発直下の (活) 断層が、震度7の地震と連動してスライド・隆起しなかったことが、どれほどの「幸運」だったのかを理解できないのだろうか。(古賀茂明さん)《ほぼ全ての計画が全くいい加減な「なんちゃって避難計画」》についても重要だが、全ての核発電所の廃炉に直ぐに着手すべきだ。
3.11の時も、そう思ったのだけれども、核発電〝麻薬〟中毒患者・《原発ゾンビ》らはそうでないらしい。一体何をやっているんだろうか、この国は…。キシダメ政権や「利権」「裏金」「脱税」党ときたら、《原状回復》することも無く、堂々と《原発回帰》へと暴走し、この12年間、着々と《原発復権》…3.11東京電力核発電人災の教訓はどこに?
染谷明良記者による、東京新聞の記事【原発立地の町長が姿勢一転「安全性アピールは難しい」と再稼働に慎重発言 震度7の石川・志賀 稲岡健太郎氏】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/307209)によると、《能登半島地震で震度7を観測し、大きな被害が出た石川県志賀(しか)町の稲岡健太郎町長(46)が、本紙の取材に応じた。町内に立地する北陸電力志賀原発について、2007年と23年に能登地方で地震が頻発した状況を引き合いに「北陸電力は再稼働を目指すとのことだが、首長として以前のように安全性をアピールすることは難しい」と語った。重大事故を想定し、住民の避難経路を抜本的に見直す必要性を強調した。(染谷明良)》
『●能登半島地震と珠洲核発電所建設計画凍結と断層の上に建つ志賀核発電所
…「悪夢のような民主党政権」と比較して、今のキシダメ政権の無残さ』
『●能登半島地震と珠洲核発電所建設計画凍結と断層の上に建つ志賀核発電所
…それでも再稼働・新規建設したいという核発電〝麻薬〟中毒患者ら』
『●【能登を襲った巨大地震/狙撃兵】《役立たずかと思うほど鈍くさい動き
に、思わずこの連中に「人の心」は宿っているのだろうかと思うほどである》』
『●「想定外」!? 【震度5強の志賀原発で「想定外」続々…なのに規制委は
動かない 「安全上影響ない」「一定の時間かかる」とは?】(東京新聞)』
『●斎藤貴男さん《日本列島は地震の巣なのに、原子力の利用を「国の責務」と
うたうGX(グリーントランスフォーメーション)法案にかまけて》いた…』
『●これまでの教訓は何処に? 決して「想定外」と言う勿れ…能登半島地震
と珠洲核発電所建設計画凍結と断層の上に建つ北陸電力志賀核発電所』
『●本当に賢明な判断だった…珠洲核発電所《建設を阻止したのは、住民らの長
年にわたる根強い反対運動だった…無言電話や不買運動に耐えた阻止活動》』
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/307209】
原発立地の町長が姿勢一転「安全性アピールは難しい」と再稼働に慎重発言 震度7の石川・志賀 稲岡健太郎氏
2024年2月3日 18時27分
能登半島地震で震度7を観測し、大きな被害が出た石川県志賀(しか)町の稲岡健太郎町長(46)が、本紙の取材に応じた。町内に立地する北陸電力志賀原発について、2007年と23年に能登地方で地震が頻発した状況を引き合いに「北陸電力は再稼働を目指すとのことだが、首長として以前のように安全性をアピールすることは難しい」と語った。重大事故を想定し、住民の避難経路を抜本的に見直す必要性を強調した。(染谷明良)
◆「再稼働の道筋が見えてこない」
(原発の再稼働に慎重姿勢を示す稲岡健太郎町長
=2日、石川県志賀町で)
昨年末、前町長が逮捕された贈収賄事件に伴う町長選で初当選。その約1週間後、未曽有の震災が起きた。町長選では「化石燃料に頼り、電気代も高騰している現状では、すぐにでも原発を再稼働すべきだ」と主張したが、一転、慎重な姿勢に態度を変えた。
原発の耐震性については「敷地外の活断層を巡る専門家の意見や原子力規制委員会の判断を待つ」としたが、「安全対策の強化や審査の長期化などを考えると再稼働の道筋が見えてこない」と指摘した。
◆これまでの避難訓練「現実的でなく、訓練のための訓練だった」
年に1度実施の県と北陸電による避難訓練にも言及。想定されている避難経路が今回の地震で壊れ、寸断したことを受け「海にも空にも逃げられない。現実的でなく、訓練のための訓練だった。抜本的に見直す必要がある」と語った。
町内に16カ所ある放射線防護施設については「1カ所に40〜50人を収容し、1週間以内に救助隊が来る想定で、備蓄があると認識している」と説明。だが「万が一の場合、全町民を受け入れる容量はない。施設を何倍も増設する必要がある」と、町防災計画の見直しを検討する考えを示した。
防災服で取材に応じ「地震直後、原発事故が頭をよぎった。その後、北陸電の説明を聞き、稼働停止の現状を踏まえ、事故はないと分かった」と振り返った。その上で「むしろあの揺れをよく耐えたな、というのが率直な思い」と続けた。
志賀原発 1、2号機とも2011年から運転停止中。北陸電力は2号機の再稼働を目指している。23年3月、再稼働の前提となる新規制基準の適合審査会合で原子力規制委員会は「『敷地内に活断層はない』との北陸電の主張は妥当」と判断。敷地周辺断層による地震の最大震度や津波の想定について審査が続く。今回の地震では、壊れた変圧器から2万リットル以上の油が漏れ、想定していた周辺の避難経路が寸断された。
【関連記事】断層上にある志賀原発は「次の地震」に耐えられるか 能登半島地震で高まった巨大地震発生リスク
【関連記事】能登半島で動いた断層は150キロ、想定は96キロなのに 北陸電力が繰り返してきた「過小評価」の歴史
【関連記事】原子力災害対策指針の大幅変更を規制委が否定 能登半島地震で「避難の前提」総崩れになったのに
=====================================================
最新の画像[もっと見る]
- ●《除染土》という名の汚染土を全国に拡散する気満々…《除染土の再利用「粉じんが飛び、内部被ばくする可能性」指摘 公共事業などに活用する国方針》 4時間前
- ●大川原化工機でっち上げ事件、アンケート回答を隠蔽廃棄…《強い要望…事実関係の確認が進んでいたこと》が廃棄せねばならない理由となるだろうか? 1日前
- ●《看護師で登山家の渡邊直子さん…世界に14座ある標高8000m以上の高峰を完全制覇し、日本人女性初の「14サミッター(サミットは山頂の意味)」》に 1週間前
- ●《看護師で登山家の渡邊直子さん…世界に14座ある標高8000m以上の高峰を完全制覇し、日本人女性初の「14サミッター(サミットは山頂の意味)」》に 1週間前
- ●2011年3月11日「震災も原発事故もまだ終わっていない」…「教訓」や「警告」はどこに? 原発復権・原発回帰して原発依存度を上げていいのか? 1週間前
- ●PARC製作『Amazon配達員――送料無料の裏で』(土屋トカチ監督)…《「…“送料無料”の裏側で起こっている労働実態」に迫ったドキュメンタリー》 1週間前
- ●《マイナ保険証はセキュリティー上の懸念も多く、認証エラーや紐づけミスなどのトラブルも続出。解除ラッシュは国民の不安の裏返し…制度は破綻》 2週間前
- ●《原発回帰》《原発復権》《原発を最大限活用》核発電全開…《「脱原発依存」の看板を下ろすのは、福島の教訓を忘れ去るということだ》(東京新聞) 2週間前
- ●「教訓」も「警告」も無視して暴走…《原発活用は政府と同じ方向》な玉木雄一郎コミ代表(3カ月役職停止処分中)が《原発復権》を大きく後押し 2週間前
- ●《エネルギー基本計画…原発依存度「可能な限り低減」の文言削除》…原発依存症、核発電〝麻薬〟中毒な皆さん…もうどうかしてしまっているニッポン 2週間前
「Weblog」カテゴリの最新記事
- ●《除染土》という名の汚染土を全国に拡散する気満々…《除染土の再利用「粉じんが...
- ●大川原化工機でっち上げ事件、アンケート回答を隠蔽廃棄…《強い要望…事実関係の確...
- ●神戸金史RKB報道局解説委員長《起きてはいけないことが起こらないようにするため...
- ●《平野啓一郎氏…「人を殺してはいけない」のは絶対的な禁止なのに、死刑制度はひ...
- ●初めての死刑執行後の再審請求「福岡事件」…《無実を訴えながら死刑を執行された...
- ●元刑事裁判官・木谷明さんは《検察の権限が強すぎることも、裁判官が検察の主張に...
- ●大谷昭宏さん「無実で犯行をでっちあげられながら、それを立証できずに人生を奪わ...
- ●(リテラ)【渡邉恒雄の追悼報道でマスコミが触れない裏の顔! 中曽根、児玉誉士...
- ●《看護師で登山家の渡邊直子さん…世界に14座ある標高8000m以上の高峰を完全制覇...
- ●2011年3月11日「震災も原発事故もまだ終わっていない」…「教訓」や「警告」はどこ...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます