[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]
(2021年03月11日[木])
琉球新報のコラム【<金口木舌>戦没者は二度、殺される】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1282515.html)。
《▼沖縄戦戦没者の遺骨が多く見つかってきた糸満市米須で、土砂採掘が予定されている。業者は辺野古新基地への参入の意思を示す。遺骨が混じらない地層から使用する考えだが、具志堅さんは懐疑的な見方だ》。
『●《玉城知事が対話を求めた直後にこれを拒否…》アベ様には
《(他者の痛みに寄り添う)沖縄のチムグクル》は届かず』
『●《思いやり予算日本要請…必死に米軍を引き留めつつ、沖縄に負担を
押し付け続ける日本政府の手法はかつての植民地主義をほうふつさせる》』
『●《埋め立てに使う土砂を、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部から
採取することが新たに盛り込まれた…「戦没者に対する冒とくです」》』
『●《戦争で亡くなった人の血や肉が染みこんだ土や石を、新たな軍事基地
建設に使用するのは人間のやることじゃない》…《人柱》でいいのか?』
『●《1995年9月4日…あれから25年…沖縄の「負担軽減」といい
ながら、日本政府は事件が起こった沖縄島北部東海岸に新たな基地…》』
『●沖縄イジメ、辺野古は破壊「損」の張本人が元最低の官房長官。
そして今、さらなるデタラメ・ヒトデナシをやろうとしているオジサン』
『●(琉球新報社説)《「ウチナーンチュ(沖縄人)だって人間じゃ
ないのか」。コザ騒動の現場で人々が叫んだ言葉は今も変わらない》』
『●《陸上自衛隊と米海兵隊が、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに、
陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させる…極秘合意》』
『●<金口木舌>《「私たちはウサギやヤギと同じだった」…人々の
怒りは、半世紀前に米軍車を取り囲んだウチナーンチュの叫びと地続きだ》』
『●《沖縄県民の反対を無視して建設が進む辺野古沖の新基地を、米軍と
自衛隊が共用する…極秘合意》、その行きつく先は《標的の島》……』
《戦没者は二度、殺されることになる》。
《人柱》《戦没者に対する冒とく》…元・最低の官房長官=現首相らが沖縄でやっているヒトデナシぶり。
《遺骨を岩ズリと一緒に軍事基地を造るために埋め立てに使うなど言語道断》…もう、滅茶苦茶すぎる。「戦争で亡くなった人の遺骨を岩ズリと一緒に軍事基地を造るために埋め立てに使うなど言語道断」「遺骨を岩ズリと一緒に軍事基地を造るために使うなど言語道断」…そんなことも理解できない元・最低の官房長官や新官房長官ら。
辺野古は破壊「損」の上に、さらなるデタラメを重ねる元最低の官房長官ら。ようやく〝本土〟でも報じられるように……。一方、県や玉城デニー知事の動きが鈍く見えてしまうことがとても残念。
マガジン9のコラム【三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌 第101回:「助けてぃくみそーれー!」~戦没者を二度殺すのか? 具志堅隆松さんら県庁前でハンスト~】(https://maga9.jp/210303-2/)によると、《「助けてぃくみそーれー」。この言葉をパソコンで打ち込むだけで、私は手が震える思いがする。沖縄の言葉で「助けてください」という意味だが、助けてくださいと打つのはなんでもないが、「助けてぃくみそーれー」は、胸が苦しくなって打てない。沖縄戦の聞き取りをした人ならばわかると思う。この言葉が1945年、島中の至る所で地中に滲み込むほどに叫ばれていた。その光景を何度も想像した者にとっては、この言葉を県庁に向かって叫ぶ具志堅さんの姿は正視できない》。
【「助けてぃくみそーれ!」具志堅さんハンスト】
(https://youtu.be/hPlFmpe6xn8)
〔マガジン9のコラム【三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌 第101回:「助けてぃくみそーれー!」~戦没者を二度殺すのか? 具志堅隆松さんら県庁前でハンスト~】(https://maga9.jp/210303-2/)〕
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1282515.html】
<金口木舌>戦没者は二度、殺される
2021年3月7日 06:00
金口木舌 戦没者 具志堅隆松 ハンガーストライキ 遺骨 沖縄戦
1人の骨の数は、誕生した直後が306個ほどで、成長に伴い結合して成人が206個ほどになる。赤ん坊の前頭部には「大泉門」と呼ばれるへこみがあり、頭蓋骨の骨と骨がくっついていないことが分かる
▼戦争に奪われた尊い命を思い、遺骨を今も探す人たちがいる。地上戦で多くの命が奪われた沖縄の地では、今も遺骨収集が続く。シベリアやハワイなどの抑留地でも探す活動もあり、行方が分からないままの人がいる
▼遺骨収集ボランティアの具志堅隆松さん(67)は1人の骨の数に触れた上で強調した。「時間の経過とともに骨は崩れる。指や子どもの骨は小さく、どうしても見逃してしまう」
▼沖縄戦戦没者の遺骨が多く見つかってきた糸満市米須で、土砂採掘が予定されている。業者は辺野古新基地への参入の意思を示す。遺骨が混じらない地層から使用する考えだが、具志堅さんは懐疑的な見方だ
▼措置命令権がある県に採掘への中止を出すことを求め、具志堅さんは1日から6日まで、県庁前でハンガーストライキをした。支援の集会が県内外で開かれ、賛同は広がりを見せた
▼2016年施行の戦没者遺骨収集推進法は、遺骨収集を「国の責務」と明記したが、政府は土砂を軍事基地建設に用いるのか。玉城デニー知事はどう判断するのか。その結果次第で、戦没者は二度、殺されることになる。
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【三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌 第102回:デニー知事・中止命令を回避~沖縄戦の遺骨を含む土砂採掘問題】(https://maga9.jp/210421-2/)/《ガマフヤー(「洞窟を掘る人」の意・遺骨収集ボランティアの団体名)の代表、具志堅隆松さんらが3月、沖縄県知事の決断を求めて那覇のど真ん中の県庁前でハンストを決行したことは前回ここでリポートしたが、「沖縄戦の犠牲者の遺骨が混じった土を埋め立てに使うな!」という県民の怒りは、このひと月で瞬く間に拡がった。そのうねりは久しぶりに保革を超え、年代を超え、立場も超えて静かな怒りとなって人々の心を掴んでいった。…紆余曲折はあったものの、沖縄県議会も15日、遺骨が混じった土砂を使わないとする意見書を全会一致で可決した。その翌日の16日が、知事の中止命令で問題の業者の採掘を止められる期限の最終日に当たっていた。県議会の決議に勇気づけられた具志堅さんは、あと一歩と知事の判断に期待をかけた。しかし——。…脱力したように座っている具志堅さん。…「残念を通り越して憤りを感じております」…知事の真意は今のところ私には推し量ることはできないが、これでは終わらないとする具志堅さんはじめ戦没者を大事に思う県民のエネルギーと、それに呼応する全国の人たちが、この渦をもっと大きく育てていく可能性はおおいに残っている。あの戦場に長年向き合い、血を吸った大地に根を張った人たちが組み上げていく平和運動は、どうやら簡単に崩れ去るようなものではなさそうだ。》