Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?

2014年08月16日 00時00分58秒 | Weblog


沖縄タイムスの記事【辺野古ブイ設置:仲井真知事「僕に聞かれても」】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=79914)と、
毎日新聞の記事【辺野古ブイ設置:「激しい憤り禁じ得ない」稲嶺名護市長】(http://mainichi.jp/select/news/20140814k0000e040205000c.html)。

 世間はお盆休み、アベ様自身も休養中、そして「敗戦の日」を前に、辺野古の海で何が行われたのか? 稲嶺名護市長は「激しい憤り禁じ得ない」と語り・・・・・・でっ、仲井真知事は「僕に聞かれても」?、だそうです。アベ様と一体化する仲井真知事。
 2010年11月の知事選後に、「県外」堅持とししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」として」いました。そして、今年の正月を前に、「有史以来の予算だ。長年の基地に絡む性格の違う内容のものの解決をお願いしたら、早く取りかかっていただいて前に進み始めた実感がある。いい正月になるというのが実感だ」とも語っておられました。
 さて、来る11月の沖縄県知事選挙、どんな選挙結果が待っているのでしょうか? 仲井真知事も立候補します。

   『●菅総理の内心
   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
        2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
               ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
       「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
        アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
      掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない
   『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身


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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=79914

辺野古ブイ設置:仲井真知事「僕に聞かれても」
2014年8月14日 14:57

 仲井真弘多知事は14日、名護市辺野古の新基地建設に向けて米軍キャンプ・シュワブ沿岸にブイ(浮標)などが設置されたことについて、「作業の一つ一つを僕に聞かれてもどうにもなりませんよ。事業をやってる防衛省に聞いた方が早い」と述べた。

 仲井真知事は、公務で香港へ向かう前、那覇空港で報道陣に答えた。
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http://mainichi.jp/select/news/20140814k0000e040205000c.html

辺野古ブイ設置:「激しい憤り禁じ得ない」稲嶺名護市長
毎日新聞 2014年08月14日 12時33分(最終更新 08月14日 19時23分)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、防衛省は14日、埋め立て工事海域の地盤を調べるボーリング調査実施に先立ち、ブイ(浮標)の設置を始めた。

 これに対し、移設に反対している名護市の稲嶺進市長は「激しい憤りを禁じ得ない。政府は、先の市長選で示された新基地建設に反対する民意を無視し続け、計画を強硬に進めてきた。『海にも陸にも新たな基地は造らせない』の信念を貫き、市民、県民と力を合わせて不退転の覚悟で臨む」との談話を発表した。
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●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身

2014年08月15日 00時00分33秒 | Weblog


nikkan-gendaiの書評『BOOKS/「日本は戦争をするのか」半田滋著』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/152167)。

 「安倍首相が国軍の最高司令官を気どりながら、実は自衛隊の実態や制度に無知で無頓着・・・・・・安倍氏の「軍国主義」がいかに頭でっかちの付け焼き刃かがわかろうというものだ」・・・・・・「最高の責任者」アベ様のオツムの中身はこんなもの。そんなアベ様は違憲行為で壊憲し、挙句の果てに「非戦闘地域」に送られる自衛隊員、そして、
「人殺し」優待券赤紙が子供たちに贈られる時代に。恐ろしいものだ。

   『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ
   『●戦争できる国へ: アベ様をはじめ自公議員・
           翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に
   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」
   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』
   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・
   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
           ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
   『●東京新聞の心に沁みた記事【園長から平和の伝言 保育者の思い】
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●いろんな意味で疲れます・・・
      住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!
   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
             掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない
   『●「広島に続いて長崎でも、被災地の思いに
             応えることはなかった」「心や魂」無きアベ様


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/152167

「日本は戦争をするのか」半田滋
2014年7月29日

 


 今回の集団的自衛権問題に立ち向かう反対論陣で目立つのが現役・退役をふくむ自衛隊員たち。その理由の一端は、安倍首相が国軍の最高司令官を気どりながら、実は自衛隊の実態や制度に無知で無頓着なところにあるのではないか。

 本書第1章によれば安倍氏は首相になる前の2012年、自民党総裁としておこなった講演で、退役した自衛官を海上保安庁に移し、即応予備自衛官を海保に編入すべきだ、と主張した。ところが海保の巡視船は重油で動くディーゼルエンジン、海自の護衛艦は軽油のガスタービンで互換性は皆無。おまけに即応予備自衛官とは全員が陸自なのだから、それを船乗りにするなどあり得ない話安倍氏の「軍国主義」がいかに頭でっかちの付け焼き刃かがわかろうというものだ。

 このご仁が打ち出した集団的自衛権は、もともと第1次内閣時代に招集した懇談会が報告書に記した概念。ではこの通称法制懇」はどんな集団なのか。まず14人のメンバーのうち憲法の専門家はわずか1人。逆に外務省と防衛省・自衛隊OBは4人。しかも全員が講演や論文で集団的自衛権を容認してきた面々なのである。安倍首相の視野と思考の狭さが本書を読むとよくわかる。

(岩波書店 740円)
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●再稼働ありきの「世界最高水準の規制基準」という「世界一の無責任」さ

2014年08月14日 00時00分54秒 | Weblog


videonews.comの記事【マル激トーク・オン・ディマンド 第693回(2014年07月26日)川内原発再稼働の前に知っておくべきこと ゲスト:井野博満氏(東京大学名誉教授)】(http://www.videonews.com/on-demand/691700/003382.php)。
東京新聞の社説【原発パブコメ 広く、深く、声を聴け】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080402000128.html)。

   『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に
          何時間、何日間? 答えは「2年以上」!
   『●原発再稼働という恥ずべき選択 ~「新基準は世界一」
           「世界最高レベル」ではなく、「世界一の無責任」~


 「単一のトラブル回避が想定されているため複合的な要因が同時発生した場合に機能するかどうか疑わしい・・・・・・「従来の安全基準に地震や津波対策が加わったものに過ぎず、これでは再稼働を前提に基準が作られていると言わざるを得ない」と厳しい評価・・・・・・いずれも従来の安全基準の手直しに過ぎず、既存の原発でもクリアできることが前提になっているため、とても安倍首相が誇るような「世界最高水準」のレベルにはなっていないと井野氏は酷評」・・・・・・したそうだ。
 再稼働ありきの「世界最高水準の規制基準」「新基準は世界一」詐欺であり、世界に向けてまたウソを発信・拡散している。「安心」を喧伝し、「安全」詐欺を働いている。そんなものを許容する「地元」であっては、絶対にいけない。原発などを再稼働しなくても、「豊かな未来」「明るい未来」「豊かな暮らし」は可能だ。

   『●川内原発を再稼働させてはいけない!:
         九州の「草の根」の勁き底力を見せるとき
   『●原子力ムラ復権阻止を! 今なら引き返せる!!
   『●原発関連交付金・固定資産税などで「財政豊かな」玄海町で、
                3.11東京電力原発人災後初の町長選
   『●「豊かな玄海町」へ:
     「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力正しい理解で豊かな暮らし」


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http://www.videonews.com/on-demand/691700/003382.php

マル激トーク・オン・ディマンド 第693回(2014年07月26日)
川内原発再稼働の前に知っておくべきこと
ゲスト:井野博満氏(東京大学名誉教授)

 九州電力川内原発の再稼働に向けた動きが加速している。

 原子力規制委員会は川内原発1号機、2号機の審査を終えて、7月16日に事実上の審査のパスを認める「審査書案」を公表した。8月15日までパブリックコメントを募った上で正式に審査書が確定し、地元の同意が得られれば再稼動が可能になるという流れだ。

 電力各社は電力需給の逼迫と燃料費の高騰などを理由に原発の再稼働を目論んでいるが、審査書案の公表を受けて会見した原子力規制委員会の田中俊一委員長は、「原発再稼働の判断についてはコミットしない」と述べている。規制委はあくまで規制基準を満たしているかどうかを科学的な見地から判断するだけで、再稼働の判断は政府が行うものという立場だか、一方で安倍首相は規制委の決定を尊重して再稼働を行うとしており、再稼働の責任をお互いになすりつけているかのような印象は拭えない。

 しかし、われわれにとっては何をおいてもまず、今回の規制委による審査で、原発の安全性は十分に確保されたかどうかを十二分に検証する必要がある。5人の委員からなる原子力規制委員会は当初から委員の中立性に疑問が呈されていたが、今年の9月にはさらに元原子力学会会長の田中知氏が委員に就くことが決まるなど、原子力関係業界との接点が指摘される。また、委員の下で実際の審査業務に携わる原子力規制庁の職員も、福島第一原発事故の元凶の一つとして厳しく指弾された旧原子力安全・保安院からの横滑り組がほとんどだ。

 今回公表された審査書案は400ページ以上に及び、原発施設の設計の在り方から実際の施工上の対応、電源の安全確保対策、重大事故の想定や緊急時の要員確保まで記述されていて、一見するとあらゆる事態を想定しているかに見える。しかし、東京大学名誉教授で原子力施設に詳しいゲストの井野博満氏は 今回の審査書案では過酷事故への対策が不十分であると指摘する。  原発事故の対応で必要なことは、いかに原子炉を安全に「停める、冷やす、閉じ込める」かが鍵となるが、規制基準が想定している過酷事故のケースはいずれもひとつのトラブルが中心に考えられていて、それと並行して起きる可能性のあるトラブルが十分に考慮されていないと井野氏はいう。

 例えば冷却機能を喪失したケースでは、確かにそれをカバーするための対応は何重にも用意されているが、そのどれもが電力が問題なく供給されていて、対応に要する人員は常に確保されていることが前提になっているという。地震や津波で施設が損傷を受けた上に、全電源喪失に見舞われた時、何が起きるかを思い知らされた福島の教訓はどこへ行ったのだろうか。また、電源に関しても規制基準ではさまざま定められてはいるが、これも主に単一のトラブル回避が想定されているため複合的な要因が同時発生した場合に機能するかどうか疑わしいと井野氏は言う。

 さらに井野氏は今回の川内原発の場合、規制基準や審査書案を見るだけでは分からない問題もあるという。川内原発では、仮に冷却機能が失われて炉心損傷が起きても、その段階で事態の進行を押さえ込む防護機能が十分ではなく、次に生じるメルトスルーにどう対応するかという対策しか想定されていないという。つまり川内原発では重大事故の際には冷却機能を維持する対策が不十分なため、その時点での対応を諦め、その次の事態に対処することになっていて、その対応を原子力規制委員会も容認しているという。このような事実は専門家が読んで初めてわかることで、一般の人が規制基準や審査書案をいくら読んでも、知ることが出来ない。

 安倍首相が誇る世界最高水準の規制基準に関しても井野氏は「従来の安全基準に地震や津波対策が加わったものに過ぎず、これでは再稼働を前提に基準が作られていると言わざるを得ない」と厳しい評価を下す。福島事故で安全神話が崩れ、重大事故や過酷事故が起こりうるとの前提に立った原子力行政が目指されたはずだった。事故後に策定された新しい規制基準は、各数値などはより厳格になっているものの、いずれも従来の安全基準の手直しに過ぎず、既存の原発でもクリアできることが前提になっているため、とても安倍首相が誇るような「世界最高水準」のレベルにはなっていないと井野氏は酷評する。

 現在、日本の原発は全て停止している。しかし、そもそもその再稼働を誰がどういった権限で判断するのかという法的枠組みを日本は持っていない。そのため安全基準への適合の可否のみを審査しているはずの原子力規制委員会の判断が、事実上、再稼働にお墨付きを与える格好になっている。このままでは総無責任体制の下で原発だけが回り出すことになり、万が一の事故の際にもその対応が甚だ心配だ。少なくとも安倍首相は「規制委の意見を尊重して」などと逃げずに、「私の責任において再稼働しますと言えないのであれば再稼働などすべきではないだろう

 既に多方面から指摘されているように、現行の安全基準は周辺住民にとっては最も重要と言っていい、事故の際の避難計画が評価の対象からすっぽり抜け落ちてしまっている。仮に立地自治体によって作成された避難計画が現実離れした代物であっても、現行の制度ではそれを評価して適正化する組織が存在しない。とりあえず防災避難計画の作成が義務づけられているだけで、その内容は問われていないというのが実情だ。これでは安全神話に寄りかかった再稼働と言わざるを得ない。

 川内原発再稼働に向けた動きと今回公表された原子力規制委員会による審査書案を参照しながら、原発の規制の在り方、規制基準の問題点、原子力規制委員会や立地自治体の役割と責任などについて、ゲストの井野博満氏とともにジャーナリストの青木理と社会学者の宮台真司が議論した。(今週のニュース・コメンタリーはお休みします。)


プロフィール
井野博満 いの ひろみつ
(東京大学名誉教授)

1938年東京都生まれ。60年東京大学工学部卒業。65年同大学大学院数物系研究科応用物理学専攻博士課程修了。東京大学生産技術研究所助教授、同大学工学部教授、法政大学工学部教授などを経て2006年より現職。高知工科大学客員教授を兼任。工学博士。共著に『福島原発で何が起きたか――安全神話の崩壊』、『福島原発事故はなぜ起きたか』、『徹底検証 21世紀の全技術』など。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080402000128.html

【社説】
原発パブコメ 広く、深く、声を聴け
2014年8月4日

 原子力規制委員会が、川内原発の再稼働について、パブリックコメントを募っている。国民の合意なくして再稼働は許されない。規制委は広く深く積極的に意見を集め、分析を試みるべきである。

 パブリックコメントとは、国民、市民の意見である。国や自治体が何かを決めようとする時に、その意思を採り入れる手続きであり、しばしば募集されている。

 しかし、ほとんどの場合、国民、市民の関心は薄く、応募はわずかで、単に手続きとして盛り込まれているだけという、イメージが強かった。少なくとも3・11の前までは。

 それを変えたのが、前政権が一昨年、革新的エネルギー・環境戦略を決めるに当たって試みた討論型世論調査、意見聴取会、そしてパブリックコメントの三点セットである。約八万九千件もの意見が寄せられ、そのうち約九割が、将来的には原発ゼロを支持していた。

 画期的だったのは、これらの議論を検証する専門家らの会合を開いたことだ。

 意見を中立的に分析し、安全対策の実効性や発電コスト、使用済み核燃料をどうするかなど、十一の論点を抽出し、「大きな方向性として、少なくとも過半の国民は原発に依存しない社会の実現を望んでいると結論づけた

 その上で政府が出した判断が「二〇三〇年代原発ゼロ」という方針だったのだ

 政権は自民党に移ったが、この時の結果が否定されたわけではない。その後このように大規模な国民意見の募集は行われていない。

 原子力規制委員会は先月十六日、鹿児島県の川内原発の再稼働を「適合」と認め、十五日までパブリックコメントを募っている。

 だが、例えば提出上の注意の冒頭に「日本語に限る」とある。「審査書案に対する科学的、技術的意見と無関係な場合」は、意見として取り扱わないことがあるという。疑問である。

 原発の安全性に関しては、世界中から広く英知を集めるのが国の方針だったのではなかったか。何が科学的、技術的なのか、だれがどのように判断するというのだろうか。このように入り口を狭められては、国民の意見を聴くのに消極的だと感じてしまう。

 原発の再稼働は、立地地域と周辺自治体だけの関心事ではない。国民的な対話の中から、論点を抽出、検証し、国民の不安や疑問を広く深く解消する作業を経なければ、原発は動かせない
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●試料が無い!! DNA鑑定も杜撰なら、証拠保全も杜撰 ~冤罪死刑の飯塚事件~

2014年08月13日 00時00分07秒 | Weblog


東京新聞の記事【有罪男性の「DNA鑑定は誤り」 再審請求へ』(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014080301001680.html)。
asahi.comの記事【「DNA再鑑定で別人の可能性」 暴行事件で再審請求へ】(http://www.asahi.com/articles/ASG845D8DG84UTIL02M.html?iref=comtop_6_04)。
東京新聞の記事【袴田さん抗告審 証拠衣類のネガ存在 検察 従来説明撤回し謝罪】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014080602000137.html)。

 「検察側が「存在しない」と裁判所や弁護団に説明してきた五点の衣類のカラー写真のネガが存在していたことが五日、分かった。証拠開示を求めてきた弁護団は「検察の証拠隠しだ」と批判」・・・・・・袴田事件ではまたしても、証拠捏造だけでなく、隠蔽も発覚。しかも、「検察幹部は・・・・・・「再審開始決定後、警察が倉庫を整理していて偶然、ネガを見つけた。故意に隠したのではない」」・・・・・・なんて、白々しいにもほどがあるDNA鑑定も杜撰なら、証拠保全も杜撰。しかも、だれも責任をとらない。酷いものである。

   『●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」
   『●「敗戦特集」 『週刊金曜日』
      (2014年8月8日・15日合併号、1003号)についてのつぶやき


 「無罪が確定した「足利事件」と同時期の約20年前に実施されたDNA鑑定が有力な証拠となり、有罪判決を受けた中部地方の男性について、弁護士が現在の方法で鑑定をやり直したところ、犯人と一致しない結果が出たとして、今月中にも同地方の裁判所に再審請求を起こすことが3日、分かった。鑑定をやり直したのは、足利事件を担当した佐藤博史弁護士で、取材に対し「足利事件と同様に、精度が低い鑑定で有罪が確定したのは全国で8人いる。現在の技術で、正しい判断をすべきだ」と話している」・・・・・・飯塚事件には波及しないのか? 確実にそこに波及しなければ、大変に奇妙だ。まさか、「再鑑定のための試料が残されていない」ことを、飯塚事件の再審却下の言い訳に使わないでしょうね? 『●沖縄密約文書: 「捨てちゃったんだからもういいジャン」の国を許す最高裁』なんてことはないでしょうね? 倉庫を整理していて、「偶然」、後からDNA試料が見つかったりしないでしょうね?


   『●死刑存置賛成派と飯塚事件
   『●NNNドキュメント’13:
       死刑執行は正しかったのか 飯塚事件 “切りとられた証拠”』
   『●飯塚事件の久間三千年さんと福岡事件の西武雄さん
   『●贖罪:足利事件再鑑定から12日後の2008年10月28日朝、
               飯塚事件久間三千年元死刑囚の死刑が執行』  
   『●手遅れ!! ~死刑のスイッチを押すことと死刑執行~
    「陶山博生氏(p.43)は飯塚事件で一審担当。久間三千年さんの
     「死刑執行命令を下したのは、麻生内閣の森英介法務大臣(当時)である。
     大臣任命後1か月後に、死刑判決からたった2年足らず死刑囚
     執行命令を下すのは極めて異例である。・・・再申請求の準備・・・
     なぜ久間氏の死刑が先に執行されたのか、全く理解に苦しむ

   『●「官僚司法とその提灯持ちは改革を拒否し続けている」
                  ・・・冷たい司法が続くわけだ
   『●「飯塚事件」「福岡事件」「大崎事件」
     ・・・・・・に係わる弁護士たちで『九州再審弁護連絡会』発足
   『●足利事件と飯塚事件と、そして「国家は人を殺す」:
                谷垣禎一法相「死刑制度は国民から支持」
    実は菅家氏逮捕後、類似の事件が隣市で起きていた
    著者はある人物を突き止めた。ルパン三世に似た男。
    警察に情報を提供したが動かない。なぜか。著者は疑う。
    もし真犯人が逮捕されれば、過去のDNA型鑑定の誤りが明白になる
    すると同じ鑑定で死刑が執行された飯塚事件はどうなるか
    (警察は「犯人のDNA」は鑑定で全量消費されてしまったと言う。
    本当か。DNAは簡単に増幅できる。試料を全量使うことと
    半量使うことの間に
    質的な差は出ない慎重な研究者なら原試料の一部を保存しているはずだ)。
    著者の推測通りなら、
    司法の威信が根幹から揺らぐ隠蔽(いんぺい)された闇は限りなく深い


   『
●袴田事件、そして死刑執行後の『飯塚事件』再審
                       司法の良心を示せるか?
   『●足利事件と飯塚事件との12日間:
         死刑執行された久間三千年さんの冤罪は晴らされるか?
   『●「情況証拠のみ」によって「高度に立証」?:
       飯塚事件の再審請求棄却と冤罪下での死刑執行と裁判員制度
   『●袴田冤罪事件を機に死刑制度の再考ができない我国
   『●「疑わしきは罰せず」「疑わしきは被告人の利益に」:
             今ごろそれを裁判所に訴えねばならないとは・・・
   『●鎌田慧さんインタビュー: 「一人の人間として勇気をふるった名判決」
   『●死刑制度存置: 袴田事件にどう責任?、そして、飯塚事件の絶望感
    「また、袴田さんを有罪にした証拠が否定された最大の要因が48年前の
     血痕のDNA鑑定だったことを振り返れば、どんなに昔の事件であっても
     後に再鑑定ができるように、
試料の保存・適正管理をする仕組みも必要だろう。
     袴田事件の再審開始決定が出た4日後に、
     
死刑執行後の再審請求が棄却された「飯塚事件」では、
     
試料が使い切られていてDNA再鑑定ができなくなっている

   『●疑わしきは死刑に:
      この先も決して翻されることはない冤罪死刑・飯塚事件
    「本件では、久間氏と犯行との結び付きを証明する
     
直接証拠は存在せず、情況証拠のみによって有罪認定が行われており、
     中でも警察庁科学警察研究所が行ったいわゆる
MCT118型DNA型鑑定
     よって、被害女児の身体等に付着していた血液から久間氏と一致する
     DNA型が検出されたことなどが死刑判決の重要な証拠とされている。」
    「・・・・・・しかし、DNA型鑑定の信用性に疑問が生じている以上、
     上記血液から検出されたDNA型と久間氏のDNA型が一致する可能性
     というのも科学的な裏付けを伴わない推論に過ぎない。しかも、決定も
     指摘するとおり、本件においては再鑑定のための資料が残されておらず
     再鑑定を行う機会が奪われている。それにもかかわらず、決定は、
     これらの事情を請求人に不利益に扱ったものであって、
     到底容認できないものである」

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014080301001680.html

有罪男性の「DNA鑑定は誤り」 再審請求へ
2014年8月3日 21時54分

 無罪が確定した「足利事件」と同時期の約20年前に実施されたDNA鑑定が有力な証拠となり、有罪判決を受けた中部地方の男性について、弁護士が現在の方法で鑑定をやり直したところ、犯人と一致しない結果が出たとして、今月中にも同地方の裁判所に再審請求を起こすことが3日、分かった。

 鑑定をやり直したのは、足利事件を担当した佐藤博史弁護士で、取材に対し「足利事件と同様に、精度が低い鑑定で有罪が確定したのは全国で8人いる。現在の技術で、正しい判断をすべきだ」と話している。

 佐藤弁護士によると、男性は約20年前、女性を暴行したとして逮捕された。

(共同)
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http://www.asahi.com/articles/ASG845D8DG84UTIL02M.html?iref=comtop_6_04

DNA再鑑定で別人の可能性」 暴行事件で再審請求へ
2014年8月4日20時23分

 約20年前に女性に暴行をしたとして有罪判決を受け、服役した中部地方の男性が、「DNA型鑑定をやり直したら、真犯人とは別人の可能性があるという結果が出た」として、今月中にも再審請求する方針であることがわかった。有罪の決め手となった当時のDNA型鑑定は、再審無罪が確定した足利事件で「証拠能力がない」と判断されて問題となったのと同じ手法だったという。

 男性のDNA型鑑定のやり直しに協力したのは、足利事件でも弁護人を務めた佐藤博史弁護士。佐藤弁護士によると、男性は約20年前に逮捕され、一貫して無罪を主張していた。しかし、事件現場に残された犯人の体液と男性のDNA型が一致したなどとして、有罪判決が確定。現在は服役を終えているという。

 当時のDNA型鑑定は「MCT118型」と呼ばれる手法。捜査への導入間もない時期で、1千人に1人程度を特定できる精度しかなかったという。そこで今年に入り、男性の口内の細胞を使ってDNA型鑑定を実施したところ、当時の男性の鑑定結果とは異なる可能性があることが分かったという。

 佐藤弁護士は「当時の現場に残された試料が残っていれば、改めて最新のDNA型鑑定をするよう求めたい。そうすれば、犯人と別人かどうかはっきりする」と話している。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014080602000137.html

袴田さん抗告審 証拠衣類のネガ存在 検察 従来説明撤回し謝罪
2014年8月6日 朝刊

 静岡地裁が三月に再審開始決定を出した袴田巌(いわお)さん(78)の即時抗告審で、検察側が「存在しない」と裁判所や弁護団に説明してきた五点の衣類のカラー写真のネガが存在していたことが五日、分かった。証拠開示を求めてきた弁護団は「検察の証拠隠しだ」と批判している。 

 東京高裁で開かれた高裁、東京高検との三者協議後に弁護団が明らかにした。

 事件は、一九六六年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で発生。みそ製造会社の専務一家四人が殺害された。強盗殺人などの疑いで逮捕された袴田さんは八〇年に死刑が確定した。

 犯行時の着衣とされた五点の衣類は事件の一年二カ月後、現場のみそ工場タンク内で見つかった。静岡地裁の再審開始決定は、長い間みそに漬けられていたはずの衣類のカラー写真の色合いが不自然であるとし、「捜査機関に捏造(ねつぞう)された疑いがある」と指摘した。今回存在が判明したネガとカラー写真との衣類の色合いの違いが、高裁の判断を左右する可能性が出てきた。

 第二次再審請求審で、静岡地検が五点の衣類のカラー写真を初めて開示した。弁護団は、衣類をさまざまなみそに漬け込んで色の変化を調べた独自の実験結果と比較。「(カラー写真に写っている)五点の衣類のみその染まり方は極端に薄い。一年二カ月も漬かっていたとは考えられない」とし、捜査機関自らがタンクに入れたと主張した。

 弁護団によると、静岡地検は、第二次再審請求審の三者協議が続いていた二〇一〇年と一一年、写真のネガの開示を求めた弁護団に「ネガはない」と回答していた。しかし五日の三者協議では一転して高検検事が「地検検事が事実に反する答えをしたことを率直に謝罪する」と述べ、ネガの存在を認めたという。ネガは百十一枚で、検察側は再審開始決定後一部のネガを鑑定し時間の経過によりカラーの色合いが変わったと主張しているという。弁護団は残りのネガの中に、袴田さんの無罪を証明する証拠があるとみて開示を求めた。

 検察幹部は取材に「再審開始決定後、警察が倉庫を整理していて偶然、ネガを見つけた。故意に隠したのではない」としている。
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●「広島に続いて長崎でも、被災地の思いに応えることはなかった」「心や魂」無きアベ様

2014年08月12日 00時00分48秒 | Weblog


東京新聞の記事【原稿になかった長崎の怒り 集団的自衛権「憲法踏みにじる暴挙」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014081090070715.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014081002000129.html)。

 「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、被爆者代表の城台(じょうだい)美弥子さん(75)は、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定を「憲法を踏みにじる暴挙」と批判した。用意した原稿にはなかった表現で、「出席した政治家たちを見て、黙っていられなかった」と振り返った。安倍晋三首相は式典後、被爆者団体との面談で閣議決定の撤回を求められたが、「国民の命と幸せな暮らしを守り抜く責任がある」とかわした。広島に続いて長崎でも、被災地の思いに応えることはなかった」・・・・・・辺野古を見ていても同じです。三上智恵さんのツイートで知ったのですが、2007年に続き、辺野古の丸腰の市民に掃海母艦を派遣するようなことを検討し始めたアベ様、さらには、原発再稼働や輸出に突っ走るアベ様・・・・・・、被爆者や沖縄の人々、福島の人々など全く眼中にありません。

 「▼首相はさぞや、お忙しいのだろうが、それでも原爆の平和式典と終戦記念日のスピーチぐらいは自分で用意した方がよかろう。自分で悩み苦しめば、原稿にも自然と心や魂が宿るはずである。だいたいそのロボットは性能が悪すぎる」・・・・・・「自分で悩み苦し」むオ〇ムも、その「心や魂」なども少しも持ち合わせていないことがアベ様のアベ様たる由縁です。

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
   『●宮崎駿監督「憲法を変えるなどもってのほか」
   『●壊憲派に、フリーハンドを渡してはならない
   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
   『●教育破壊: 「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし、
                そして、「戦争絶滅受合法案」の制定を!
   『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ
   『●戦争できる国へ:
      アベ様をはじめ自公議員・翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に
   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」
   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』
   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・
   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
           ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
   『●東京新聞の心に沁みた記事【園長から平和の伝言 保育者の思い】
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●いろんな意味で疲れます・・・
      住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!
   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
                      ・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」
   『●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に
      掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない


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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014081090070715.html

原稿になかった長崎の怒り 集団的自衛権「憲法踏みにじる暴挙
2014年8月10日 07時07分

   (平和祈念式典で登壇を待つ被爆者代表の城台美弥子さん=9日、
    長崎市の平和公園で(梅津忠之撮影)

 長崎は九日、被爆から六十九年の原爆の日を迎えた。長崎市の平和公園で営まれた原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で、被爆者代表の城台(じょうだい)美弥子さん(75)は、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定を「憲法を踏みにじる暴挙と批判した。用意した原稿にはなかった表現で、「出席した政治家たちを見て、黙っていられなかった」と振り返った。安倍晋三首相は式典後、被爆者団体との面談で閣議決定の撤回を求められたが、「国民の命と幸せな暮らしを守り抜く責任がある」とかわした。広島に続いて長崎でも、被災地の思いに応えることはなかった

   「今、進められている集団的自衛権の行使容認は、
    日本国憲法を踏みにじる暴挙です」

 田上富久(たうえとみひさ)市長の平和宣言に続き、「平和への誓い」を読み上げる城台さんの表情は厳しかった。

 「日本国憲法を踏みにじる暴挙」のくだりは、事前に書いた原稿では「武力で国民の平和を作ると言っていませんか」となっていた。差し替えは、読み上げる直前に決意した。待機席で登壇を待っている時、来賓席に座る安倍晋三首相ら政治家たちの姿が目に入ったのがきっかけだった。

 「憲法をないがしろにする政治家たちを見て、怒りがこみあげました」。式典後、やむにやまれぬ思いをぶつけた理由を打ち明けた。

 一九四七年五月の憲法施行直後に発行された「あたらしい憲法のはなし」という教科書がある。城台さんは子どもの頃に読んで感動した。「憲法の素晴らしさが理解できた」。憲法を守りたい気持ちは強い。

 六歳の時に爆心地から二・四キロ南東へ離れた自宅で被爆した。山が爆風と熱線を遮り、奇跡的に無傷で、家族も全員助かった。だが、同級生や友人たちは成人後にがんや心臓、脳疾患などで次々と命を落とした。

 平和祈念式典に向け、遺族会メンバーから「平和への誓い」を読んでほしいと頼まれたのは昨年十二月。被爆者の中で比較的若い自分の責務と引き受け、原稿を書き進めた。

 そして迎えた本番。「暴挙」の部分に続いて、「日本が戦争できるようになり、武力で守ろうと言うのですか」と問いかけた。これも、原稿にはないアドリブだった。

 式典後の城台さんは、穏やかさを取り戻していた。「政治家の皆さんに、今日のことを少しでも覚えていてほしいという気持ちもあります」と振り返った。 (小松田健一)


◆「平和への誓い」抜粋
 今、進められている集団的自衛権の行使容認は、日本国憲法を踏みにじる暴挙です。日本が戦争できるようになり、武力で守ろうと言うのですか。武器製造、武器輸出は戦争への道です。いったん戦争が始まると、戦争は戦争を呼びます。歴史が証明しているではないですか。日本の未来を担う若者や子どもたちを脅かさないでください。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014081002000129.html

【コラム】
筆洗
2014年8月10日

 米国の大手通信社AP通信が「ロボット記者」を導入するという。コンピューターが入力データを解析し記事を書く▼導入当初は、比較的単純な企業の決算原稿などに使われるそうだが、やがては小欄のようなコラムまで機械が書く時代が来るか。博覧強記の上に文句も愚痴もこぼさぬ機械記者に人間のコラムニストは太刀打ちできるか▼たぶん、首相官邸は「ロボット記者」に改造を加え、「ロボットスピーチライター」をいち早く導入している。そう考えれば合点がいく。広島原爆の日の平和記念式典で安倍首相が行ったスピーチの冒頭部分が、昨年の原稿とほぼ同じ内容だったという▼日本人ならば、人間ならば、犠牲者の無念さや痛みに対し、背筋がぴんとする日であろう。毎年同じ思いといえども、まともな人間はその原稿だけは手を抜かぬ。抜けないものだ。ほぼ同じ内容を使い回しした、スピーチライターは血も涙もない、心のないロボットに相違ない▼それが証拠に批判も気にしていない。九日の長崎市での平和祈念式典でのスピーチも、およそ半分が昨年のものと酷似している▼首相はさぞや、お忙しいのだろうが、それでも原爆の平和式典と終戦記念日のスピーチぐらいは自分で用意した方がよかろう。自分で悩み苦しめば、原稿にも自然と心や魂が宿るはずである。だいたいそのロボットは性能が悪すぎる。
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●「敗戦特集」 『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号)についてのつぶやき

2014年08月11日 00時00分05秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】と三宅勝久さん【政調費で靖国参拝の杉並区議 国連報告を〝曲解〟】。

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■①『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 「敗戦特集」。「終」戦ではないところがミソ。奈良本英佑氏【パレスチナ・ガザ 死者は一般市民1800人以上、国連の学校も攻撃するイスラエル 非対称の一方的虐殺】、「中東最強の軍隊・・当事者の立場や力の間にそれなりの対称性がある場合にだけ通用する」

■②『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 藤原亮司氏【イスラエルの兵器開発に日本も加担 圧倒的な軍事力による抑圧】、「「共同研究・開発」には、兵器開発が含まれない理由はない・・「防衛装備移転三原則」」。戦争でお金儲けをする「死の商人」に成り下がった我国(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/09b33c5cb2343b93e0213b839b896773

■③『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 藍原寛子氏【原発事故で東電元幹部の責任めぐり検審が判断 検察は再捜査・処分再検討へ】、「無責任体質は変わらず、被曝線量限度引き上げも・・被曝の「自己責任」化・「個人責任」化が加速」。世界一の無責任(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/1f7015c54ba2555c7e39252bc3da8794

■④『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 横田一さん【政府、劣勢の沖縄県知事選対策か 佐賀県にオスプレイ配備要請】、「県外や国外・・「辺野古」地区に固執するのは、防衛予算増額や埋め立て利権のためとしか・・」。丸腰の市民に掃海母艦を派遣する野蛮な国(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d3a5b0693972f7fcde981dcf111b31b7

■⑤『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 三宅勝久さん【政調費で靖国参拝の杉並区議 国連報告を〝曲解〟】、「吉田あい区議会議員・・を「タクシー参拝」したほか、靖国を参拝しない閣僚は日本から出て行ってほしい――という趣旨のことも公言」。一体誰が投票!?

■⑥『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 【大村アスカの政治時評/今度は「たくましい国」 安倍首相の想像力欠如】、「今度のキャッチフレーズは・・だそうである。冗談ではない。・・閣議決定したあと、7月の講演での話である」。「勇ましい国」でしょ?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c5aecf5f3f80e3bdca64d1b8b6603ed0

■⑦『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 伊田浩之氏【野中広務・元官房長官が集団的自衛権反対で熱弁 「憲法でできた内閣が憲法を無視し解釈を変えるのは本末転倒だ!」】、「公明陥落の背景・・沖縄の痛みを実感」。「憲法があり、9条があったからだ」http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b5ec237ffa622e58275db9253f8da9b5

■⑧『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】、「しかしその後も神坂さんは、任官のための模索を通じ、裁判官人事政策の不透明性を鋭く批判してきた。その原動力とは。・・」

■⑨『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】、「原体験としての箕面忠魂碑違憲訴訟・・父・(さとし)さんと母・玲子さん・・父の後を継ぐように、進行中の訴訟に原告補助参加人として加わった」。『ドキュメント 憲法を獲得する人々』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/317369791dbecc7b1133e0240f72dab7

■⑩『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】、「違憲判決を出したがために、抜き身の日本刀をもった男に襲われそうになった古崎慶長裁判長の存在は、神坂さんが裁判官を志望する強い動機の一つになった

■⑪『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】。本誌に連載された田中伸尚さんの名著『反忠 ~神坂哲の72万字~http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a011de065501922e6e65f94475e131f9http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/14ba130b1ae4929833c0ecf6cbbcbd59、・・)

■⑫『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】。本誌に連載された田中伸尚さんの名著『反忠 ~神坂哲の72万字~(・・、http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e6a973d3a905804e4fdd4bb0c1c16f3dhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e2824d5e1e5ec02c7dfd24a21d963912

   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(1/4)
   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(2/4)
   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(3/4)
   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(4/4)


※「かみさか なおき・1963年大阪府生まれ。予備校講師。大阪市立大学法学部法学科卒。91年に司法試験合格。2年間の司法修習(当時)を経た94年、裁判官を志望したが、最高裁から任官拒否される。小学6年時に両親が始めた一連の「箕面忠魂碑違憲訴訟」に参加したことが主たる理由とみられた。同年、最高裁を相手取って任官拒否処分取消を求める行政訴訟を、翌95年には国を相手取った損害賠償請求訴訟を提起したが、いずれも敗訴確定」

■⑬『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】、「最高裁は、拒否理由を一切公開していない・・「箕面忠魂碑違憲訴訟」・・明らかだ。言いかえれば思想・信条による差別的取り扱いである」

■⑭『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 境分万純氏【任官拒否から20年神坂直樹さんに聞く 「裁判官になれない理由」を問いつづけ】、「いち早く神坂さん支援を表明した寺西和史・・井戸謙一・・「即位の礼・大嘗祭違憲訴訟」控訴審で、実質的な違憲判決を書いた左陪審

■⑮『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 【西岡由香☓石坂啓 漫画家対談「権力者(あいつら)を喜ばせるものは描きたくない」】、「「ピョンタくんの楽しい戦争」と「さらん日記」」「面白く読んでもらって、でもそこに反権力を練り込めるのが漫画――石坂」

■⑯『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 渡部睦美氏【取材も署名もなしで北朝鮮批判ニュースをネット配信 2ちゃんねる化する『産経新聞』の報道精神】、「ネット部門の別会社化が温床・・『毎日新聞』の英語報道サイト・・問題も、似た構造が生み出した」

■⑰『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 山口正紀さん【「福島を忘れさせない」報道を 原発再稼働阻止へ】、「「住民の避難計画を作るより、『原発の方を避難させよ』と言いたい」・・井戸川克隆・前双葉町長・・考えてみれば、当たり前の話ではないか」・・

■⑱『週刊金曜日』(2014年8月8日・15日合併号、1003号) / 山口正紀さん【「福島を忘れさせない」報道を 原発再稼働阻止へ】、「安倍政権が川内原発を突破口に全国の原発を再稼働しようとするのは、「安全な原発」を海外に売り込む一方、プルトニウム=「核武装能力」を手放したくないから
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●辺野古移設推進の仲井真弘多氏や丸腰の市民に掃海母艦を派遣するようなアベ様を支持してはいけない

2014年08月10日 00時00分03秒 | Weblog


asahi.comの記事【沖縄知事選、辺野古移設が最大争点 仲井真氏が出馬表明】(http://www.asahi.com/articles/ASG8763BFG87TPOB006.html?iref=comtop_list_pol_n05)と、
東京新聞の記事【沖縄県知事選 辺野古問い直す機会に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080802000142.html)。

 「沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事(74)が7日、11月の知事選に立候補すると正式に表明した。記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「現実的」と繰り返し、移設推進の姿勢を鮮明にした。移設反対の立場を取る翁長(おなが)雄志(たけし)那覇市長(63)の立候補も確実視されており、選挙戦では辺野古移設が最大の争点」・・・・・・。
 2011年11月沖縄県知事選後、「再選された知事は、直後に、「県外」堅持とししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」としてい」ました。結局予想通り、国外移設どころか、辺野古埋め立て承認へと突っ走りました、仲井真弘多知事は。そして、「あり得ない水増しやごまかし」で、2014年正月を前に、仲井真知事は「いい正月を迎え」れると仰っていました。哀しい知事です。その誤りを繰り返してはいけません。丸腰の市民に掃海母艦を派遣するようなアベ様、「子どもにスラップSLAPPSLAPP」するよな野蛮な国に、「国民の審判」をキッチリと。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
       2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                    ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに
   『●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。
                      ・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」


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http://www.asahi.com/articles/ASG8763BFG87TPOB006.html?iref=comtop_list_pol_n05

沖縄知事選、辺野古移設が最大争点 仲井真氏が出馬表明
2014年8月7日20時12分

    (沖縄県知事選への立候補を表明する仲井真弘多知事
      =7日午後0時14分、那覇市、泗水康信撮影)

 沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事(74)が7日、11月の知事選に立候補すると正式に表明した。記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「現実的」と繰り返し、移設推進の姿勢を鮮明にした。移設反対の立場を取る翁長(おなが)雄志(たけし)那覇市長(63)の立候補も確実視されており、選挙戦では辺野古移設が最大の争点となる。

 「辺野古案も、決して遅いとか非現実的とかではなくなりつつある。普天間の危険性除去へ現実的なスピードで動き始めた。反対とか何とかで元に戻しても、混乱するだけじゃないか」。仲井真氏は那覇市での会見で、持論を述べた。

 4年前の知事選で「県外移設」を掲げて再選した後、辺野古移設を「現実的でない」と批判した仲井真氏。昨年末に辺野古埋め立てを承認した後も、県外移設を求める立場は変わっていないと主張してきた。

 仲井真氏を支える自民党県連は元々、知事選での訴えでは辺野古移設に触れず経済振興に絞る方針だった。だが7月、仲井真氏は周囲に「(辺野古の埋め立てを)承認したのは私ですから」と語り、推進の姿勢を打ち出す考えを示した。

 当初、仲井真氏の立候補に難色を示した自民党本部も仲井真氏を支持する方針だ。石破茂幹事長は7日、「県連から要請があれば、いろんな角度から検討して判断したい。知事の思いを成就する態勢で臨まなければならない」と語った。

 一方、自民党県連幹事長も務めた保守系の翁長氏は、経済政策などでは仲井真氏と大差はなく、辺野古移設への賛否で違いを示したい考えだ。このため仲井真氏が辺野古問題に触れない戦略をとることを警戒してきた。仲井真氏が辺野古移設推進を明確に打ち出したことで、翁長氏を支持する野党県議は「知事選は辺野古移設を巡る事実上の県民投票になると語る。


 このほか、前衆院議員の下地幹郎氏(52)も立候補の意向を表明している。辺野古移設について県民投票で賛否を問うとしている。

 知事選の結果次第では移設計画に影響しかねない。だが、菅義偉官房長官は7日の記者会見で移設について「粛々と埋め立てを進めていくだけだ」と述べ、選挙結果にかかわらず計画を進める考えを強調した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080802000142.html

【社説】
沖縄県知事選 辺野古問い直す機会
2014年8月8日

 十一月の沖縄県知事選で最大の争点は米軍普天間飛行場の「県内移設」問題だ。政府は本体工事の着工に向けた準備を加速しているが、知事選を、県内移設の是非を問い直す機会にせねばならない。

 県知事選は十月三十日告示、十一月十六日投開票の日程だ。

 三選を目指して、きのう立候補表明した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(74)は記者会見で、普天間飛行場(宜野湾市)に代わる新しい米軍施設を名護市辺野古に建設する「県内移設」について「政府案も非現実的でなくなりつつある」と、推進する立場を強調した。

 仲井真氏は四年前の前回知事選で「県外移設」を掲げて再選を果たした。その後も、県民の反対が強い県内移設は「事実上不可能」と繰り返し表明していたが、昨年十二月、政府が申請した辺野古沿岸部の海面埋め立てを承認した。

 政府は周辺海域の立ち入り禁止区域を拡大したり、資材搬入を始めるなど、年内の本体工事着工に向けた準備を着々と進めている。

 しかし、そもそも知事の埋め立て承認は選挙公約違反であり、県民との約束に反する

 承認後に行われた名護市長選挙でも、辺野古移設に反対する稲嶺進市長が再選された。民主主義の手続きに反する辺野古移設の強行は、到底、認められない

 知事選には辺野古移設反対の翁長雄志(おながたけし)那覇市長(63)も立候補の意向を固め、下地幹郎(しもじみきお)元郵政民営化担当相(52)も立候補を表明した。

 翁長氏は元自民党県連幹事長で前回知事選では仲井真陣営の選対本部長を務めた。知事の埋め立て承認に反対して対決姿勢に転じたという。保守分裂選挙の構図だ。

 自民党系の一部の那覇市議に加え、社民、共産両党などが翁長氏を支援する。県経済界にも推す動きがあり、政府が強行しようとしている県内移設への危機感の高まりと広がりをうかがわせる。

 知事選は、辺野古移設を承認した仲井真氏に、県民が下す初めての審判だ。政府もその結果を重く受け止めるべきであろう。

 自民党は仲井真氏を支援する方向だが、情勢は厳しいとの見方もある。知事選の結果が出る前に、辺野古移設を既成事実化しようとして準備を加速しているのなら、不誠実極まりない

 政府は少なくとも知事選が終わるまで、着工に向けた準備作業を中止すべきではないか。それが、過重な米軍基地負担を強いられている沖縄県民に対する、せめてもの誠意というものだ。
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●丸腰市民へ掃海母艦派遣・・・アベ様豪語「最高の責任者は私だ。・・私たちは選挙で国民の審判を受ける」

2014年08月09日 00時00分30秒 | Weblog


『世田谷区長 保坂展人のどこどこ日記』の記事【卒原発の民意に耳を傾けるか、それとも (「太陽のまちから」2014年7月15日)】(http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/72c9d8b13cd88e5956c3dd70cb1f100d)。
琉球新報の社説【海自艦出動 武力で県民恫喝する野蛮】http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229832-storytopic-11.html)。

 「滋賀県知事選挙・・自民党・官邸をあげての総力支援にもかかわらず及びませんでした・・・・・・「最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任を持って、その上で私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは内閣法制局長官ではない。私だ」(2014年2月12日、衆議院予算委員会)」・・・・・・では、近々の福島県知事選・沖縄県知事選等々・・・・・・アベ様のお望み通り、是非、「国民の審判」を下してほしいものです。

   『●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:
               「首相はくず」とは言っていないけれど・・・
   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権
   『●『DAYS JAPAN』(2014,JUN,Vol.11,No.6)の
                         最新号についてのつぶやき
   『●「主権在民 創刊1000号」 『週刊金曜日』
         (2014年7月18日、1000号)についてのつぶやき


 さて、琉球新報の社説の指摘「中世の専制君主国と見まがうありようだ。何という野蛮な政府か」・・・・・・沖縄辺野古の普天間基地問題や「子どもにスラップSLAPPSLAPP」した高江オスプレイヘリパッド問題での「アベ様の「政権が抱える差別性の極み」」、そして、「政府が海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」の派遣を検討している」という「日本は中世なみの野蛮さ。もう、呆れるしかない。来る11月の沖縄知事選、現状3候補のうち、選ぶべき候補者は明確だ。アベ様の望む「国民の審判」を、前回の2010年11月のように、決して誤ってはいけない。

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
             2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に
   『●2010年11月の沖縄知事選の選択はやはり誤りだった
                    ~そうさせた「本土」の重い責任~
   『●稲嶺進氏が名護市長選圧勝:
        「安倍政権はそれでも埋め立てを強行できるのか?」
   『●「辺野古の海を守ろう」:
         アベ様の「政権が抱える差別性の極み」に屈せずに

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http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/72c9d8b13cd88e5956c3dd70cb1f100d

卒原発の民意に耳を傾けるか、それとも
保坂展人
2014年7月15日

   (写真:滋賀県知事選で当選した三日月大造氏(右)と、嘉田由紀子・同県知事)

 7月13日の滋賀県知事選挙で、前衆院議員の無所属、三日月大造氏が当選しました。自民党と公明党から推薦を受けた元経済産業省の小鑓(こやり)隆史氏は、事前調査で三日月氏にリードされているとの報道後、自民党・官邸をあげての総力支援にもかかわらず及びませんでした。

 当初優勢だった小鑓氏にとっては、「自衛隊による集団的自衛権行使容認の閣議決定」(7月1日)が転換点になったと伝えられています。

 あの時、憲法解釈の変更をめぐり、安倍晋三首相はこう言い放ちました。

    「最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任を持って、
     その上で私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは
     内閣法制局長官ではない。私だ」
     (2014年2月12日、衆議院予算委員会)

 「憲法解釈の最高責任者は私」という首相発言にこそ、自民・公明の与党内協議を急がせて、国会審議もしないまま、閣議決定による憲法解釈の変更に躊躇(ちゅうちょ)なく踏み切った政治姿勢が端的に現れています

   <小鑓氏の最後の街頭演説。地元選出の自民党の武藤貴也
     衆議院議員が『集団的自衛権にイエスかノーか、今回の選挙は
     安倍政権を信任するかどうかを決める選挙だと報道されている。
     ならば負けるわけにいかない』と訴えた。集団的自衛権を自ら
     争点化するような発言に、小鑓陣営の幹部が『何を考えているんだ』
     と武藤氏を叱りつける場面があった>(7月14日付朝日新聞朝刊)

 このような記事に、政治の構図が見え隠れしています。

 もうひとつの争点は、原発でした。嘉田由紀子知事の掲げる「卒原発」の旗を継承する三日月氏は「原発銀座と呼ばれる福井県に隣接して、重要な水源である琵琶湖を抱える滋賀県は、いざという事故の時には大きな影響を受ける『被害地元』である」と訴えました。

 そして、僅差(きんさ)ながら、三日月氏は小鑓氏を抑えて当選しました。

 こうして滋賀県民が「卒原発を掲げる知事を誕生させたとしても、安倍政権は、あくまで既定路線として再稼働に突き進もうとしているようです。鹿児島県の九州電力川内原発1・2号機が「新審査基準を満たすもの」とする原子力安全委員会による審査案を受けて、この秋の再稼働を既定路線として実現させる意向です。

 3年前の東京電力福島第1原発事故の現場で起きていることに、たびたび驚かされます。最近では、福島県南相馬市の農家が収穫したコメから国基準を超えたセシウムが検出された件で、農林水産省が昨夏のがれき撤去によって放射性物質が飛散している可能性を知り、東京電力に対策を要請しながら、地元には説明していなかったというニュースが流れました。

 2011年ではなく、2年後の2013年8月に3号機の「がれき撤去」した際に飛散した放射性物質の影響が、20キロ離れた南相馬市の農地に及んでいたとしたら、当然、農林水産省や東京電力はすみやかに自治体や当事者の農家に説明する責任があります。また、これから1号機のカバーを外す工事をするにあたり、抜本対策は予算不足などの理由から見送られ、放射性物質のさらなる拡散が予想されるというのです。

 原発事故直後、救援物質を送るなどの支援をしてきた南相馬市で、私は桜井勝延市長から強い語調で聞きました。桜井勝延市長が「国からも、東京電力からも、何の情報もない。けれども市民からはすべての回答を求められる」と苦悩の淵にいたことを思い出します。当時と何ら変わっていないどころか、あえて変えようとしないのが永田町と霞が関の実態のようです。

 国際オリンピック委員会(IOC)総会における、オリンピック・パラリンピック招致のための安倍首相のプレゼンテーションを思い出します。

   「汚染水による影響は、福島第1原発の港湾内の
    0.3平方キロメートル範囲内の中で、完全にブロックされています」

 そう断言した後、次のように約束しました。

   「完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けた
    プログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手をしております。
    実行していく」

 そうした国際公約を掲げるまでもなく、政府が福島第1原発の収拾のための対策に万全を期すのは当然のことです。滋賀県知事選挙の直前には、「最後は金目でしょ」という石原伸晃環境相の失言もありました。

 福島第1原発事故からは、事故によって影響を受ける「地元」が、原発が立地している市町村や県にとどまらないことが証明されました。しかし、現実に進められようとしている「原発再稼働」では、緊急事故時の避難経路の作成や情報伝達などの具体的な対策は放置されたままです。まさに、南相馬市で起きた事態が今後も繰り返されていくのです。

 10月には、福島県知事選挙が予定されています。現在も続く事故収束のための長い苦闘の現場では、「すでに起きたこと」「避難を続けている生活」「放射性物質による健康リスク」が問われるはずです。同時に「原発をつくらない、原発に頼らない社会」をきりひらく大きな議論が必要です。
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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229832-storytopic-11.html

社説
海自艦出動 武力で県民恫喝する野蛮
2014年8月8日

 中世の専制君主国と見まがうありようだ何という野蛮な政府か

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設強行の前段である海底ボーリング調査に向け、政府が海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」の派遣を検討していることが分かった。

 移設反対派の市民を武力で恫喝(どうかつ)する狙いであるのは明らかだ。

 政府は沖縄を、軍が市民を威嚇してよい地域と見なすということだ。そんなことを実行してしまえば政府と沖縄が抜き差しならぬ対決局面に入ることを、安倍政権は知るべきだ。

 「ぶんご」は前甲板に速射砲を持ち、重機関銃数丁を格納する。掃海母艦との名称はあるが、攻撃能力を見れば事実上、軍艦だ。

 それに対し、移設反対の住民は暴動どころか破壊活動一つ行っていない。武器一つ持たず、非暴力に徹している人々だ。その“丸腰”の市民に軍艦を差し向けるという市民を、交戦中の敵国の軍のように見なすということだ。

 政府は機関砲なども装備する海上保安庁の巡視船も全国から総動員している。中立の第三者として不測の事態に備えただけの前回と異なり、海保も明らかに市民弾圧に転じている。それに加えて軍も出動する。安倍晋三首相は「地元に丁寧に説明し、理解を求める」と言うが、実態はこの強権ぶだ。しらじらしいにも程がある


 「銃剣とブルドーザー」で無理やり土地を接収し、基地を造った米軍占領統治下と何が違うのか。

 そもそも市民運動の抑圧に自衛艦を投入することに法的妥当性はあるのか。防衛関係者は「国の施策に資する場合、あらゆる事態に対応できる」という理屈を持ち出すが、それが許されるなら、どんな政策についても軍の出動が可能ということになる。

 東村高江のヘリコプター着陸帯建設現場近くでも倒錯がまかり通る。県道の路側帯で阻止行動をする住民を排除するため、路側帯を米軍専用区域に変更するという。政府のやりたいことのために法的規定の方を変えるというわけだおよそ法治国家とは思えない

 県道の路側帯を県民が通れない、車道に出て歩くよう求める。そんな県道が沖縄以外のどこにあるか。

 「琉球処分」の際、明治政府は官吏と軍人を差し向け、併合に反対する市民を逮捕、拷問した。住民に軍を対峙(たいじ)させようとする今の政府の姿はそれと二重写しになる。
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●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用とアイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!

2014年08月08日 00時00分18秒 | Weblog


東京新聞のコラム【【私説・論説室から】自衛官募集で「赤紙来た」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014080602000144.html)。

 「自衛官募集のダイレクトメール・・・・・・防衛省は地方自治体が持つ住民基本台帳から適齢者の住所、名前などの個人情報を入手・・・・・・いつでも募集案内を送りつけることができると証明・・・・・・「自衛官という仕事、そこには大地や海や空のように果てしない夢がひろがっています」・・・・・・自衛官になって「人助け」をしようとする若者の夢は「戦争参加の可能性」により、打ち砕かれたのではないか」・・・・・・。
 全く疲れる国だ。住基活用、そしてアイドルによる「番宣」、でっ、「果てしない夢」を追いかけて「戦争できる国」へ、「戦場」へGO!!・・・・・・空恐ろしくなるよ、全く。

 先日、コメント欄で「戦争が出来る国であってもしない国 そう言う発想が何でできないのかな~」「戦争に成るとか巻き込まれるとか どんだけびびってんねん」と諭されたブログ主(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/916e9ca38c9dc11bcb1159b39ca1b6f1#comment-list)、・・・・・・なんと返答して良いのやら? ハタ」を打ち振り、「ウタ」を唱和し、「バンザイ」しながら、子どもたちに「人殺し」優待券を贈る気にはとてもなれません。まずは、「戦争絶滅受合法」を可決し、自公議員や支持者をはじめとしたオトナがお手本を示して、「非戦闘地域」の現状を確認してもらってから、それから議論しましょう。

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
   『●宮崎駿監督「憲法を変えるなどもってのほか」
   『●壊憲派に、フリーハンドを渡してはならない
   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
   『●教育破壊: 「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし、
                そして、「戦争絶滅受合法案」の制定を!
   『●戦争できる国にしたくてしょうがないらしい・・・アベ様に一番に戦場へ
   『●戦争できる国へ:
      アベ様をはじめ自公議員・翼賛野党議員の皆様がまずは「丸太」に
   『●小泉純一郎元首相の戦場の定義:
          「自衛隊の活動している所は非戦闘地域」
   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』
   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・
   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
           ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
   『●東京新聞の心に沁みた記事【園長から平和の伝言 保育者の思い】


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014080602000144.html

【私説・論説室から】
自衛官募集で「赤紙来た」
2014年8月6日

 「平和を、仕事にする」。自衛隊の募集案内が七月上旬、全国の十八歳の若者宛てに一斉に送付された。安倍晋三首相は七月一日、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。このタイミングで自衛官募集のダイレクトメールが届けられたのだ。

 インターネットを利用したツイッター上では「赤紙が来た」「召集令状だ」といったつぶやきがあふれた。防衛省は地方自治体が持つ住民基本台帳から適齢者の住所、名前などの個人情報を入手している。政府が自衛隊に入隊してほしいと考えた適齢者(十八~二十六歳)へ、いつでも募集案内を送りつけることができると証明された。

 八月一日から十日までは、AKB48の「ぱるる」こと島崎遥香さんによる自衛官募集のテレビCMがオンエアされている。「自衛官という仕事、そこには大地や海や空のように果てしない夢がひろがっています

 AKB48採用の理由を防衛省人材育成課は「親しみやすいうえ、東北復興にボランティアとして活躍している。『人の役に立ちたいという若者に訴えかける力がある」という。だが、自衛官になって「人助け」をしようとする若者の夢は「戦争参加の可能性」により、打ち砕かれたのではないか。「果てしない夢」はしぼんでしまったのに「夢のある自衛官になろう」と呼びかけるのだからブラックジョークというほかない。 (半田滋
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●原爆投下と東京電力原発人災と「積極的平和主義」と: すぐに忘れる国、考えようとしない国

2014年08月07日 00時00分46秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014080602000114.html)。

 「「人間はもう死んでいるのに気が付かないでノコノコ歩いていっている」「人間は原爆を発明し、神でなければしてはならないことをしてしまった」・・・・・・核の存在から逃れられぬのにノコノコ歩く人類全体に記憶の太鼓と笛で目を覚まさせるのが、原爆の地獄を知る日本人の役割だろうが、最近ではその日本人が過去の記憶、教訓を忘れていないか。集団的自衛権に限らない▼誤った戦争をした。負けた。原爆などで大勢が死んだ。もう戦争は嫌だと誓った。こんな単純な物語を忘れるどころか、「侵略ではない」「やるんならやってやろうか」の物語にねじ曲げたいにおいも残念だが存在する」・・・・・・戦後60年余り、すぐに忘れる国、考えようとしない国ですね。

 憲法違反を犯しつつ壊憲する愚かな「原理原則の無い国」です、「死の商人」に堕した国。3.11からわずか数年、原発を再稼働し、原発輸出したいそうです。9割方の人が「もう原発は嫌だと誓った」はずなのに。自公議員や翼賛野党議員、原子力「ムラ寄生」委員会などなど、「こんな単純な物語を忘れるどころか、「原発人災で死者はいない
そりゃ風評被害核兵器やるんならやってやろうか」の物語にねじ曲げたいにおいも残念だが存在する」。それが主流派のごとく振る舞うこの国が哀しい。

   『●「積極的平和主義」を愛する公明党の愚:
          「軍隊は人を守らない」し、「戦争で得たものは憲法だけ」だ
   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、 
                    平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・
   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定・・・
                「やめろと言わないのは“許した”のと同意」
   『●憲法違反を犯しつつ壊憲する愚な・・・・・・「原理原則の無い国」「悪魔の島」
   『●「積極的平和主義」という愚:
       『軍隊は人を守らない』『戦争で得たものは憲法だけ』
   『●「騙されることの責任」とハンナ・アーレント氏「考えないことの罪」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014080602000114.html

【コラム】
筆洗
2014年8月6日

 「人間はもう死んでいるのに気が付かないでノコノコ歩いていっている」「人間は原爆を発明し、神でなければしてはならないことをしてしまった」▼二〇一一年の東日本大震災以降、別役実さんの「象」(初演一九六二年)など原爆をテーマにした演劇の再演が増えている気がする▼原発事故と原爆の影が一直線につながるのか。冒頭に引いたのは昨年再演された三好十郎の「冒した者」(初演五二年)。また、八月六日午前八時十五分がめぐってきた。せりふを借りれば、「気が付かないでノコノコ歩いて」六十九年▼核の存在から逃れられぬのにノコノコ歩く人類全体に記憶の太鼓と笛で目を覚まさせるのが、原爆の地獄を知る日本人の役割だろうが、最近ではその日本人が過去の記憶、教訓を忘れていないか。集団的自衛権に限らない▼誤った戦争をした。負けた。原爆などで大勢が死んだもう戦争は嫌だと誓ったこんな単純な物語を忘れるどころか、「侵略ではない」「やるんならやってやろうか」の物語にねじ曲げたいにおいも残念だが存在する▼「話をいじっちゃいけんて! 前の世代が語ってくれた話をあとの世代にそっくりそのまま伝える、これがうちらのやり方なんじゃけえ」。原爆で生き残った女性の苦悩を描いた、「父と暮せば」(井上ひさしさん)。広島弁の「いじっちゃいけんて」をかみしめる。
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●「豊かな玄海町」へ: 「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力正しい理解で豊かな暮らし」

2014年08月06日 00時00分02秒 | Weblog


asahi.comの二つの記事【再稼働積極派の現職が3選 佐賀・玄海町長選】(http://www.asahi.com/articles/ASG835QYVG83TTHB00M.html?iref=comtop_6_02)、
【佐賀)再稼働推進候補と「ツーツー」 県議会特委委員長】(http://www.asahi.com/articles/ASG7Y3Q9TG7YTTHB003.html?ref=reca)。
東京新聞の記事【玄海町長に岸本氏3選 原発論戦は低調】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014080301001693.html)。

   『●「原子力は血液」・・・・・・ではなく、「原子力=核」は「麻薬」
   『●原発関連交付金・固定資産税などで「財政豊かな」玄海町で、
                    3.11東京電力原発人災後初の町長選


 「県議会原子力安全対策等特別委員会の石丸博委員長が現職の岸本英雄氏の出陣式に出席。再稼働を強く求めている岸本氏に同調する姿勢・・・・・・「岸本さんとはツーツーですので、まあ大体そういうことで進んでいくんじゃないかと思っております」と発言」していたそうです。原発という「麻薬」にドップリ、原子力ムラとズブズブの関係が見て取れます。一体、選挙をやる意味はあったのでしょうか?、アホらしくなってきますね。そう云うのは「ツーツー」ではなく、「ズブズブ」でしょ?

 「投票率は80・69%と、選挙戦になった8年前の88・83%を下回った。選挙戦で再稼働は明確な争点にならなかった。町の歳入の7割を占める原発マネーの使い道について、実績を強調した岸本氏に対し、中山氏は異なる活用方法を主張したが、ともに再稼働の是非にはほとんど触れなかった。山口氏は街頭活動はせず、主張は浸透しなかった」「投票率は80・69%で、得票数は岸本氏2099票、中山氏1769票、山口氏86票。岸本、中山両氏は運転停止中の玄海原発の再稼働を容認、山口氏は反対の立場だった。だが、それぞれ強く打ち出すことはなく、原発再稼働をめぐる論戦は低調に終わった」・・・・・・。
 いろんな理由はあるのでしょうが、「86票」って・・・・・・呆れるのを通り越して、笑えてきます。よほど頼りなかったのかな? チラシだけでは、再稼働派には勝てなかった??

 そりゃ~玄海町は「豊かな町」でしょうね。でも、これらの言葉を贈りたいですね:

       「原子力郷土の発展豊かな未来
  
       「原子力明るい未来のエネルギー

       「原子力正しい理解で豊かな暮らし

   『●何がメルトダウンしたのか?
   『●福島県双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」
                  ・・・・・・いま、その〝少年〟は?


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http://www.asahi.com/articles/ASG835QYVG83TTHB00M.html?iref=comtop_6_02

再稼働積極派の現職が3選 佐賀・玄海町長選
2014年8月3日22時07分

 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の町長選は3日投開票され、いずれも無所属で、再稼働に積極的な現職岸本英雄氏(61)が、同じく容認姿勢の元町議、中山敏夫氏(59)、再稼働反対を掲げた飲食店経営、山口徳信氏(63)の新顔2氏を破って3選を果たした。投票率は80・69%と、選挙戦になった8年前の88・83%を下回った。

 選挙戦で再稼働は明確な争点にならなかった。町の歳入の7割を占める原発マネーの使い道について、実績を強調した岸本氏に対し、中山氏は異なる活用方法を主張したが、ともに再稼働の是非にはほとんど触れなかった。山口氏は街頭活動はせず、主張は浸透しなかった。
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http://www.asahi.com/articles/ASG7Y3Q9TG7YTTHB003.html?ref=reca

佐賀)再稼働推進候補と「ツーツー」 県議会特委委員長
2014年7月30日03時00分

 29日に告示された玄海町長選で、県議会原子力安全対策等特別委員会の石丸博委員長が現職の岸本英雄氏の出陣式に出席。再稼働を強く求めている岸本氏に同調する姿勢を示した。

 あいさつの中で石丸氏は、「玄海町は原発という大きな問題を抱えている。私は3年近く委員長を務めており、地元から見れば何をもたもたしているかとお思いでしょうが、委員長は相撲で言えば行司。(再稼働を)早くせえ、とは言えません。が、岸本さんとはツーツーですので、まあ大体そういうことで進んでいくんじゃないかと思っております」と発言した。

 特別委は再稼働の是非について審議している最中
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014080301001693.html

玄海町長に岸本氏3選 原発論戦は低調
2014年8月3日 22時48分

 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町で3日、任期満了に伴う町長選が投開票され、無所属の現職岸本英雄氏(61)が、いずれも無所属新人の元町議中山敏夫氏(59)、自営業山口徳信氏(63)を破り3選した。

 投票率は80・69%で、得票数は岸本氏2099票、中山氏1769票、山口氏86票。岸本、中山両氏は運転停止中の玄海原発の再稼働を容認、山口氏は反対の立場だった。だが、それぞれ強く打ち出すことはなく、原発再稼働をめぐる論戦は低調に終わった。

 岸本氏は再稼働の是非にはほとんど触れず、来春開校する小中一貫校の建設など2期8年の実績を力説した。

(共同)
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●「言葉を鍛える。」 『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号)についてのつぶやき

2014年08月05日 00時00分28秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、矢崎泰久さん【発言2014】の「戦争を放棄し武器を持たないとした日本国憲法こそが唯一のよりどころではないのか。この理想を守ることしか、世界平和の道はない! 武器よさらば!」。

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■①『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 「言葉を鍛える。」「薄っぺらな安倍コトバになぜだまされる」。尾崎孝史氏【「辺野古地区」で米軍基地の海上準備工事強行 非暴力の市民を強制排除】、「「基地はいらない」と訴える県民の声を無視」。アベ様の「政権が抱える差別性の極み」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/ee580a95ff76875f7fc1fe688012e7a4

■②『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 明石昇二郎さん【「福島第一原発事故」で東電の責任問う告訴団 〝高圧的な検審〟に猛抗議】、「13年10月の申し立てからすでに9カ月が過ぎているのに、検審事務局では審査員たちに上申書をまともに見せていない」。相変わらずのようだ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3db2bee7c3b33adb5aa8d5dc1f627158

■③『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 片岡伸行氏【国連勧告受けてNGOが会見 「排外デモ禁止せよ」】、「また、「慰安婦」問題をめぐって・・「強制連行していない」と主張する団体のメンバーが委員の一人を取り囲むなど「恥ずべき事態も起きた」との報告も」。「日本は中世か」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b10639d941800e71bd52f8fb2bf4ce9a

■④『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 伊田浩之氏【「大間原発」訴訟で鈴木裁判長 意見陳述認めず閉廷】、「鈴木尚久裁判長は薄ら笑いを浮かべていました。原告住民側の森越清彦弁護士が、笑うところじゃないでしょ、とたしなめたほどです」。どうやらハズレ裁判長に当たってしまったらしいhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f3be364b6df9a10a2a713108f913f4e0

■⑤『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 【谷村智康の経済私考/価格競争で“首切り”と化した再就職支援 その筆頭はリクルートとパソナ】、「短期就労という“小銭稼ぎ”を当てに業界大手が安請け合いするのでは、“首切り ビジネスの謗りをまぬがれ得ない」。アベ様のお友達・竹中平蔵氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3f18589e25ff49edee9702d3c8395b15

■⑥『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 木村草太氏「今回の流れが出来てしまった一因は、メディアが「憲法論」を置き去りにして、集団的自衛権の行使容認の是非という「政策論」だけをやってしまったこと」

■⑦『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 吉田照美氏「安倍首相の言葉から伝わってくるのは、「幻想の日本」を愛しているだけなんだろうなということ。そこには、ぼくら国民はいない

■⑧『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 【政治家発言いろいろ】、「トラスト・ミー/鳩山由紀夫 2009年オバマ米大統領との会談で」「大きな音だね/野田佳彦首相 2012年当時」「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない/石破茂自民党党幹事長 2013年」

■⑨『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 【政治家発言いろいろ】、「福島第一原発で事故が起きたがそれによって死亡者が出ている状況ではない/高市早苗 自民党政調会長2013年」。彼・彼女らに投票した人達は何も感じないのだろうか?http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/433d47ec9820e16d7344591748cf0a4b

■⑩『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 【政治家発言いろいろ】、「全体として状況はコントロールされている。汚染水の影響はブロックされていると考えている/安倍晋三首相 2013年衆院予算委員会で」。一国の首相が世界に向けて詐欺http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/060c22aa9939913740ad6aaaa7acd5df

■⑪『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「核兵器の恐ろしさから一体何を学んだのか。・・高木仁三郎は「原子力発電所は核兵器だ」と福島原発に反対し、その後も反原発を貫いて・・内乱や暴動も果てしない。すべては武器によって解決しようとする・・」

■⑫『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「非人間的な野蛮な行動である。その背後には武器輸出によって財政を維持する大国がある。*米国、ロシア、中国、ドイツ、フランス、イギリス、そして日本。兵器産業に重点を置いて潤っているのだ。・・」 

■⑬『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「つまり、戦争で利益を得ることを平然と行っている。それでいながらリーダーたちは平和を口にし、戦争を憂えるのだから、この偽善者ぶりは悪質である。・・」

■⑭『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 矢崎泰久さん【発言2014】、「戦争を放棄し武器を持たないとした日本国憲法こそが唯一のよりどころではないのか。この理想を守ることしか、世界平和の道はない! 武器よさらば!」。「死の商人に成り下がってはいけないhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/09b33c5cb2343b93e0213b839b896773

■⑮『週刊金曜日』(2014年8月1日、1002号) / 岩本太郎氏【反差別パネル展に在特会が妨害活動を行うも来場者多数】、「国連脱退を主張・・福田紀彦市長の退陣を要求するデモ・・舛添都知事へのリコール呼びかけの動きが始まるなど、かなりヤケクソ的な手段に出始めている」
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●原発再稼働という恥ずべき選択 ~「新基準は世界一」「世界最高レベル」ではなく、「世界一の無責任」~

2014年08月04日 00時00分01秒 | Weblog


福井新聞の社説【原発再稼働へ 国策の責任、覚悟が見えず】(http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/52692.html)と、
記事【原発再稼働の審査迅速化を提言 自民党議員連盟が政府に】(http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/52814.html)。

 「■新基準は世界一か■・・・・・・■弱者は置き去りか■・・・・・・■当事者意識あるか■・・・・・・浮き彫りになるのは責任の所在の不明確さ、国民不安への無理解と意識の乖離」・・・・・・。
 「新基準は世界一」「世界最高レベル」ではなく、アベ様をはじめとした自公議員や田中俊一委員長をはじめとした原子力「ムラ寄生」委員会委員等々の「世界一の無責任」さである。たとえ再稼働しなくても、「100,0000年問題」「核燃サイクル破綻問題」「五輪詐欺事件」「汚染水ダダ漏れ問題」「無主物まき散らし事件」などなど問題山積なのに、ましてや「再稼働」や「原発輸出」といった恥ずかしい行いをやって、第2の東京電力原発人災が発生してしまえば、取り返しのつかないことになりかねないことをどうして分からないのでしょう??

 また、自民党議員連盟の「提言では、原発停止による火力発電の燃料コスト増が年間約3・6兆円に達し経済に悪影響を与えているとして、原発の早期再稼働は「国家的急務」と指摘。規制委の安全審査を「効率的かつ迅速に行う必要がある」と審査のスピードアップを求めた」・・・・・・そうです。
 「自民党の電力安定供給推進議員連盟(細田博之会長)」て正気? アホ? 福島の現実が見えているのか? 福井地裁判決を熟読しなさい!!

   『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に
          何時間、何日間? 答えは「2年以上」!
   『●原発推進国同士が手を携えて原発輸出、さらに「死の商人」へ:
                         どうやら「恥」という概念は無いらしい
   『●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
               もし敗訴していたら大変なことに・・・・・・
   『●「上級審では国側が勝つこの国の裁判」・・・・・・
             今度こそ、福井地裁の名判決を活かしたい
   『●原子力ムラ復権阻止を! 今なら引き返せる!!


 過去の行いに全く罪の意識のない自民党議員たち。

   『●原発人災、犯罪者を追求すべし:
       なぜ自民党議員は口を閉ざし、マスコミは黙り込むのか?


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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/52692.html

福井のニュース  論説
原発再稼働へ 国策の責任、覚悟が見えず
(2014年7月27日午前7時30分)

 原子力規制委員会は、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)の新規制基準適合を認める審査書案を示した。地震、津波リスクが小さく、国内12原発19基の先陣を切る形で事実上の審査合格である。10-11月にも再稼働の可能性がある。

 東京電力福島第1原発事故を教訓にした新基準の設定によりハード面は強化された。再稼働に弾みがつくとの期待もある。しかし、住民不安は解消されず国の責任も曖昧。再稼働の条件が満たされたとは言い難い。


 ■新基準は世界一か■

 安倍政権は「世界で一番厳しい基準」と強調するが、そうだろうか。目安となるのが国際原子力機関(IAEA)の安全対策「5層の防護」だ。「人と環境の防護」を基本安全目的に、1~3層が事故(拡大)防止、4層が過酷事故の悪化防止、5層が防災対策、住民を放射線被ばくから守る備えである。

 4、5層は1986年のチェルノブイリ原発事故で付加された。福島事故の教訓はこの「深層防護」思想をより強化するものでなければならないはずだ。

 だが4層目の放射性物質の拡散を防ぐフィルター付きベント(排気)や緊急時制御室などを備える特定安全施設は設置義務があるが、猶予され未整備状態。さらに5層目の緊急時対策でも、避難の詳細計画や安定ヨウ素剤配備など住民の安全対策に遅れが目立つ。放射性物質が大量拡散した福島事故は、避難段階で災害弱者の高齢者が多数犠牲になり、福島では今も13万人超が避難を強いられている。


 ■弱者は置き去りか■

 そもそも防災・避難計画の策定と実行は災害対策基本法で自治体に委ねられ、規制委の審査対象にも入らず再稼働の条件でもない。米国では避難計画を含めた緊急時計画が規制の対象。実効性に不備があれば米原子力規制委員会(NRC)が運転を許可しない仕組みである。

 政府は福島事故後、重点区域を8~10キロ圏から30キロ圏に拡大した。川内原発では周辺9市町が防災計画を策定したが、伊藤祐一郎鹿児島県知事は、要援護者対策は避難手段や受け入れ先の確保が困難で、10キロ圏内の計画策定で十分との認識。行政のご都合主義がまかり通る。

 また、周辺火山の巨大噴火による火砕流などの影響に関し、田中俊一委員長は「(稼働期間は)せいぜい30年とかそんなものでしょう。そういう間には噴火は起こらないだろう」と述べた。噴火の前兆監視で十分という考え方だが、予知を困難視する専門家もいる。こうした規制委の楽観は「13万~12万年前ルール」を重視する活断層の厳格審査と整合性が取れない。


 ■当事者意識あるか■

 安倍首相―「(規制委が)安全という結論が出れば立地自治体の理解をいただきながら再稼働を進めていきたい」

 田中委員長―「基準適合性を審査した。安全だとは申しません」「(再稼働は)私たちは関与しない。事業者と地域住民、政府の合意で行われる」

 茂木経産相―「原子炉等規制法に従ってやる」(安全、再稼働の責任は一義的に事業者に)

 全国知事会、薩摩川内市長-「国が責任を持つべき」

 成長戦略に不可欠のエネルギー確保へ再稼働を加速させたい政権。浮き彫りになるのは責任の所在の不明確さ、国民不安への無理解と意識の乖離(かいり)である。

 川内原発に続き関西電力高浜3、4号が視野に入ってくる。川内原発は意見公募、審査書決定、工事認可審査、設備検査、住民説明会、地元同意を経て再稼働の見通し。避難拡大に伴い「地元」の定義が揺らぐが、立地自治体が基本だろう。国は周辺自治体に理解を求め説明を尽くすことだ。課題は尽きない。拙速を避け、堅固な安全文化を再構築しなければ国民の合意形成など程遠い。(北島三男)
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http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/52814.html

原発再稼働の審査迅速化を提言 自民党議員連盟が政府に
(2014年7月31日午後5時19分)

    (茂木経産相(右)に原発再稼働審査の迅速化などを求める
     自民党電力安定供給推進議連のメンバー=31日、同省)

 自民党の電力安定供給推進議員連盟(細田博之会長)は31日、原子力規制委員会で原発の安全審査を迅速に進めることや、エネルギーのベストミックスを早期に策定することなどを求める提言書をまとめ、茂木敏充経済産業相に申し入れた。

 提言では、原発停止による火力発電の燃料コスト増が年間約3・6兆円に達し経済に悪影響を与えているとして、原発の早期再稼働は「国家的急務」と指摘。規制委の安全審査を「効率的かつ迅速に行う必要がある」と審査のスピードアップを求めた。エネルギーのベストミックスを早期に策定し、原発の新増設・リプレース(置き換え)の必要性を明確にすることや、高レベル放射性廃棄物の処分場を国が責任をもって具体化することも盛り込んだ。

 細田会長と高木毅事務局長らが経産省を訪れ、茂木大臣に提言書を手渡した。茂木大臣は「電力の安定供給、コスト低減などさまざまな要素をバランスよく組み合わせたエネルギーのベストミックスを、早急に策定する必要がある」との考えを示した。再稼働の迅速化については「安全性をきちんと早期に確認することがきわめて重要。審査の適正な進ちょくを図るよう、規制委や事業者に要請している」と述べた。

 同議連による政府への提言は3度目で、4月に国のエネルギー基本計画が策定されてからは初めて。高木事務局長は「原発は重要なベースロード電源と基本計画で位置付けられており、安全性が確認された原発は速やかに再稼働させることが重要だ。茂木大臣にも理解していただけたと思う」と述べた。

 この日は菅義偉官房長官にも提言書を提出した。近く原子力規制委員会にも申し入れる。
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●原発関連交付金・固定資産税などで「財政豊かな」玄海町で、3.11東京電力原発人災後初の町長選

2014年08月03日 00時00分10秒 | Weblog


asahi.comの記事【原発の町、再稼働に揺れる思い 佐賀・玄海町長選告示】(http://www.asahi.com/articles/ASG7Y55NYG7YTTHB00J.html?iref=comtop_list_pol_n02)。

 「東京電力福島第一原発事故後初の町長選。現職と元町議の新顔は原発再稼働を容認、もう一人の新顔は反対を掲げる。運転停止が続く中、町民は原発と町のありように、思いをめぐらせている・・・・・・再稼働への賛否がどれほど争点となるかは未知数」・・・・・・原発が争点にもならず、ましてや、推進派が勝つようでは・・・・・・これだけ舐めたことを九電からされても、原発を再稼働したいものでしょうか? こういう九電の振る舞いって、原発の「地元」をとてもバカにしていると思うのですよね。でも、玄海町で反原発派市長が誕生するかというと?、とても期待が持てそうにない・・・・・・。『●「原子力は血液」・・・・・・ではなく、「原子力=核」は「麻薬」』です。何とか奇跡が起きないものでしょうか?


   『●カマトト「九電原発再開賛成やらせメール事件」
   『●ババをつかまされた!?
   『●玄海原発プルサーマル賛成派質問者8人中7人が仕込みだった!
   『●九州電力指定の第三者委員会の報告を否定して、自社の立場を危うく?
   『●なめられたものだし、だらしのないマスコミ報道陣
   『●原発推進やらせ・仕込み: 誤誘導した事実をひっくり返す訳でもなし
   『●九電「原発やらせメ-ル事件」後日譚


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http://www.asahi.com/articles/ASG7Y55NYG7YTTHB00J.html?iref=comtop_list_pol_n02

原発の町、再稼働に揺れる思い 佐賀・玄海町長選告示
原口晋也 2014年7月30日00時42分

   (候補者の演説に拍手する人たち=佐賀県玄海町)

 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の町長選が29日告示され、現職と新顔2人の計3人=いずれも無所属=が立候補を届け出た。東京電力福島第一原発事故後初の町長選。現職と元町議の新顔は原発再稼働を容認、もう一人の新顔は反対を掲げる。運転停止が続く中、町民は原発と町のありように、思いをめぐらせている。

 町長選が選挙戦になったのは、玄海原発でのプルサーマル発電の是非が争点になった2006年以来、8年ぶり。当時はプルサーマル容認の今の町長と元町課長、反対の元町議=共産推薦=が争った。

 今回も再稼働容認2人、反対1人の構図だが、第一声で現職は再稼働に触れず、元町議も11分間の第一声のうち原発や再稼働への言及は1分ほど反対している新顔は第一声を行わなかった。新聞への折り込みなどで主張を有権者に届けるという。再稼働への賛否がどれほど争点となるかは未知数だ。

 容認の新顔の出陣式に足を運んだ松本光浩さん(51)は、原発から約1・5キロのところで食堂を営む。11年末に原発が停止した後も安全対策に取り組む作業員が利用し、売り上げはさほど落ち込んでいない。それでも早く再稼働してほしいと考える。「原発が動き、作業員たちが店に出入りするのが私たちの日常風景です」

 現職の第一声を聞きに来た女性(70)は「安心して任せられる。2期8年やってきたことを持続してほしい」と再稼働に期待する。

 8年前はプルサーマル反対の候補に入れたという農業青木一さん(76)は、反対派の新顔の主張もまだ伝わってこないと嘆く。「棄権はしないが、(だれに投票するか)最後まで悩み続けると思う」

 原発から約1・2キロにある寺の住職金子謙三さん(51)は8年前、まちづくり推進の手腕を期待して今の町長に投票した。だが、東日本大震災後、何度も被災地に足を運んで支援活動を続ける中で、原発の是非を町内でもっと議論すべきだと思うようになった。

 昨秋の町議選は無投票。今回の町長選について、各候補者には「お金(原発マネー)のあるなしに関わらず、世代を超えて町で住み続けていける展望を語って欲しい」と金子さんは注文する。

 投開票は8月3日。(原口晋也)


■玄海町長選の顔ぶれ(届け出順)

  岸本 英雄 61 〈元〉県議     無現
  中山 敏夫 59 〈元〉町議     無新
  山口 徳信 63 飲食店経営   無新

     ◇

 〈玄海町と原発マネー〉 町の今年度一般会計予算(歳入)約100億円のうち、約7割を玄海原発関連の交付金や固定資産税などが占める。町は、財政が豊かなため1995年度から地方交付税交付金を受けない、全国でも数少ない自治体(不交付団体)になっている。玄海原発の運転停止後も、それ以前の約8割が支給されており、大きな落ち込みはない。交付金などは保育園、老人ホーム、学校のプール、浄水施設、大ホールを備えた町民会館、体育館、図書館、野球場の整備や維持などに充てられている。
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●凍土壁で「完全にブロック」どころか、放射性汚染水を「水増し」する「かき氷作戦」とは呆れる

2014年08月02日 00時00分05秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【成否は「かき氷作戦」次第…福島原発オソマツ凍土計画】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152269)。

 「もはや潔く断念した方がいいのではないか。東京電力が福島原発の汚染水対策の「切り札」と位置付ける凍土壁の実現性に、また新たな「障害」だ」・・・・・・東電はケチり原子力「ムラ寄生」委員会は相変わらずの無責任、アベ様は無策。凍土壁は出だしから躓き、「かき氷作戦」とは呆れる。しかも、「大量の氷が溶ければ、汚染水は増える。それも100トン以上になる可能性」があり、汚染水を「水増し」する始末。アベ様達の云う「コントロールされた状態」「完全にブロック」の実情はこんな姿である。

   『●東京電力原発人災対策へのお金を「ケチ」ったあげくに、
                        致命的欠陥対策にドブ金か?
    「(nikkan-gendaiの記事『馬淵澄夫氏が指摘 安倍政権の汚染水
     
』)・・・・・・なぜなら、安倍政権がやろうと
     している抜本対策の目玉、「凍土方式」は、原発事故直後に却下された
     不適切工法なのである。・・・・・・結局、地下遮水壁のプランは、馬淵が
     その後、首相補佐官を外されたこともあって、立ち消えになっていく。
     大甘の東電は海側にだけ遮水壁を造ることにして、お茶を濁し、
     これが目下の惨状を招いたのだ。当時から遮水壁建設に取り組んで
     いれば、今頃、汚染水であわてることはなかった・・・・・・無責任東電
     泥縄安倍政権に任せていても、どうにもならない」

 

 ところで、最近、全く話題にならない4号炉問題・「「UFOキャッチャー」作戦」・・・・・・ 4号機の核燃料プール内の膨大な未使用・使用済み核燃料の取出しは、いま、どうなっているのだろう、非常に心配。

   『●原発人災は続いている: 小出裕章さん、日本は「お終いです」
   『●東京電力原発人災4号炉問題・・・・・・
        「「UFOキャッチャー」作戦」、想像しただけでゾッとする
   『●「宙吊り」下の「広島原爆が撒き散らしたセシウム137の
                    14000発分」を「UFOキャッチャー」・・・


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152269

成否は「かき氷作戦」次第…福島原発オソマツ凍土計画
2014年8月1日

   (集中廃棄物処理施設に放射能汚染水が貯まる(東京電力提供))

 もはや潔く断念した方がいいのではないか。東京電力が福島原発の汚染水対策の「切り札」と位置付ける凍土壁の実現性に、また新たな「障害」だ。凍土壁に先行して進めている、地下トレンチ(トンネル)内の高濃度汚染水を取り除くための作業が難航し、やり方を変更せざるを得ない事態となったのだ。

 凍土壁は1~4号機の周囲1・5キロに1550本の凍結管を埋設。冷却剤を循環させて地下30メートルまで凍らせ、地下水の流入を防ぐ計画で、6月から工事が始まった。東電はこれに先立ち、4月から、タービン建屋と地下トレンチの接合部の凍結作業を開始。建屋からトレンチに水が流れるのを防いだ上で、トレンチ内にたまった1万トン以上の高濃度汚染水を抜き取ることにしていた。


■凍らない接合部

 ところが、3カ月経っても接合部が凍らないため、東電は30日、トレンチに1日15トンの氷を2週間程度継続投入する――と発表。汚染水の温度を下げ、接合部を凍りやすくさせると説明した。抜かなければならない水に、わざわざ氷を追加するというのである。

 当然、大量の氷が溶ければ、汚染水は増える。それも100トン以上になる可能性があるという。トレンチの凍結計画が頓挫すれば、凍土壁もパーになる。なりふり構ってはいられないのだろう。だが、汚染水を「減らす」作業で「増やして」どうするのか。急場しのぎとはいえ、「かき氷で冷やせ」とはお笑いだろう。

 元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。

   「やはり地下水の流量、速さなどが(東電が)想定している以上なのだ
    と思います。だから、なかなか冷やせない。まずは地下水の詳しい状況を
    きちんと把握するべきです。ボーリング箇所を増やし、基礎調査を実施する。
    必要なことをやらずに先を急ぐだけでは、何をやっても焼け石に水です」

 凍土壁に投じられる国の予算は今のところ320億円だが、こんな「場当たり作戦」が出てくるようでは、この先もカネがいくら必要になるのか分からない。一刻も早く別の解決策を考えた方がいい。
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