現世考: 忖度=自分が損することが怖い
社会病理の根っこ 名前には、意味があるだけ オッカム主義の神様は理性の神様、理神論です。機械仕掛けの神登場です。 Young Man Lut......
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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
15章。「過去に行ってみよう:EMDR」,p.257,第2パラグラフから。
こういった結果は,私が第9章で報告した発見を裏書きするものです。子どもの時に大切に育てられないことが続くと,大人になってからトラウマを負わされる出来事を体験した人の適応とは,まったく違う心理的,生物的な適応をすることになります。EMDRは,トラウマ記憶を射貫く強力な治療法ですが,子どものころに暴力を受けたり,性的に虐待されたりすることに伴う,裏切りと相手をする時間がいつもないことの様々な影響を,必ずしも解消してくれません。どんなセラピーを8週間しても,長期に渡るトラウマを十二分に解消できるセラピーなど,ほとんどありません。
この結果からも,大人になってからトラウマを負わされた人に比べて,子どものころに発達トラウマを負わされた人が,いかに重症なのかが分かります。
繰り返しですが,日本の場合,暴力や性的な虐待も少なくないのですが,それよりも桁違いに多いのは,0歳1歳の時の時に赤ちゃんの相手をする時間がいつもない=保育を第三者に頼む見当違いの子育てによることです。
低賃金長時間労働で,お母さんの温もりのある関わりができない,他人任せで育てられた多くのニッポンの子どもと子どもだった大人が,いかに重度の発達トラウマ障害になっているがわかりますでしょ。