以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

旧車は生き物かもです。。。

2019-03-23 10:09:55 | 日記
昨日、W126 560SEL君のライトコントロールユニットを点検、メンテナンスしようと一旦スモールランプを点灯させたらそれまで何の問題も無かったランプ類の点灯だったのにいきなり球切警告灯が。。。😓



原因を調べたらライトコントロールユニットから右前スモールランプに電圧が出力されていませんでした。。。😱

触ろうとしたらいきなり故障して不具合をアピールしてくれたって事はW126君に信頼されたのかと何か嬉しい気分になっている寅です。。。😂

で、、、ユニットの早速分解点検からスタート。



先ずは基盤を目視してハンダの酸化や割れをチェックです。。。

が、、、1.6倍のハズキルーペをもってしてもハンダ割れ箇所が判断し難い。。。😱

で、、、直接不具合が出ているライトコントロールユニットの右前スモールランプの回路をチェック。。。

前方出力7番端子が右前のスモールランプのプラス側電源になる。。。



このハンダ接合部をグリグリやったら7番端子のハンダが動いた。。。つまり割れている。。。

テスターで導通試験をするも、基盤グリグリ攻撃で導通したりしなかったり、、、原因は完全にココ。。。

此れで不具合箇所がハッキリしたのでこの先長い目で見たら不具合が発生する可能性の高いその他の箇所が多いので、、、基盤脱着フルO/Hを施工しました。。。
もう、このユニットはW124,W126共通で新品がメーカー供給終了なので現品修理しか方法が無いですからね。。。😱



この分解、、、よっぽど繊細にやらないと風化途上の基盤が真っ二つに割れちゃいますので素人さんは手出しされないのが無難です。。。😒

個人の興味で分解されるのであれば修復不可能まで壊す事を念頭に入れて自己責任でお願い致します。
弊社ではユニット類の分解については一切御協力致しませんし、素人さんの後始末につきましては割高なコストを要します事を予め御理解下さいませ。
「お金が無いからDIY」は本末転倒な結果を招く事が多いです。そのリスクを御理解の上で手出しするべきです。


さて、、、ライトコントロールユニットの基盤のO/Hを完了させたらウインカー、ホーン&ワイパーコントロールリレーも劣化が怖いので同時に分解点検と実装部品の交換です。



1990年当時の新車装着モノですね。。。

現在ではメーカー改良品番が市場に流通しておりますが、リレー本体さえ生きていれば旧品番のリレーでもメンテナンスで末永く使用が可能です。🤗

と、言うわけで本日はこのユニットを車台に戻して次の作業に入ります。。。