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▲小牧市桃花台に講演に行ってきました。

 昭和58年、私たち夫婦は、どこかに家を建てようと物件を探していました。
その中で候補地にあがったのが、私の実家に近い「立田村(愛西市)」と、小牧市桃花台でした。でも選んだのは、立田。


 今、桃花台は大変です。
 敷地の下に産業廃棄物が埋まっており、家が傾いたり、汚染物が出てきたり。
 
 桃花台は、県が土地開発をし、URが住宅開発をしました。


 最近では、亜炭鉱の跡地であったこともわかり、全域で地盤沈下が起きる可能性があります(現実に、確認されている家屋が何軒かあります)。こうした状況にありながら、県など行政は手をさしのべていない。


 私は環境問題においても、自分たちの世代に起きたことは、自分たちの世代で解決するのが原則だと思っています。自治体の借金もしかりです。無駄なハコモノをつくって、借金は、「あとの世代で返してね!」では、若い人たちもたまったものではありません。右肩があがりの社会ならともかく・・・。


 個人の財産は、子や孫に引き継がれます。
 子どもや孫達が困らないような解決を、今の世代でしておく必要があります。そんなお話を私はしました。

《以下、現地からの報告がありました》


■桃花台・考える会の丸山会長からあいさつ


 沈下は収束していない。
 10年かかっても20年かかっても言い続けることが大切ではないか。


■現状説明
 新住宅法 愛知県造成 URが建売販売
 H13年、2世帯から沈下。道路も沈下→市に苦情があった 。
 H14年、県とURが保証について協議している。
 H17年、苦情の2世帯に損害賠償をした
 H18年、県とURが説明会(形だけ)
 H19年、5世帯損害賠償 3世帯民事裁判 13世帯県公害調停申請
UR:家屋調査実施 県:ボーリング
 H20年 損害賠償・公害継続・民事裁判継続・個別補償交渉・総務省責任裁定申請



■桃花台の過去
 昭和36年 どろどろのようなものを流し込んでいる(航空写真で確認できる)
 昭和44年 所有権の保存登記
 和47年 県は廃棄物処分業の許可をしている
  


■残っていた過去の市長の発言記録「小牧ジャンクションの位置について」
  市長「この地域が戦時中から、亜炭の採掘が強硬さあれたことは、あんたは知っているのか。工法如何によっては大変な問題になる」
 →しかし、こんな土地が、大規模住宅になった。それも県の開発で。

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