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▲4月から始まる新介護保険制度について審議する「協議体」の傍聴に行ってきました

 1月25日午後から会議は始まりました。
 この介護保険制度改正については、議会で欠かさず3年ほど取り組んできました。高齢者だけでなく、若い世代の生活にも影響する大きな問題です。
 若い世代が留守中に、地域の方々の手助けがますます重要になってきます。

住民の有償・無償ボランティアによる「訪問・通所サービスについて

協議体委員のメンバーは、
 民間介護事業所やシルバー人材センター、社会福祉協議会、NPO、老人会、総代など代表がメンバーになっています。

協議体の役割は、
 それぞれの団体ができるかできないかという議論よりも、委員の持つ情報を集めて、どんな介護サービスを愛西市は目指すのかを考え、目指す姿を目標に短期計画を具体的に決めていくものです。

みつこは思った
いつもこうした審議会を傍聴して思うのは、

 市事務局「この案で決定ということでよろしいでしょうか?」
 委員「・・・・・・」
 市事務局「それでは、ご異議もありませんのでご賛同頂いたということで・・・」と決まっていくことが多いです。

委員の方々は、賛同したのだろうか?
 昨日の会議でも同様で、以下の案が提示されましたが、会議の雰囲気や会議後のみなさんのやりとりを聞いていると、案に賛成したわけではないと感じました。
 これって誰がやるんだろう?やる人いるの?という疑問をもった委員、自分の組織は参画しないから関係ないからと言う委員、これ以上言っても進んでしまうんだからしかたないとあきらめる委員でした。

●住民の有償・無償ボランティアによる「通所サービス」(サロンやコミカフェなど)

・市の補助は、月2回以上、定期的に実施するグループに対し、要支援・チェックリスト該当者の1人に対し、1000円の補助(上限:月4万円まで)
・指定の講座を受けた人や、介護専門の人が1名必要です。
・29年度は、6団体の予算しかない
 ↑これにはビックリ! やってくれる団体もっとあるはず。働きかける気持ちあるのかしら?
   もっと気軽に応募できる数字を示さねば、市民は引いてしまいます。

★今後の課題は、サービス提供者や参加者の不公平をなくすこと
「一般介護予防事業」のサロンには年間1事業所に880万円かけているのに、要支援者対象の事業には、費用がないから6団体に絞るって、これは委員からも指摘がありました。
(詳細)
 現在、農協に年間880万円の事業費を市費で負担し、健康な高齢者対象(自分で運転して参加の人も多い)7カ所で開催されています。1回あたり、4万円を超す費用が市から出ています。参加費も無料です。
 しかし、介護度の高い人のお世話を1万円の補助で、不足分は参加費をとって実施しなさいというもので、
  サービス提供者にも、参加者にも不公平になります。

●住民の有償・無償ボランティアによる「訪問サービス」(買い物、洗濯、炊事など支援)

・市の補助は、年間5万円。4団体分の費用を用意。
 これは、事務所人件費・電話代・事務消耗品・保険代だと説明がありました。
 ↑以前から指摘している部分ですが、これには、驚きです。
 1ヶ月4167円です。持ち出しでできる団体はやって下さいという内容です。細く長く市民が活動ができるには、市はどんな支援が必要かの議論はされたのだろうか?

 最低限電話に出る人の人件費を確保せねばなりません。安全確保のために事前の家族との打ち合わせも必要です。様式やお知らせも作らねばなりません。電話代も保険も・・・どうするのでしょうか。利用料に上乗せをせよということでしょうか?

 これでは、新規参入は無理でしょう。シルバー人材センターも今の保険で利用者に対する保障はできるのだろうか。人を兼務させることはできないので、委託事業や補助事業をしている事業所も無理。となると、できる団体はあるのだろうか。市としての工夫(たとえば松戸市のような)が必要です。

みつこは思った:まとめ
モデル事業として、まずはスタートすることは評価できます。
今後は、改善案を提案し良いものにし、平成30年度の本格実施を目指して取り組んでいこうと思います。
これからも勉強しながら取り組みます。

 会議を傍聴し、いくつかの改善点に気づきました。
 提案しながら、サービス提供者も利用者も安全で利用しやすいしくみを作っていきます。

 今後、第2層のコーディネーターの選出が重要になります。しかし、愛西市は中学校区1名ではなく、生活圏域(立田、八開、佐屋、佐織)で1名ずつとするようで、これではコーディネーターが地域の情報を掴んだり、市民との接点を持ちながら進めていくのはむつかしいなあと思いました(昨日の研修会で、第2層の役割を学んだばかりなので・・・)

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1月25日(水)のつぶやき

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