2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲伊賀市に「空き家対策」で視察に行ってきました。農村地域の空き家対策に興味あり!!!
■ 私の視察目的は、農村地域の空き家対策
伊賀市の空き家対策は、城下町の空き家を1つはフロント付きホテルにし、他の古民家を客室にしてまちづくりをする事例が有名です。
しかし、私は、伊賀市の農村地区での空き家対策に大変興味を持ちました。
「農地付き空き家の売買」です。
農地は、小さな農地から広い農地つき民家までいろいろで、農業委員会が審査をして売買の判断をするしくみが出来ています。
https://www.ijyu.pref.mie.lg.jp/html/detail.php?no=20171115111516
=== 視察先でのみつこの記録 ===
視察先で聞きながらパソコンで記録しました。
誤字脱字、ごめんなさい。
伊賀市の紹介
・6つの自治体が合併 18年目
・中心市街地の活性化を進めている PFI事業(9つの庁舎)
旧庁舎を利用した図書館 宿泊施設
民間の忍者館など・・・
・78人議員 22名の議員
・議会基本条例が早くにできた
タウンミーティングなどしている(市民から課題をもらって)
空き家対策室からの説明
・三重県で初めて設置された
・人口 87000人 面積 558km平米(愛西市=66km平米)
・住みたい田舎 三重県総合1位
・空き家状況
・3軒に1軒が空き家になる(全国すべての地域で起きること)
・2020年から高齢者のみ世帯が減っていく→つまり空き家化が加速すること
空き家が増える原因
・少子高齢化
・住宅の供給過剰
・中古住宅が流通しない
・空き家が解体されない
・若い世代の転出
・市場ニーズが少ない
・家を売ることに抵抗がある(世間体)
・移住者を受け入れる基盤ができていない
空き家が増えることはしかたないことか?
・景観・治安の悪化
・地域の社会基盤消失
空き家対策計画を作っている。アンケート調査をしている
・築15年以下の空き家が84%
・住まなくなった理由=入所・入院・死亡
→66%が家財道具を入れたまま
→ゴミがはいったまま 田畑も一緒に持っている(半分以上が田畑も一緒に処分)
・75%があきらめムード(衰退は仕方ない))
・73%が活用してほしいと思っている
・行政主導希望が多い
・16%が活用方法が決まっているのみ
・売却したい人が多い
伊賀上野市の方針
①空き家バンクを通じて、売却を進める
②適正管理の行政指導をする
①空き家再生
推進対策2017年 包括連携協定(建設事務所協会・・・・・・・)
伊賀市の付加価値をさぐる
実績=H28年~はじまって 購入したい方=1660人が登録
愛知・大阪の人が登録している(毎月30名くらいが登録している)
176軒が売れた
全国でもかなり多いが、転出・自然減が多いので、人口が増えることにはつながっていない
伊賀市の工夫
・対策=ホームページを独立して作った。市役所の中のHPではだめ。
・オンライン内覧(YouTube)
・市を紹介するブログ → 伊賀市のHPへのアクセスも増えている
・毎月発行のカラー物件情報誌も発行している
・ワンストップ空き家相談会
・農地取得緩和措置
空き家を買った人のみ、農地も買えます(農業委員会と協議) 1平米から
・移住コンシェルジュ
・危険空き家の対策 130軒が特定空き家
城下町に空き家が集中(中心市街地)
古民家再生計画
業務提携 歴史的な建物をホテルにする NOTE JR を連携
小規模分散型ホテル(3カ所のうち1カ所にフロントを置く)
民間主体で補助金を出している
倒壊寸前の建物だったもの
レストラン・カフェ・サテライトオフィス →2019年から始めている
質問しました!
Q 人事異動は?(人事異動が多いと定着しないのでは?)
3年になる。都市計画の係だった。
専門部署をつくって、自治体間競争になっているので・・・人事異動にも配慮されていると思う。
Q 農業委員会で許可できなかった事例、課題は?
面談で実現できなかった事例があった。書類が整っていれば許可をする。地域によっては支援体制を提案している。
Q アンケートの設問は自ら作ったのか
2018年 試行錯誤して作った
Q 専門家の協力体制の工夫は?
国交省「民間といかにタッグできるかが重要」
司法書士には「空き家調査の協力をしてほしい」など協力内容を説明している
Q 対策室の職員構成は?
7名の職員(うち3名は会計年度職員で有資格者)
Q 広報の工夫は?
ホームページは独立して作っており、300万円投資した