残骨灰の扱いの見直しを!
愛西市総合齋苑では、遺族が収骨した後の残骨灰は、指定管理者が処理業者に再委託し、有害物質や金属等を除き、残骨はお寺に供養されています。しかし、金属に含まれる有価金属物(貴金属)は、その業者が売却し、その利益はすべて業者のものとなっています。
所有権は、収骨前は遺族にあり、収骨後は市町村にあると最高裁の判決があるので、残骨灰の所有権は市町村に移っていると考えられています。
今回、事前調査で愛西市は、再委託後、どのように処理されているのかさえ把握もされていないことがわかりました。よって、有価金属の売却利益を業者が得ていることも問題視することなく、処理経費をも税金から業者に支払い続けてきました。
市民感情を大切に。
行政が、残骨灰を売却し利益を得ることに賛否両論あることは承知していますが、総合齋苑が開設して約12年になります。
その間、業者が得た有価金属の利益について報告を受けることもなく、処理費を支払い続けたことは問題であり、利益を業者から市に移すことは問題あるとは言えなく、いち早く取り組むべき課題です。
一般質問では、市民感情への配慮をした上で、一般質問で市の収入とするよう要望しました。
他市の状況
🔶近隣の岐阜市では・・・
市民アンケートをし、斎場の財源化を実施
⇒人口40万人 売却益=7300万円
愛西市の人口は、62,000人です。人口で換算すると1000万円以上の収益になります。
🔶新潟市 人口80万人 平成25年から有価物を財源にしている
残骨灰を、供養⇒有害物処理⇒有価物を抽出
H25年=980万円利益
R4年=6000万円の利益 を出している
🔶尾張北斎場では、
犬山市と江南市の議員からの要望で、有価物の有効活用が始まる。
🔶厚木市でも、
議会の一般質問の結果、予算に残骨収益があげられました。
答弁は、
研究して行くとのこと。
全国で、さまざまな手法で見直しが始まっています。今後の市の取り組みを注視して参ります。