あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

有島希音さんの「オリオンの上」読了&きゅうりのキューちゃん

2021-06-30 22:46:41 | Weblog

こんばんは。

札幌在住の有島希音(ありしまきおん)さんの「オリオンの上」を読了。

ちょうど、発行日の今日、6月30日に読了したことの偶然が嬉しい。

というのも、早くに手元にあったのだけど、何しろ、いろいろな用事があり、彼女の大切な本なれば、じっくり、ゆっくり読みたかった。

だから、東北の旅にも持参した。

こんな感じ。八戸までの新幹線内で。表紙大好き。素敵でしょ。中村至宏(なかむらゆきひろ)さんの絵です。

鶴岡から新潟への特急「いなほ」内で。車窓は緑、緑の畑だった。

ところが、いざ読むとなれば、思うようにいかず。でも、ともに旅をしたかった。

そして、今日。

彼女の文章力、表現力に魅せられる。素晴らしい児童文学。

北海道の北西部が舞台。中学1年生の麻由子は大人の勝手な行動に翻弄され、悩んでいる。

そこに、朋也、里美、亜矢、そして吹奏楽部の顧問サヒメこと沙姫の生き方・・・。

祖母の存在感も大きいし、まさしくタイトルのオリオンの上の星が出てきて、星座についての有島さんの博学がすごいなと思う。

シベリウス作曲の交響詩「フィンランディア」を演奏することになった麻由子たち。

吹奏楽をやっている子たちには興味深いだろうなあと思う。だから、身近に感じるだろうと思う。

それにしても、青春は悩むとき・・自分の中学時代を思い出してしまった。

こんなに考えていたかなあとも思ったけど(私って単純だったかも‥ね)

ロシアにフィンランドは支配され、ひどい扱いを受けていたころに生まれた曲だ。

サヒメが言った「兄ちゃんじゃない、パパでもママでもない。私は、私」が麻由子と同様に私の心にも残った。そして、祖母の言った「がまんすれば……、そのうち……」も残る。

海に残る座礁船を見て思ったことがいい。

「自分を滅ぼそうとする波に打たれ、だまってそこにいる……。あんなふうに生きられたらいいな、すべてを受け入れて。そうすれば、どんなこともこえていける。」と。

吹奏楽、星、船・・・キーワードです。

一読を子どもたちにも大人にも進めます。

ぜひぜひ、お読みください。

相変わらず、うまく感想を書けない私・・ごめんなさい、有島希音さん。

 

それで、こんな大事な本を紹介した私ですが、6月も今日で終わり。

で、たくさんのきゅうりでブログのお友だちの(勝手に言います)Tさんの記事を参考にきゅうりのキューちゃんを作ってみました。

ボールいっぱいのきゅうり。

これがこういうふうになりました。生姜が入っています。

辛いのが苦手なので、唐辛子は1本にしました。

実は息子が「きゅうりのキューちゃん」が大好きなんです。

で、帰宅した息子が「おいしい!」って。母としては満足です。

それから、ついでに、ピーマンの昆布和え、キュウリの昆布和えを作りました。

これも息子が大好き。どこまでも過保護な私?でも、世の母は皆そうだと思います。

だけど、私もこれは好きなんです。ただ、それぞれに塩昆布(今回も北海道産)と混ぜるだけ。

いずれも夫が丹精込めて作った野菜です。

それらは、愛おしく、大事にお料理しました(・・・つもりです

そして、母たちにお供えしました。

 

今年も6月、いろいろと楽しかった!

明日から7月です。

夫のまた新しい生活が始まります。元気で楽しく過ごしてほしいと思います。

6月さん、ありがとう。

明日からの7月さん、よろしくね。

いいことがまたたくさんありますように。

いや、きっとあるね!

皆さまにもたくさんのいいことがありますように

 

コメント (2)
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