現在出品中の一舟作彫駒です。
既に幾人かの方々からご入札を頂戴しており、
この場を借りて感謝申し上げます。
**********************
一舟先生にはお会いしたことはありません。
また、お話ししたこともありません。
ご縁はこの駒だけです。
その昔先生は、天童で大活躍をされていたとお聞きしました。
しかし、小生が駒づくりの世界に入った時の一舟先生は、
伝統工芸師を返上され、雌伏されていた時期でした。
そんな時期にご縁があり、この駒に出会いました。
熟慮の末に購入を決めた時、知人に
「そんな価値の無いものやめとけ」
と言われたのを今でもはっきり覚えています。
当時の一舟先生に対する評価はそんな感じでした。
印刀を置いたはずの一舟師が、どんな気持ちで、
またどんな状況でこの作品を連盟に持ち込んだのかは、
小生の知るところではありません。
故に勝手な想像ですが、所々に出ている漆の滲みは、
当時の一舟先生の苦悩の現れだと思いました。
作品は駒師の状態を映す鏡のようなもので、
彫の技術以外に、そういうことを教えてくれた作品です。
一舟先生が復活されなければ、ずっとそのまま
持っているつもりでしたが、そうならなくて良かったです。
これから盛上駒にも挑戦しますので、今後も
いろいろ参考にさせて頂くつもりです。
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【ご案内】富士駒の会
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しかし、小生が駒づくりの世界に入った時の一舟先生は、
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そんな時期にご縁があり、この駒に出会いました。
熟慮の末に購入を決めた時、知人に
「そんな価値の無いものやめとけ」
と言われたのを今でもはっきり覚えています。
当時の一舟先生に対する評価はそんな感じでした。
印刀を置いたはずの一舟師が、どんな気持ちで、
またどんな状況でこの作品を連盟に持ち込んだのかは、
小生の知るところではありません。
故に勝手な想像ですが、所々に出ている漆の滲みは、
当時の一舟先生の苦悩の現れだと思いました。
作品は駒師の状態を映す鏡のようなもので、
彫の技術以外に、そういうことを教えてくれた作品です。
一舟先生が復活されなければ、ずっとそのまま
持っているつもりでしたが、そうならなくて良かったです。
これから盛上駒にも挑戦しますので、今後も
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