駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

平成22年度春季関東大学リーグ 速報1

2010年05月16日 | 日向のひとりごと
ただ今開催中の春季関東大学リーグ(A級)です。

各校の名誉を賭けた7人対7人の熱き戦いは、

本日が3日目、最終日です。

最終戦を前にした星取表は写真のとおりです。

優勝争いは、東京大学と早稲田大学に絞られました。

両校、全くの同点です。

一方、残留争いも熾烈です。下位2校が降級します。

成績下位から順に、神奈川大学、千葉大学、一橋大学、

日本大学、埼玉大学と並んでいます。

3位の慶応大学は、残留が決まっていますが、

優勝もない状況です。

13:06分、最終戦がスタートしました!

優勝の行方は? 残留争いの結末は如何に?

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蜀紅書に挑戦!

2010年05月16日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
金龍が終わりましたので、作業は次の作品へ移ります。

いろいろ検討した結果、次回作は「蜀紅(しょくこう)」

に決めました。

いろいろ調べてみました。

歴史の長さは分かりませんでしたが、

古くより伝わる書体で、今は亡き八代目駒権こと

赤松元一氏(1982年他界)が

最も得意とされたそうです。

代々「駒権」という号が世襲され、それに伴って

この書体も受け継がれてきたのですが、

現在は残念ながらそれは途絶えてしまいました。

号の継承はできませんが、書体に関しては

数人の駒師が受け継ぎ、数少ないながら

現在も作られています。

また、数が少ないのにはもう一つ理由があり、

30年以上前の話で、詳しくは存じないのですが、

八代目駒権師存命の時、書体の版権の有無に関し、

一部の駒師間でトラブルがあった為と聞いています。

字母紙は駒師が心血を注いで作ったものであり、

それを簡単に他人へ譲ることはできない気持ちは

よく理解できます。

故に、この事件がきっかけとなり、この業界では

「現役駒師のオリジナル書体は、許可無く販売しない」

という暗黙の了解がなされていると小生は解しています。


さて、小生の知るところですが、

現在、蜀紅書最高の作り手は

「田中剣心師」ではないかと思います。

師の蜀紅に対する情熱は並大抵のものではありません。

元来一子相伝であった号と書体を引き継ぐために

様々な努力をされています。素晴らしいことです。

駒づくりは製品づくりであると同時に、

文化・芸術でもあります。

剣心師に遥か及ぶところではありませんが、

小生なりに継承のお手伝いをしてみたいと思います。

この伝統ある書体が、一人でも多くの方に

知って頂けたら幸いです。

ちなみに、歩を1枚彫りましたが。。。。大変です。。。

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金龍書 島黄楊板目 彫駒 完成です!

2010年05月15日 | 金龍・淇洲
経過をご覧頂いておりました金龍書ですが、

先ほど完成致しました。

製作期間は18日でした。

作っていて楽しかったですね。

作品の出来としては、そうですね。。。

80点といったところでしょうか。

作っている途中は満足しているのですが、

出来上がって眺めてみると、

やはり気になる箇所が出てきます。

どこまでも納得できないのが駒づくりなのでしょう。


シンプルな木地が金龍書をよく引き立てています。

粋な江戸っ子に認めてもらえるでしょうかね?

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母校に寄付。

2010年05月14日 | 一字書
小生作初代光匠書シャム黄楊彫埋駒です。

今から2年以上前の作品です。

NHKでお馴染みの書体ですね。

現役駒師の書体です。

流石に売り物にはできませんので

ストック品となっていました。

今週末に母校将棋部の応援に行きます。

関東リーグという学生将棋最大のイベント、

その最終日にお邪魔します。

その時に激励の意味で寄付する予定です。

駒銘だけ彫っていませんでしたので、

慌てて作業をしたところです。

趣向で大学名を彫りました。

現在の小生があるのは色々な方のお陰ですが、

大学将棋部の存在も大きかったと認識しており、

以前より何らかの形で恩返しをしたいと

考えておりました。

寄贈される方も迷惑かも知れませんが、

本人的にはとても納得できますので、

今回限りお許し頂ければと思っています。

研ぎ出せば駒尻は完成です。

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名作鑑賞 會田一舟作 彫駒

2010年05月13日 | 将棋駒製作
小生作です!!!

と言いたいところですが、残念ながら違います。

巨匠會田一舟(本名昭二1947~)師の彫駒です。

書体は錦旗、木地は島黄楊の柾目、

実にオーソドックスな作品です。

今から7~8年ぐらい前、日本将棋連盟で

購入したものです。

実は小生の「手本駒」です。

随分勉強させて頂きました。

彫の素晴らしさからしてご本人が彫っているのは

間違いありませんが、その後の作業を職人さんに

任せたのでしょう。

写真では見えないのですが、

極々僅かながら漆の滲みがあります。

また、角1枚、金1枚に僅かなサンダー痕が

残っています。

目を凝らさないと分かりませんがね。。。

現在の會田一舟師は盛上駒しか作らず、また、

職人さんではなく、ご本人が作られた「一舟作」の

彫駒は希少かも知れません。

見本としての役目を十分に果たして頂きましたので、

近々オークションへ出品する予定です。

見納めになりますので、写真に収めた次第です。

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盛上練習用

2010年05月12日 | 盛上練習
例によって、まずは写真をご覧下さい。

彫埋駒が完成間近の写真です。

山上作のシャム黄楊彫駒を小生が埋めて、

彫埋駒にしているところです。

この駒は「盛上練習用」です。

機械彫の駒って趣はありませんが、

彫が正確ではっきりしているので、

盛上の練習用に最適では?と考えた次第です。

少しずつ練習して行きたいと思います。

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根付を作っています。

2010年05月11日 | 根付 本格派
いつも遊びながらの作業で、大変恥ずかしいのですが、

写真をご覧下さい。

木地に穴が開いてますね。

虫食った訳じゃありませんよ。

根付用にハンディドリルで開けました。

根付って分かりますよね?

キーホルダーやストラップみたいなものです。

この木地は「歩」ですので、小さめの根付になります。

組紐を付けて、携帯ストラップにする予定です。

表面には、名前やイラスト等を彫ります。

気分転換に一役買ってくれています。

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金龍書、彫り上がりました。

2010年05月10日 | 金龍・淇洲
4月26日から製作開始しました金龍書です。

他の事も同時進行していましたが、

気分が乗っているせいか、かなり速く彫れました。

2週間弱で彫り上がりです。

金龍を彫った感想ですが、字にクセが少なく、

彫り易いと感じました。

気持ち右肩上がりのスタイルは、

現代風ではありませんが、駒になると、

結構しっくり来るものですね。

写真では見えませんが、駒銘を草書にしました。

このままのペースなら、今週中には出来上がりです。

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タダイマ帰りました。

2010年05月09日 | 将棋駒製作
長い休みを頂戴し、外出しておりましたが、

先ほど帰って参りました。

三重県の某所に滞在し、自然を満喫しておりました。

おかげさまで、リフレッシュでき、創作意欲も大幅増加です!

これからも今まで以上に頑張ります!!


さて、写真は小生作錦旗シャム黄楊彫駒です。

現在オークション出品中です。

休暇中の出品となり、作品に関して何ら情報提供ができず

申し訳ありませんでした。

遅れ馳せながら。。。。

この駒は、4年ぐらい前に製作したものです。

初期作品ですので、作り方が随分違っています。

字母紙もやや簡略形の錦旗を使用していますので、

全体的に素朴な感じになっています。

実は、製作当初あちこちで滲みが発生してしまい、

修復できないため「押入れ行き」になっていたのでした。

(小生宅の押入れには、そういう駒がワンサカおります。。。)

1ヶ月ぐらい前、他の探し物と一緒に偶然発見し、

滲んでいた駒5~6枚を全て作り直しました。

シャム黄楊木地が無かったので、似たような島黄楊木地を使っています。

結局、完成までに5年を要した事になりますかね。。。。

最近の作品と比較しますと、技術的には物足りない感じですが、

こういうシンプルな駒は、将棋を指す上では疲れなくて

良いかも知れませんね。

ただ、、引き取って下さる方がいるかどうか。。。。

返品されたら。。。。母校へ寄付ですね。

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休暇のお知らせ

2010年05月03日 | 将棋駒製作
今週は休暇のためブログの更新もお休みしています。
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アマチュア女王戦

2010年05月01日 | 錦旗・水無瀬・源兵衛清安
まずは写真をご覧頂きましょう。

皆様から向かって左の女の子はだれでしょう?


そうですね。

里見プロですね。

2001年ごろの写真ですから、小学生?ですかね。

東京アマチュア将棋連盟主催の

「アマチュア女王戦」からの1コマです。

右側は石内さんという方で、確か元奨励会員だった

と思います。お綺麗な方ですね。

現在もこの大会は続いており、

女流プロへの登竜門的存在になっている様です。

実はご縁がありまして、この大会の賞品を

小生が作る事になりました。

ただし、採用されると決まった訳ではありません。

「良い作品であれば」という条件付きです。

次回の大会は来年の3月ですので、

じっくり腰を据えて取り組みます。

経過はこのブログでお伝えして参ります。


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