時間が少し出来たので途中だったので最後まで読んだ。
南町奉行所の同心佐々木平四郎が"手首斬り"と対峙し後、心の臓を患い、
深川から押上村に引っ越して養生しながら余生を過ごすことに。
そのころまる(平四郎の飼い猫)は平四郎から離れていた。
「そろそろ潮時だねえ」と言いながら・・・わりとそばにいた。
平四郎は命を狙われていた。
平四郎の妻さく、娘のらんは平四郎を看病しながらすごしていた。
らんは佐吉と夫婦になるのを平四郎は楽しみにしていた。
"手首斬り"が出没して南町奉行は大変な騒動、
佐吉は伊園(南町奉行所の筆頭与力)の密偵を務めていたが・・・
あるとき油断してしまい悪人に脇腹を刺され倒れてしまった。
平四郎が佐吉を見つけたが、らんを助けに走った。
"手首斬り"にらんを拉致されたのだ。まるも飛び出して行った。
しかしこの先が悲しい。"手首斬り"を仕留めた物の、らんだと思ったのは
別人でその人に刺されてしまって・・・
これが致命傷になってしまった。元々先は長くないと悟っていた平四郎
だったが・・・
平四郎の他界後らんと佐吉は一緒になったが佐吉は同心にならなかった。
竹細工や野良仕事をして糧とし、2年後には赤ちゃんも生まれ幸せに
暮らしましたとさ。
まるが平四郎に取り憑くと平四郎は剣豪に早変わりする。
豹変ぶりが面白かったが平四郎が老齢になりまるは平四郎に取り憑けなくなる。普段やり付けない殺陣をやると体に差し障りが出て来て心の臓にも
良くなかったのだ。まるは化け猫だったからね~。かなりの年数生きていた。
まるはどこへ行ってしまったのだろうか。
また誰かに拾われてその人に取り憑くこともあるのだろうか?
完結してしまったが、まるのその後が知りたいな~。
(澤村文吾にでも取り憑けばいいのに・・・😰)