まさに、予定された通りにスケジュールをこなしていっております。両立が不可能と思われた、1/30の鞆小学校の防災授業と、高松でのNEXCO西日本の研修も、奇跡的に両立させることができ、人生でもあまり経験の無い移動経路となりましたが、やはり日本のインフラは素晴らしい。まだまだインフラの整備が必要な地域がたくさん残っています。日本中が生き生きとし、大災害時等における強靭性を我が国が持つためにも、我が国の血管であるインフラの整備、維持管理が強力に推進されていくことを強く願います。そして、私にもできることはたくさんあるので、頑張りたいと思います。
1/28(火)の徳山高専での官学共同研究のミーティングは素晴らしかった。山口県のシステムも山口県らしく前進しており、議論のレベルもどんどんと向上していることに毎回驚きます。たくさんのことを勉強させていただきました。そして、その研究に関わっているM2の高柳君の指導も徳山でできてよかったです。夜の意見交換会も最高でした。
1/29(水)は岩城先生のレンタカーで鞆の浦に移動し、予想外に時間がかかりましたが、車中でもたくさんお話しができて幸せでした。鞆の浦へ岩城先生、林先生をご案内し、さくらホームの羽田冨美江さんとお会いし、鞆小学校、鞆中学校にもお連れし、濃厚な鞆弾丸ツアーでした。岩城先生が帰られた後も、お好み焼き屋ののむら、仙酔島で鞆を味わった後、夕食は羽田ご夫妻と一緒に楽しい団らんをすることができ、家具固定を普及させるための様々なアイディアもたくさん出てきました。その後、翌朝の鞆小学校での防災授業の準備を、卒論生2名ともじっくり議論しながらすることができました。研究指導です。
1/30(木)の午前は、鞆小学校での防災授業。2年連続2回目。全校生徒が相手ですが、1~3年生の低学年と、4~6年生の高学年の2グループに分け、それぞれに対して25分程度の授業を体育館でする、というハードルの高い設定でした。現在提供できる最良の内容を準備しましたが、家具固定の話に加え、大地震時に命を守るための逃げ方「ダンゴ虫ポーズ」を授業に取り入れ、かなり良かったようです。新聞記者も二名来られ、とても興味深く取材しておられました。早速、中国新聞で記事になりました。
午後は、高松での林先生の講演の応援に駆けつけました。福山から岡山経由で高松へ電車で移動。予想外に便利でした。13:37分に福山を出発して、15:05分に高松到着。林先生も出迎えてくれて、NEXCO西日本の車で事務所へ。所長ともご挨拶して雑談に花が咲き、ドタバタと15:30から講演開始。山口システム、復興道路の品質確保への展開の経緯を私が35分程度話しました。我が国の置かれている状況と、進むべき方向性についてメッセージを全力で発信しました。16:10に高松駅へ向けて出発。林先生がその後、山口システムの各論を紹介しました。
16:40に高松駅を出発して、岡山経由で品川に20:56に到着。改札でキムタクとすれ違う。21:40発の高速バスで岩手県の宮古へ出発。思ったよりも快適でしたが、少しシートの形と私の背中の相性が良くなく、完全リラックスとはいきませんでしたが、宮古駅に到着しました。
1/31(金)の朝7:15ごろに宮古駅に到着。同じバスに、指導学生のM2の佐藤君も乗っており、宮古駅でめかぶそばを一緒に食べました。寒い中での立ち食いだったからか、ものすごくおいしく、力がみなぎる感じでした。駅には、私が卒業研究を指導した西松建設の八巻さんがお迎えに来てくれ、田老トンネルの現場へ移動。復興道路の田老トンネルで、覆工コンクリートの品質確保に共同研究でチャレンジしており、相当にすごいです。私の研究室の学生たちが、主担当の佐藤君を中心に入れ替わり現場に入って、宿舎に泊まり込んで、研究を行っています。ですが、やはり現場に来ないと本当の情報が分からない。八巻さんとじっくりと議論することができて、私も100%状況を把握することができました。そしてもちろん、いろいろと議論して研究も大きく推進したと思います。ここでも、佐藤君の指導をすることができました。今回学んだことは、もちろん、2/3(月)の仙台での品質確保の研修会での講演にフィードバックします。
田老トンネルの業務終了後、宮古駅から山田線で盛岡へ。予想よりも早く業務が終了したので、盛岡駅に18:05分に到着。ホテルにチェックインした後、2012年8月に一度訪れた居酒屋に一人で向かいました。大変に食事がおいしかったのを覚えていたからです。岩手の料理と、南部美人の純米吟醸に舌鼓を打ちました。そして、全くの偶然なのですが、隣の席に座られた年配の男性が、私の住んでいた神奈川県の自宅の至近距離の方で、しかもその日の行先も同じ田老(傾聴ボランティアをされていた)、しかもしかも兵庫県の高砂に4年半住まれていた(私の生まれ育った明石の至近)、と単なる偶然と思えないご縁を感じ、話が異様に盛り上がり、3時間くらいお話ししていました。今後も必ずどこかでお会いできるかと思います。
幸せな気分で久しぶりにぐっすり寝ました。
2/1(土)。5時ごろに起床。ゆっくりといろんなことをしながら準備をし、7:57発のはやて号にて首都圏へ。このブログの記事を書いています。共同研究の報告書の作成等、急ぎの仕事もいくつかあるのですが、まあゆったり構えて参りましょう。浦和の実家に立ち寄って、昼食を食べて、午後は東大で示方書勉強会。ごくごく少人数ですが、各自が最前線の研究の発表をして、濃厚に議論したいと思います。私も、自分自身の研究の紹介やフランスで見てきた建築物、構造物の紹介などもしたいと思います。
さて、二週間の日本出張の中盤にさしかかっています。
二週間の日本出張は、もちろん研究三昧ではあるのですが、私の大切な方々に会う旅なのだな、と改めて感じます。もちろん、今回の出張でお会いできない方々もおられるのですが、とてもたくさんの大切な方々とお会いして、たくさんお話しして、私も元気になり、皆さんも元気になります。その結果、いろんなプロジェクトがぐいぐいと前進すれば幸いです。