細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

本気

2014-02-02 19:21:18 | 教育のこと

「マネジメント」に関する講演を依頼され、ある会合での講演で話した時に、「マネジメントとは本気でやることである。本気で問題を解決することである。」と話したことがあり、今でもそう思っています。

常に「本気」でやってはいるのですが、今日は学生との研究ミーティングが連続し、特に地域防災の研究をやっている学生たちに対しては、「本気」でやることの重要性をいろんな観点から説明しました。本気でやっていない防災授業など何の効果もないし、本気でメッセージを伝えようとしないと何事も動かない。何事も本気でやる必要はありますが、特に人が関与する問題については本気度が非常に重要になります。

昨日、2/1の示方書勉強会はいわゆるプロの勉強会でしたが、そこでももちろん本気です。プロであれば、本気について説明するまでもなく、皆本気になります。

今日は学生が相手です。本気にさせることも私の仕事の一つです。本気になる必要もないしょーもない研究テーマであれば別ですが、私はすべてのテーマに対して本気でやっている。人間は本気になればとんでもない能力を発揮します。いかに人間のやる気を引き出すか、がマネジメントの重要なポイントであり、引き出す手法はいろいろあるとは思いますが、私はとにかく相手に本気で対峙するしかないと思っています。

さすがに私も学生との年齢は開いてきていますが、結局は本気で直球勝負で行くしかない。相手が響いてくれない場合は、どちらのせいかは知りませんが、響かない相手にケアする余裕はこちらにはありません。まだまだ多くの学生が響いてくれるので、響いてくれる学生を伸ばしていくしかない。

今日は、久しぶりの大学での時間で、学生と接することの難しさを感じました。今日で感覚を取り戻したので、明日以降、問題はないと思います。ですが、やはり若者、子どもたちを育てるということは大変な仕事であり、通常とは異なる感性が必要だな、と改めて感じました。答えは「本気」なのですが、8名の学生たち(2名の留学生含む)に本気に接するのは、容易なことではありませんでした。

明日は、300人の大人を相手に、本気で行きますよー。