小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

美談

2013-06-10 18:15:40 | 日記
           美     談 
 10年以上前の話になりますが、現職の市長をしていたある市のT・Eさんが、妻の介護のために市長を辞職したという報道があった。
「市長に代わりがいるが妻には自分の代わりがいないから」というのが辞職の理由だった。
美談として報道されたようだが、自分の市の職員にも、家族が要介護になったら退職を勧めるだろうか?
市長としての責任は、要介護状態の家族がいても誰もが安心して働き続けられる仕組みづくりにあると思う。
自分が率先して辞めるようでは、自分の自治体に家族介護に代わる安心の仕組みがないということを、自ら認めているようなものだ。
(上野 千鶴子著 「男おひとりさま道」 文春文庫 P39より。)
そういえば、職務上つごうが良くない事情が出来(しゅったい)して、退職する大義名分を考えてたんだろうよ、という穿った話も仄門した。
「美談」なんて、悲しいかなそんなにあるものではない。
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他人の不幸

2013-06-10 13:32:49 | 日記
         他 人 の 不 幸
 隣の貧乏蜜の味。 他人の不幸はカモの味。 と言います。
よその火事やカンカは大きい方が面白いとも言います。
北朝鮮の拉致被害者問題に対し、国民は拉致被害者に同情を寄せるとともに、北朝鮮はケシカランとは言ってるものの、加熱する報道番組では見ている者の深層心理としては「自分に関係のない他人の不幸」に対して、一種加虐的快感に浸っているのではないかを思います。
「渡る世間は鬼ばかり」というTVドラマはイジメ役とイジメられ役が適度に配されていて、適度のサディズム(加虐性)とマゾフィズム(嗜虐趣味・・しぎゃく・・虐げられることに快感を覚える一種異常な心理)を満喫させているのではないかと思います。
こういうドラマは心理学的にみると不健康の極みなんでしょうが、民衆がそういうものを求めるから、「人気番組」として高い視聴率を誇ることになる。
健全であることよりも不健康であることの方が、世に受け入れられるという左証でもあるのでしょうか。
まじめな議論・建設的な問題議論よりも、世間を騒がせる「問題発言」をこれでもか、これでもかと繰り返す「政治家」が注目され・人気を博しているのも、一種不健全は社会(群衆)心理ではないでしょうか。
さて、もし、自分が何らかの不幸に見舞われたら、たとえ友人といえども、また、いくら親しい間柄であっても心底からの支援はしてくれないものだと思う。
むしろ興味本位で見られていると思っていた方が安全でしょう。

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科学

2013-06-10 13:02:23 | 日記
             科     学
 科学的といえば理論的で正論である左証のように考えれますが、決して化学が万能ではありません。
科学の「科」はトガと読みます。  国語辞典によると「科」は法律上当然責められる非行・または過ちとあります。
薬物と同様「科学」の用法・容量を間違うと大変なことになる。
一方、化学の方の「化」はバケルという意味です。
つまり、化けてごまかすインチキ学問ということになります。
科学的な理論や化学現象にも懐疑の目を向ける必要があります。
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