26.12.26 手 慰 み NO.646
時代劇などでヤクザ風の男が旅の商人や武家の暇人に対して「だんな 一つ手慰みに・・」などと言って、さいころ賭博のマネをしてバクチ場に誘うシーンが
あります。 「手慰み」は退屈凌ぎから転じて「バクチ」と言う意味があります。
ほとんどがインチキ賭博なのですが、ほんの退屈しのぎのつもりで誘いに乗ったら、スッテンテンの丸裸にされて、下手をすると女房や娘を遊里に売り払わ
なければならないハメになる。
ところで、今やアベノミクスが功を奏した証拠と言って、株価の上昇がもてはやされている感がありますが、こんなのもイカサマ博打と同じようなもの、週刊誌
などでもちょうちん記事を書いて平均株価は2万円は確実などと煽っています。 確かに一時的には2万円になるかもしれませんが、「株」を買うのも売るの
も手数料を取られ、もうけが出れば税金を払わなければなりませが、損をしても誰も「補填」をしてくれません。
株で儲けて家を建てたというような話はあまり聞きませんが、失敗して首を括ったというようなお話は枚挙にいとまがありません。
手慰みには、少々の宝くじくらいにしておかれる方が安全でしょう。