30.12.23 センチの争い NO.2115
自分が所有している土地と隣地の土地境界線が、自分が思っていた
よりも例え1Cmであっても自分に不利になった場合は、にわかに同
意できませんよね。
それは、たとえば広大な土地を持っている大地主だって同じことです。
そのために、土地の境界点に自他を区別する「境界標識」を打設する
のです。
ところが、市の道路工事などを行う場合に工事関係者は、無神経にこ
の境界識を撤去して、工事が終わっても誰も復元しないのです。
つまり、隣地境界が判らなくなってしまうのです。
そのために、後日になって隣地所有者との間に無用のトラブルが発生
しているのです。 お互い、裁判をしてでも決着をつけたいと考える
ため、多くの裁判が提訴されているのです。
たった1~2センチのことを争うのですから「センチの争い」といいま
す。市がちゃんと境界標識を元の位置に復元していたら、起こらない
のにです。 こういう争いを「センチの争い」といいます。