29.09.10 杖 NO.1643
歩くことで起きるトラブルに転倒があります。 特に高齢者の場合は転倒して骨折すれば寝
た切りになることから、転倒を恐れるあまり歩かなくなる傾向があります。 筋力低下で歩行
が苦になると杖を使うことがお勧めです。
失敗しないように事前に準備することを「転ばぬ先の杖」と言いますが、これは「転倒して骨
折してから」杖を使うのではなく、高齢になったら杖を使って転倒を防止することを指します。
杖を使ったら杖に頼って足の筋肉が弱ってしまうと考える人がいますが、そうではありませ
ん。 杖には曲がってしまった背中を伸ばす働きがあります。
痛みがある場合には、杖が足にかかる負担を分散し軽減することで痛みを和らげたり、痛
みのある部分を安静にする効果もあります。
ワンマン首相だった吉田茂は歩行困難のためではなく、護身のためと英国流のお洒落とし
て杖を使い、同時に腰が曲がらない・背筋をしゃんと伸ばして歩くことを実践した結果、当時
としてはめずらいしい長寿の89歳まで生存しました。 「転ばぬ先の杖」をどうぞ
「百歳まで歩く」(正しく歩けば寿命は延びる) 田中 尚喜著 を参考人にしま した。
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