名変

　　　　　　　　　　　　　名 変（めいへん）　　　　　　ＮＯ.296
「しのぶ」という名はついてなかったわ、「なぎさ」という名も不幸だったわ、浜の酒場に戻ってきたことを「あきこ」という名でお知らせします。
私の名前が変わります。　(名義変更)です。
小林　旭の「昔の名前で出ています」の裏バージョン「わたしの名前が変わります」の歌詞です。
普通、男性の名前が変わることはあまりありませんが、女性の名前は時として変わるのです。
確か、去年は「松ちゃん」(松本さんの愛称)と呼ばれていたのに、久しぶりに行ったカラオケスナックで見覚えのある女性が、今年に入って「岡ちゃん」と呼ばれている。
聞いてみると「わたし結婚してん！」お相手は「繊維シテイの社長(岡田)さん」だとか、だから「岡ちゃん」になった・・・。
女性４８歳が危ない。　　子育てが終わり、パートに出てちょっとお小遣いと時間ができて、亭主は仕事人間で帰宅はいつも「午前さん」最近では夫婦の会話もない状態。
友達に誘われて行ったカラオケで、歌はうまいと褒められて拍手喝采、若い・きれいと褒められて、すっかりハマッテ病みつき。
これからの「女の人生」こんな退屈なままでいいんだろうか？
私にも残る人生をもっと楽しく生きる「権利」がある・・・と思い出したら止まらない。
・・・続く。