28.02.06 鎖 国 NO.1061
1690年(元禄3年)に来日したドイツ人ケンベルは、日本の「鎖国」を高く評価しています。 当時のドイツ
は宗教戦争に陥り30年間も国土は荒廃し・経済は疲弊し・ペストが流行して人口は急激に減少し・魔女狩
りと称して異端者を粛清し、まさに集団ヒステリー状態だった。
その点日本は、親が貧しくて育てられない子を役人が育てることを義務化し・囚人の待遇を改善し・社会的
弱者や貧者の救済政策を樹てるなどして、活気ある国内経済を有し・潤沢な田畑に恵まれ・生活必需品は
潤沢にあり・国民は道徳・教育・技芸・立居振舞いなど、世界のどの国よりもすぐれていて、かつ、世界に稀
なほどの長期にわたって平和と幸福を享受している。
鎖国は、異国の悪徳・貪欲・暴力などから国民を守るもっとも有効な手段である・・・と
今さら鎖国が良いと言ったってにわかに賛成はし難いですが、TPP等の国のありようを激変させるような政
策を実施しようとするならば、せめてもう少し時間をかけて、国民のコンセンサスをン得る必要があることだ
けは断言できる。
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