31.02.02 平成30年 NO.2164
先般亡くなられた堺屋 太一というひとが、平成14年に書いた作品に
「平成30年」と言うのがありました。大層分厚くって読むのに20時間
ほどかかりました。 平成30年にはこうなっているであろうという予言
みたいなものでしたが、当時全く馬鹿ばかしくって、読んだ時間を弁償
してほしいくらいの作品でした。
事実、彼が予言したような社会にはなっていません。
堺屋太一にはいつも期待を裏切られます。
それでも、読書はたまたま読んだ図書がくだらないものであっても、時
の流行作家がこんなくだらない作品しか書いていないという事実を知る
だけでも読書の意義がある・・・というような意見を、今や「時の人」
みたいな存在の池上 彰氏が言っています。
良い図書に巡り合えるのは、愚書を含めいかに多くの図書を手にとるかに
かっている・・とも言っています。
*わかりやすさの罠」 池上 彰 著 より
最近読んだ本で読み応えがあった本は、
*「認知症鉄道事故裁判」高井 隆一著 でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます