同類

　　　　　　　　　　 同　　　　　　類　　　　　ＮＯ.210　
「朱に交われば赤くなる」とか「友は類をもって集まる」などと言われます、橋下市長が任命した民間人出身校長や区長が、セクハラ行為をしたり不適切発言を繰り返して、顰蹙を買っています。
マスコミはおおむね維新会に対して好意的ないしは遠慮勝で、あまり深くは追及されませんが、ハエが集（たか）るのは、臭いところと相場は決まっています。
いかがわしい思想の親分の元に集まる子分も、そういう意味では面妖な連中が多いのではないでしょうか？
腐ったリンゴを１個入れると、たちまち箱の中のほかのリンゴも腐ると言われます。
腐った校長や区長を教育や役所の行政の現場に入れると、市の教育も行政もめちゃめちゃに腐り、取り返しがつかないようなハメになりませんか？
「官」が悪くて「民」が良いんだという考え自体、ちょっとピントが「ズレ」ていませんか？
行政・警察・消防・裁判所・医療・福祉・まして「教育」は民営化などすべきものではありません。

事始め

　　　　　　　　　　　　　事　　　始 　め　　　　　NO．209
　一般には仕事はじめのことで、官庁では１月４日を「御用始め」と称していますが、花柳界（京都の祇園など）とか芸能界（歌舞伎会）、その他の芸事（生け花・日本舞踊など）の世界でも「事始め」の日を旧歴の１２月１３日としています。
ヤクザの社会でもそのようでして、その際に上納金を納めなければならないのですが、こんな不況のご時世のことなかなかお金が集まらないところから、年末には手っ取り早くお金になる、堅気を狙った当たり屋などの際どいシノギ（経済活動）をする。
これから年末にかけては、窃盗や切羽詰まった誘拐・自動車の当たり屋など荒っぽい犯罪が展開されますから、高齢者の皆さんは余程の注意をしていただく必要があります。
不審な車に前後を挟まれるようなことになったら、迷わず車を路肩に止めて運行しないようにしましょう。
ヤバイと思ったら迷わず１１０番すればよろしい。
多少の大げささがあっても、身を守るためです。　　税金を払っているのです。　警察を存分に活用しましょう。

近親相姦

　　　　　　　　　　近　　親　　相　　姦　　　　ＮＯ.208
　イスラム教のことはよく解りませんが「お金がお金を産む」ことを禁じているようです。
それはあたかも近親相姦（によって子供を産んではいけない）を禁じる倫理観に等しいようです。
資金を出し合ってそれを資本として事業を起こし、社会が必要とする製品などを製造することは良いとして、その会社の「株」を売買して金儲けをするというようなことは、反道徳的としてご法度なのでしょう。
「株」そのものはなんにも創造しない。　お金自身もそうです。
それを売買したり（貸し借りを）しても、だれかが儲けるということは、その分誰かが損をする、つまり、他人の痛みの上に生じる所得は「悪」という理屈なのでしょう。
我が国では株をさらに変身させて「投資信託」などの紙切れを使って投資（バクチ？）をすることさえ合法的となっていますから、イスラム圏から見ればなんと反道徳的・反倫理的に映るのではないでしょうか？
資本主義社会は毒され腐れ切っている、アメリカの資本主義は世界の人民（特にイスラム圏）の痛みの上に成り立っていると思っているビンラデンによって、９.11事件は引き起こされました。
これは、彼自身にとってはアメリカを中心にした資本主義社会は悪魔のシステムで、そんな社会に対して一矢を報いるためのやむにやまれぬ命がけの義挙だったのかもしれません。
のちに、アメリカのネズミ講「リーマンブラザーズ」が崩壊した背景には、
イスラムの思想の是非（善悪）は別にして、このような事件や思想が影響しているのではないかという感じがします。

秘密保護法

　　　　　　　　　　　 秘 密 保 護 法 ＮＯ.207
　フルチチョフが首相だった旧ソ連時代。　　　ある男が「フルシチョフはアホだ」と言ったところ、秘密警察（ＫＧＢ）に逮捕された。
その容疑は「国家機密漏洩」だった。　　つまり、フルシチョフがアホだということは国家の最高機密だということだった。
ところで、安倍総理は子供の頃勉強ができないので、東大卒（でのちに衆議院議員になった）平沢　勝栄に家庭教師をしてもらっていたが、晋ちゃんがあまりに覚えが悪いので「お前アホちゃうか！？」と勝栄が物差しで晋ちゃんの頭をパチンとたたいた。
そんなことはみんな知っていますが、もし誰かが「晋ちゃんは勝栄」に頭をたたかれた」ってしゃべったら、国家機密違反で逮捕されるのかもしれない。
つまり、晋ちゃんがあまり頭がよくないということは、公然のひみつであっても、それは国家機密であってみだりに漏洩してはいけないこととして処罰されることになるのかもしれません。
「秘すれば顕（あらわる）と言います。　　つまり、隠そう隠そうとすればするほど露見するものですから、なまじ隠し事を造らない方が健全なのではないでしょうか？
阪急ホテルグループの食品偽装だって、隠してたから露見したのであって、もっと早い段階で隠し事を誰かが開示していたら、こんなに大騒ぎにはならなかったかもしれません。
秘密保護法を作るより「秘密開示促進法」を作った方が世の中明るくなるのではないでしょうか？

豊かさ

　　　　　　　　　 豊 か さ　　　　　　　　　ＮＯ.206
　顧みますと国民の生活レベルは豊かになったものです。
中古車１台買うのに四苦八苦していたのに、今や一家に２台なんてことも珍しくなくなっています。
お頭（かしら）付の刺身用の鯛だって、一匹を丸ごと買ってきて食卓に並べることだってできるのも、各室にテレビを設置したり冷暖房をしたり、指一本でユニットバスにお湯を満タンにしたりなどなど。
それが普通のサラリーマンにだってできるというのは、素晴らしいことではありませんか。
なぜこうなったのかと考えますと、それは技術が発達して製造コストが下がったことが大きな理由ではないかと思います。
でも、近年はそういう技術の方はあまり伸び代（しろ）がなくなってきて、それでも限りなく安くしなければならないんだというようなプレシャーが企業側にあって、技術革新でコストが下げられない分人件費をカットするようになっているのではないでしょうか？
ものの価格が安くなるのは一面では良いことのようですが、人件費をカットしてモノの値段を下げるという方法では、いずれまわりまわって自分たちの人件費もカットされることになり、ものを買うゆとりがなくなってしまいます。
そういう現実が目の前に現れてきています。　　派遣社員・非正規社員などの形で身分と収入が不安定な人たちがそれで、今までの普通の平均的な生活が維持できないという現実に直面しています。
人件費を下げてまでものの値段を下げることは、自分で自分の首を絞めるようなものではないでしょうか？