30.12.26 センチの争い4 NO.2118
土地の境界標識をみだりに撤去した者は、刑法262条の2（境界
標識損壊罪）で5年以下の懲役ということになっているのです。
それほどに重大なものなのです。
なのに、公共事業の名のもとにお構いなしに、片っぱしから撤去
し紛争の種をまき散らしている現状は憂〃しき問題です。
ところが、刑法で犯罪となっているこの「事件」を警察に刑事告
訴すればどうでしょうか？
先ず、受け付けてくれないでしょう。 警察は目の前で人が殺傷
されたり、窃盗事件があるなど世間の耳目を集めるような事件し
かとり扱わないのです。
市役所はどうでもいいようなことをチンたらチンたらやってない
で、こういう問題に真摯に取り組んでいただきたい。
30.12.25 センチの争い3 NO.2117
そんなことがあったものですから「市」に対して、工事を行う場合に
は、土地の境界標識をきちんと元の位置に復元するように書面で抗議を
しました。 20年ほど前です。
その時には担当課長が来てお詫びと今後そのようなことがないように注
意しますという反省の言葉を聞きました。
ところが、最近また道路工事があって道路側溝を撤去し（土地境界標識
を撤去）したのち、工事が終わって全くそのような配慮がされません。
頭に来ましたが電話を入れると、担当者が、面倒臭いそうにやって来て
復元しましたが「ちょっとたるんでる」と思ったので、この問題を市議
会で取り上げてもらうようにと思って、市会議員に申し渡したところ。
「市に言っておきました」というだけでその後なんの音沙汰もない。
市会議員なんて普通のサラリーマンの倍ほどの報酬をもらっていますが
「屁」みたいなもの、市会議員なんて「猿」でもできる。
30.12.24 センチの争い２ NO.2116
私は不動産取引を「業」としていましたので、このセンチの争いを
3度経験しました。
市が道路工事を行った際に、境界標識をやむなく撤去しなければなら
ない場合には、工事完了後は速やかに標識を元の位置に復元しておれ
ば、争わずに済んだものでした。
裁判をすれば2～3年かかりますし、裁判の手続きを弁護士に依頼すれ
ば100万円はかかります。 また、土地確認訴訟には双方が折れあっ
て「和解」するという便法はありませんから、泥沼の紛争になるのが
常です。 公共事業は、やってやるんだから「そこのけそこのけ」みた
いに傍若無人にやらないでほしい。
30.12.23 センチの争い NO.2115
自分が所有している土地と隣地の土地境界線が、自分が思っていた
よりも例え１Cｍであっても自分に不利になった場合は、にわかに同
意できませんよね。
それは、たとえば広大な土地を持っている大地主だって同じことです。
そのために、土地の境界点に自他を区別する「境界標識」を打設する
のです。
ところが、市の道路工事などを行う場合に工事関係者は、無神経にこ
の境界識を撤去して、工事が終わっても誰も復元しないのです。
つまり、隣地境界が判らなくなってしまうのです。
そのために、後日になって隣地所有者との間に無用のトラブルが発生
しているのです。 お互い、裁判をしてでも決着をつけたいと考える
ため、多くの裁判が提訴されているのです。
たった1～2センチのことを争うのですから「センチの争い」といいま
す。市がちゃんと境界標識を元の位置に復元していたら、起こらない
のにです。 こういう争いを「センチの争い」といいます。
30.12.22 パ ワ ハ ラ NO.2114
「オヤジみたいなよ～ 酒飲みなんか ならぬつもりが
なっていた・・・」 望郷酒場 ・・・千昌夫 「この親
にこの子あり」とも言います。つまり、子は親（の悪い所）
に似るものです。
今年多発したハラスメント事件は、庶民が権力者の所作を
まねているからにほかなりません。
法や民意を無視した辺野古の工事強行、良識派だろうと少
しは期待した河野外相の傲慢答弁などは、すり替えよりも
タチが悪い。
高速道路の悪質な「あおり運転」なども、国の支配層の道
徳的堕落と無関係だとは思えません。 強いもの・悪いも
のほど蔓延ります。つまり、卑劣な弱いものイジメなんです。
「法律は弱いものを絡め捕り、強いものはこれを破る」
1票の格差歴然の無効選挙で政権を潜脱した、1強独裁政治
体制が続く限り、ハラスメントは無くならない。
