R.05.02.24 先 生2 NO.3707
O先生は税理士でした。 国立大学を出て大企業の幹部候補生として採用されましたが、零細企業を食い物にす
る資本主義に矛盾を感じて退職し、民主商工会の事務局長になりました。
零細企業の育成に心血を注ぎ、会員に慕われる名事務局長でしたが、当時はまだ税理士の資格を取っていなかった
ので、運動に限界を感じて50歳を過ぎてから税理士試験に挑戦しました。
大好きなお酒もセーブしての勉強は大変だったと思います。
さすが頭がいいのでしょう、一発で合格し以来私も面倒を見てもらいました。
バブルがはじけてどうしても1000万円が必要になった時、O先生はその1000万円の都合をつけてくださった。
もしあの時のあの1000万円がなかったらたら、自分はどうなっていたか知れません。
ご冥福得をお祈りするばかりです。